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公開番号
2025033430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139145
出願日
2023-08-29
発明の名称
インバータ
出願人
日産自動車株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250306BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータハウジング内に配置されたインバータの小型化する。
【解決手段】モータハウジング内に配置されるインバータが提供される。このインバータは、モータ軸に直交する複数の層からなるとともに、モータ軸端部に対向して配置される電子基板と、電子基板の外周上に設けられた複数のパワー半導体素子とを備える。電子基板の複数の層は、Pパタンと、Nパタンとを備える第1層と、Pパタンに接続するP中継パタン及びNパタンに接続するN中継パタンの少なくとも一方と、モータのU相、V相、W相にそれぞれ接続するUパタン、Vパタン、Wパタンとを備える第2層とを含む。Pパタンは、正極側ラインとパワー半導体素子に、直接またはP中継パタンを経由して接続し、Nパタンは、負極側ラインとパワー半導体素子に、直接またはN中継パタンを経由して接続し、Pパタン及びNパタンは、パワー半導体素子を介してUパタン、Vパタン及びWパタンに接続する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電源とモータとに接続されるとともに、前記モータを収容するモータハウジング内に配置されるインバータであって、
前記モータのモータ軸に直交する複数の層からなるとともに、前記モータのモータ軸端部に対向して配置される電子基板と、
前記電子基板の外周上に設けられた複数のパワー半導体素子と、を備え、
前記電子基板の複数の層は、
前記電源の正極側ラインと前記パワー半導体素子とを接続するためのPパタンと、前記電源の負極側ラインと前記パワー半導体素子とを接続するためのNパタンとを備える第1層と、
前記Pパタンに接続するP中継パタン及び前記Nパタンに接続するN中継パタンの少なくとも一方と、前記モータのU相、V相、W相にそれぞれ接続するUパタン、Vパタン、Wパタンとを備える第2層とを含み、
前記Pパタンは、前記正極側ラインと上アームを構成する前記パワー半導体素子の第1端子に、直接または前記P中継パタンを経由して接続し、
前記Nパタンは、前記負極側ラインと下アームを構成する前記パワー半導体素子の第2端子に、直接または前記N中継パタンを経由して接続し、
前記Pパタン及び前記Nパタンは、前記上アームを構成する前記パワー半導体素子の第2端子及び前記下アームを構成する前記パワー半導体素子の第1端子とを介して前記Uパタン、前記Vパタン及び前記Wパタンに接続する、
インバータ。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のインバータであって、
前記Uパタン、前記Vパタン、前記Wパタンは、前記モータのU相、V相、W相に接続する端子が前記電子基板の外周から突出している、
インバータ。
【請求項3】
請求項2に記載のインバータであって、
前記電子基板は、銅基板であり、
前記モータのU相、V相、W相に接続する端子は、前記Uパタン、前記Vパタン及び前記Wパタンと同一の部品である、
インバータ。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載のインバータであって、
前記モータハウジングは冷媒が流れる冷媒流路を備え、
前記第1層は、前記Pパタン及び前記Nパタンと前記パワー半導体素子との接続部が前記電子基板の外周縁上に位置し、
前記第2層は、前記Uパタン、前記Vパタン及び前記Wパタンが、前記電子基板の外径側に周状に位置し、前記P中継パタン及び前記N中継パタンは、前記Uパタン、前記Vパタン及び前記Wパタンよりも前記電子基板の内径側に位置し、前記Uパタン、前記Vパタン及び前記Wパタンと前記パワー半導体素子との接続部が前記電子基板の外周縁上に位置し、
前記パワー半導体素子は、前記冷媒流路に当接する、
インバータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インバータに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータシステムを小型化するため、モータハウジング内のモータ軸端上にインバータを配置する構造が知られている。
【0003】
特許文献1には、円筒形状のモータの軸端上に多相インバータ回路を配置した、インバータモジュールが開示されている。このインバータモジュールでは、各相インバータ回路をモータ軸に対して周方向に配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-116840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のインバータモジュールは、U相、V相、W相のバスバをモータの軸周辺から取り出し、3つのバスバを重ねた構造にしている。このため、バスバの厚さや、バスバ間の絶縁材または絶縁距離分だけスペースが必要となる。即ち、モータ軸端上にインバータを配置しても、インバータとモータ各相とを接続する強電配線によりインバータが大型化し、モータシステムを十分に小型化できない虞がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みたものであり、モータハウジング内に配置されたインバータの小型化を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、電源とモータとに接続されるとともに、モータを収容するモータハウジング内に配置されるインバータが提供される。このインバータは、モータのモータ軸に直交する複数の層からなるとともに、モータのモータ軸端部に対向して配置される電子基板と、電子基板の外周上に設けられた複数のパワー半導体素子とを備える。電子基板の複数の層は、電源の正極側ラインとパワー半導体素子とを接続するためのPパタンと、電源の負極側ラインとパワー半導体素子とを接続するためのNパタンとを備える第1層と、Pパタンに接続するP中継パタン及びNパタンに接続するN中継パタンの少なくとも一方と、モータのU相、V相、W相にそれぞれ接続するUパタン、Vパタン、Wパタンとを備える第2層とを含む。Pパタンは、正極側ラインと上アームを構成するパワー半導体素子の第1端子に、直接またはP中継パタンを経由して接続し、Nパタンは、負極側ラインと下アームを構成するパワー半導体素子の第2端子に、直接またはN中継パタンを経由して接続し、Pパタン及びNパタンは、上アームを構成するパワー半導体素子の第2端子及び下アームを構成するパワー半導体素子の第1端子とを介してUパタン、Vパタン及びWパタンに接続する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、モータ軸端部に対向して配置される電子基板の複数の層は、電源の正極側ラインとパワー半導体素子とを接続するためのPパタンと、電源の負極側ラインとパワー半導体素子とを接続するためのNパタンとを備える第1層と、Pパタンに接続するP中継パタン及びNパタンに接続するN中継パタンの少なくとも一方と、モータのU相、V相、W相にそれぞれ接続するUパタン、Vパタン、Wパタンとを備える第2層とを含む。また、Pパタン及びNパタンは、上アームを構成するパワー半導体素子の第2端子及び下アームを構成するパワー半導体素子の第1端子とを介してUパタン、Vパタン及びWパタンに接続する。このように、PパタンとNパタンを電子基板の第1層に、P中継パタン及びN中継パタンの少なくとも一方と、Uパタン、Vパタン、Wパタンとを電子基板の第2層に配置しているため、電子基板のスペースを有効活用して、電子基板内で上下に配線を接続することができる。これにより、モータの各相とインバータとを電子基板の2層で接続することができ、モータハウジング内に配置されたインバータを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、各実施形態に共通するインバータを含むモータシステムの回路図である。
図2は、インバータの配置を説明する図である。
図3は、電子基板の第1層及び第2層を示す図である。
図4は、インバータに電流が流れる場合の流れ方向の例を示す図である。
図5は、インバータに電流が流れる場合の流れ方向の例を示す図である。
図6は、第1実施形態の変形例によるインバータにおける電子基板の第1層及び第2層を示す図である。
図7は、第2実施形態における電子基板の第1層及び第2層を示す図である。
図8は、インバータに電流が流れる場合の流れ方向の例を示す図である。
図9は、インバータに電流が流れる場合の流れ方向の例を示す図である。
図10は、第3実施形態における電子基板の第1層及び第2層を示す図である。
図11は、第3実施形態の変形例における電子基板の第1層及び第2層を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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