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公開番号
2025033268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138863
出願日
2023-08-29
発明の名称
蓄圧式燃料噴射制御装置
出願人
ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
,
ROBERT BOSCH GMBH
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02D
41/22 20060101AFI20250306BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】 フローリミッタが閉弁したことを検出する。
【解決手段】 インジェクタ10と、コモンレール5と、高圧ポンプ3と、高圧ポンプ3の燃料圧送量を調節する流量制御弁30と、コモンレール5からインジェクタ10へ供給される燃料の流量が過大となった時に閉弁するフローリミッタ50と、コモンレール内の燃料の圧力を検出するレール圧センサ15と、電子制御ユニット9と、を備えた蓄圧式燃料噴射制御装置1において、電子制御ユニット9は、流量制御弁30によりレール圧を制御するレール圧制御部900と、インジェクタ10の燃料噴射を実行する燃料噴射制御部902と、予め定められた検査点に対応する制御量で燃料噴射を行う指示部906と、検査点に対応する制御量で燃料噴射が行われた際の流量制御弁30の通電波形に基づきフローリミッタ50が閉弁したか否かを判定する判定部910と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの燃焼室へ燃料を噴射するインジェクタ(10)と、
前記インジェクタ(10)へ前記燃料を供給するコモンレール(5)と、
前記コモンレール(5)へ前記燃料を圧送する高圧ポンプ(3)と、
前記高圧ポンプ(3)による前記燃料の圧送量を調節する流量制御弁(30)と、
前記コモンレール(5)から前記インジェクタ(10)へ供給される前記燃料の流量が過大となった時に閉弁し、前記供給を停止するフローリミッタ(50)と、
前記コモンレール内の燃料の圧力であるレール圧を検出するレール圧センサ(15)と、
電子制御ユニット(9)と、
を備えた蓄圧式燃料噴射制御装置(1)において、
前記電子制御ユニット(9)は、
前記レール圧が目標レール圧となる様、前記流量制御弁(30)を制御するレール圧制御部(900)と、
前記インジェクタ(10)に通電することにより前記インジェクタ(10)の燃料噴射を実行する燃料噴射制御部(902)と、
前記フローリミッタ(50)の閉弁判定を行うための予め定められた検査点に対応する制御量で燃料噴射を行う指示部(906)と、
前記検査点に対応する制御量で燃料噴射が行われた際の前記流量制御弁(30)の通電波形に基づき前記フローリミッタ(50)が閉弁したか否かを判定する判定部(910)と、を備え、
前記検査点に対応する制御量は、レール圧と燃料噴射量とを含む、
蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記流量制御弁(30)は、供給電流値によって燃料通過路の面積が調節可能な電磁比例式の制御弁である、請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
【請求項3】
前記判定部(910)は、前記検査点に対応する制御量で燃料噴射が行われた際、前記流量制御弁(30)に供給される電流値が所定の範囲から外れる時、前記フローリミッタ(50)が閉弁したと判定する、請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
【請求項4】
前記所定の範囲とは、前記エンジンが前記検査点で運転される時、前記流量制御弁(30)に供給される電流値が取り得る範囲である、請求項3に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
【請求項5】
前記流量制御弁(30)が、非通電時に前記燃料通過路の面積が最大となるノーマルオープン型である時、前記判定部(910)は、前記検査点に対応する制御量で燃料噴射が行われた際の前記流量制御弁(30)に供給される電流値が前記所定の範囲よりも大きい時、前記フローリミッタ(50)が閉弁したと判定する、請求項4に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
【請求項6】
前記流量制御弁(30)が、非通電時に前記燃料通過路の面積が最小となるノーマルクローズ型である時、前記判定部(910)は、前記検査点に対応する制御量で燃料噴射が行われた際の前記流量制御弁(30)に供給される電流値が前記所定の範囲よりも小さい時、前記フローリミッタ(50)が閉弁したと判定する、請求項4に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
【請求項7】
前記判定部(910)は、前記エンジンの始動時に前記フローリミッタ(50)が閉弁したか否かの判定を実行する、請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄圧式燃料噴射制御装置(1)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧燃料を蓄えるコモンレールからエンジンの各気筒に対応するインジェクタへ過剰の燃料が流れることを防止するフローリミッタを備えた蓄圧式燃料噴射制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コモンレールからインジェクタへ過剰の燃料が流れることを防止するフローリミッタを備えた蓄圧式燃料噴射制御装置が公知である。また、フローリミッタを備えた蓄圧式燃料噴射制御装置が搭載されたディーゼルエンジンも公知である。このようなディーゼルエンジンは、例えば、発電機、船舶、軌道上を走行する機関車等に利用されることがある。
【0003】
特許文献1に示されるフローリミッタは、コモンレールとインジェクタとの間に備えられ、ケーシングと、ケーシングの内部を摺動可能であり、燃料が通過可能な連通路を内部に備えた弁体と、ケーシングに形成された弁座から離れる方向へ弁体を押圧する圧縮コイルスプリングと、を備える。
【0004】
ここで、蓄圧式燃料噴射制御装置の運転中に、何らかの不具合により、コモンレールからインジェクタへ過剰の燃料が流れることがある。この場合、フローリミッタの弁体が移動し、弁座に着座することにより、コモンレールからインジェクタへの燃料の供給が停止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-027966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フローリミッタは、フローリミッタの上流側及び下流側の燃料圧力と、弁体を押圧する圧縮コイルスプリングの付勢力とのバランスにより機械的に作動する。よって、フローリミッタが作動(閉弁)した際、電子制御ユニット(ECU)がその作動を認識することができない。その結果、不具合の検知が遅れる可能性があった。
【0007】
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、電子制御ユニットがフローリミッタの閉弁を検知可能な蓄圧式燃料噴射制御装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、エンジンの燃焼室へ燃料を噴射するインジェクタ(10)と、前記インジェクタ(10)へ前記燃料を供給するコモンレール(5)と、前記コモンレール(5)へ前記燃料を圧送する高圧ポンプ(3)と、前記高圧ポンプ(3)による前記燃料の圧送量を調節する流量制御弁(30)と、前記コモンレール(5)から前記インジェクタ(10)へ供給される前記燃料の流量が過大となった時に閉弁し、前記供給を停止するフローリミッタ(50)と、前記コモンレール内の燃料の圧力であるレール圧を検出するレール圧センサ(15)と、電子制御ユニット(9)と、を備えた蓄圧式燃料噴射制御装置(1)において、前記電子制御ユニット(9)は、前記レール圧が目標レール圧となる様、前記流量制御弁(30)を制御するレール圧制御部(900)と、前記インジェクタ(10)に通電することにより前記インジェクタ(10)の燃料噴射を実行する燃料噴射制御部(902)と、前記フローリミッタ(50)の閉弁判定を行うための予め定められた検査点に対応する制御量で燃料噴射を行う指示部(906)と、前記検査点に対応する制御量で燃料噴射が行われた際の前記流量制御弁(30)の通電波形に基づき前記フローリミッタ(50)が閉弁したか否かを判定する判定部(910)と、を備え、前記検査点に対応する制御量は、レール圧と燃料噴射量とを含む、蓄圧式燃料噴射制御装置(1)が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の蓄圧式燃料噴射制御装置よれば、新たな部品を追加することなく、電子制御ユニットがフローリミッタの閉弁を検知可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る蓄圧式燃料噴射制御装置1の全体構成である。
本発明の実施の形態に係るフローリミッタ50の断面図である。
本発明の実施の形態に係る流量制御弁30の断面図である。
本発明の第1の実施の形態に係る流量制御弁30のコイルの通電波形である。
電子制御ユニット9のうち、本発明の実施に係る部分の構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施の形態に係るサブルーチンフローチャートである。
本発明の第2の実施の形態に係る流量制御弁30のコイルの通電波形である。
本発明の第2の実施の形態に係るサブルーチンフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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