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公開番号2025030589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136028
出願日2023-08-24
発明の名称トンネル用防音パネル、トンネル用防音壁組立ユニット、トンネル用防音壁組立ブロック、及びトンネル用防音壁
出願人テクノプロ株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類E21F 17/12 20060101AFI20250228BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】優れた再利用率を有するトンネル用防音パネルを提供する。
【解決手段】トンネルの坑口前に設置されるトンネル用防音壁に用いられる防音パネルであって、矩形の外周フレームと、正面及び背面に配置される一対の矩形の外板と、上記外周フレームを補強する第一ブレースと、上記一対の外板と上記外周フレームとで形成される収容空間に封入される防音材と、を含む、トンネル用防音パネル。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トンネルの坑口前に設置されるトンネル用防音壁に用いられる防音パネルであって、
矩形の外周フレームと、
正面及び背面に配置される一対の矩形の外板と、
前記外周フレームを補強する第一ブレースと、
前記一対の外板と前記外周フレームとで形成される収容空間に封入される防音材と、を含む、トンネル用防音パネル。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記外周フレームは、縦方向に延びる一対の第一外枠と、横方向に延びる一対の第二外枠とを含み、
前記第一ブレースの両端は、一端が一方の前記第一外枠に固定され、他端が他方の前記第一外枠に固定される、請求項1に記載のトンネル用防音パネル。
【請求項3】
請求項1に記載のトンネル用防音パネルと、
前記トンネル用防音パネルを、前記第二外枠側から、嵌め込むための溝部を形成する、複数の第一フレームと、
前記複数の前記第一フレームを連結する第二フレームと、
を備えるトンネル用防音壁組立ユニット。
【請求項4】
前記溝部は、複数の前記トンネル用防音パネルの嵌め込みが可能な溝幅を有する、請求項3に記載のトンネル用防音壁組立ユニット。
【請求項5】
前記トンネル用防音パネル、及び前記第一フレームを固定するための第一固定具を有する、請求項3に記載のトンネル用防音壁組立ユニット。
【請求項6】
前記トンネル用防音パネルは、前記第一外枠の近傍に、前記トンネル用防音パネルの正面から背面まで貫通する第一固定孔を有し、
前記第一フレームは、前記溝部に嵌め込まれた前記トンネル用防音パネルの第一固定孔に対応する位置に第二固定孔を有し、
前記第一固定具は、前記第一固定孔、及び前記第二固定孔に挿入するための第一挿入部を有する、
請求項5に記載のトンネル用防音壁組立ユニット。
【請求項7】
一対の請求項3に記載のトンネル用防音壁組立ユニットと、
前記一対の前記トンネル用防音壁組立ユニットの上端側及び下端側を連結する第三フレームと、
を備えるトンネル用防音壁組立ブロック。
【請求項8】
前記トンネル用防音パネルは、前記第一外枠の長手方向の長さが異なる、第一トンネル用防音パネル、及び第二トンネル用防音パネルを含み、
前記第一トンネル用防音パネルの縦方向の長さは、前記第二トンネル用防音パネルの縦方向の長さより長く、
前記トンネル用防音壁組立ブロックは、
幅方向に2枚の前記第一トンネル用防音パネルを嵌め込むように構成された前記トンネル用防音壁組立ユニットを備える第一組立ブロックと、
幅方向に2枚の前記第二トンネル用防音パネルを嵌め込むように構成された前記トンネル用防音壁組立ユニットを備える第二組立ブロックと、
幅方向に、1枚の前記第一トンネル用防音パネルを嵌め込むように構成された前記トンネル用防音壁組立ユニットを備える第三組立ブロックと、
を含む、請求項7に記載のトンネル用防音壁組立ブロック。
【請求項9】
幅方向の両端に配置される前記第一フレームが、扉を装着するための扉装着部を有する、請求項8に記載のトンネル用防音壁組立ブロック。
【請求項10】
前記一対の前記トンネル用防音壁組立ユニットの間を補強する第二ブレースを含む、請求項7に記載のトンネル用防音壁組立ブロック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル用防音パネル、トンネル用防音壁組立ユニット、トンネル用防音壁組立ブロック、及びトンネル用防音壁に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
トンネル工事における発破音等の騒音を低減するため、トンネルの坑口前に、トンネル用防音壁が設置される。近年、持続可能な開発目標(SDGs)の12番の達成に向け、再利用可能なトンネル用防音壁の開発の重要性が高まっている。また、トンネル工事の、規模、作業内容、及び周辺状況等により変化する、トンネル用防音壁に対する顧客ニーズへの柔軟な対応が求められている。
【0003】
特許文献1には、トンネル用防音壁の設置に用いられる、小壁部材を備えるブロック状の組立ユニット(以下、「トンネル用防音壁組立ブロック」と称する)が開示されている。特許文献1に記載のトンネル用防音壁組立ブロックは、トンネル工事完了後に再利用が可能である。また、特許文献2には、遮音パネル(以下、「トンネル用防音パネル」と称する)を嵌め込むための溝部を有する鋼製フレームを備える遮音壁ユニット(以下、単に「トンネル用防音壁組立ユニット」と称する)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-138393号公報
特開2005-195776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、特許文献1のトンネル用防音壁組立ブロックに、特許文献2の溝部を有する鋼製フレームを組み合わせれば、トンネル用防音パネルの変更が可能で、且つトンネル工事完了後に溝部から引き抜いたトンネル用防音パネルを再利用できる、トンネル用防音壁組立ブロックが提供できると考えた。しかしながら、トンネル用防音パネルは、車道や鉄道等の騒音対策で用いられる防音パネルより、自重が重く、且つ厳しい使用環境で使用される。そのため、上記技術の単なる組合せでは、トンネル用防音パネルに歪みが発生し、再利用ができない場合があった。
【0006】
上述のトンネル用防音パネルの歪みの原因は、トンネル用防音壁組立ブロックにおける、上記トンネル用防音パネルが嵌め込まれる溝部を有する鋼製フレームの歪に起因することが考えられた。そこで、上記鋼製フレームへのブレースの追加による、トンネル用防音壁組立ブロックの強度向上が検討された。しかし、上記ブレースを追加すると、トンネル用防音壁組立ブロック内の作業スペースが圧迫され、作業効率が低下する恐れがあった。また、上記トンネル用防音壁組立ブロックの強度向上では、トンネル用防音パネル自体の、自重による歪みは抑制できない。そのため、トンネル用防音パネルが再利用できる確率(以下、「再利用率」と称する)が、十分に向上しない恐れがあった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、優れた再利用率を有するトンネル用防音パネルを提供することを目的とする。また、本発明は、上記の優れた再利用率を有するトンネル用防音パネルが使用され、且つ顧客ニーズへの優れた対応力を有する、トンネル用防音壁組立ユニット、トンネル用防音壁組立ブロック、及びトンネル用防音壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明のトンネルの坑口前に設置されるトンネル用防音壁に用いられる防音パネルは、
矩形の外周フレームと、
正面及び背面に配置される一対の矩形の外板と、
上記外周フレームを補強する第一ブレースと、
上記一対の外板と上記外周フレームとで形成される収容空間に封入される防音材と、を含む。
【0009】
本発明のトンネル用防音パネルは、上記第一ブレースを有するため、歪みの発生が低減される。そのため、本発明のトンネル用防音パネルは、優れた再利用率を有する。
【0010】
(2)好ましくは、上記外周フレームは、縦方向に延びる一対の第一外枠と、横方向に延びる一対の第二外枠とを含み、
上記第一ブレースの両端は、一端が一方の上記第一外枠に固定され、他端が他方の上記第一外枠に固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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