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公開番号
2025030278
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135432
出願日
2023-08-23
発明の名称
中空コンクリート構造体補修用の袋体、その袋体の固定構造、及び、中空コンクリート構造体の補修方法
出願人
株式会社栗本鐵工所
,
太陽工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250228BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】中空コンクリート構造体の補修を、より容易で安価に且つ安定して行う。
【解決手段】コンクリート内に筒状を成す型枠10が埋設された中空コンクリート構造体における型枠10周囲のコンクリートの補修の際に用いられ可撓性を有する素材からなる袋体20であって、型枠10周囲のコンクリートが除去された部分に型枠10の開口部13を備え、開口部13から型枠10内に差し入れられ、その内部への流体23の充填により膨らんだ状態で型枠10周囲の開口部13に臨む部分にコンクリートが打設可能であり、筒軸直交断面における袋体20と型枠10の内面12との当接部のうち最上部のものは開口部13の縁よりも下方に位置する袋体20とした。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート内に筒状を成す型枠(10)が埋設された中空コンクリート構造体における前記型枠(10)周囲のコンクリートの補修の際に用いられ可撓性を有する素材からなる袋体(20)であって、
前記型枠(10)周囲の前記コンクリートが除去された部分に前記型枠(10)の開口部(13)を備え、前記開口部(13)から前記型枠(10)内に差し入れられ、その内部への流体(23)の充填により膨らんだ状態で前記型枠(10)周囲の前記開口部(13)に臨む部分にコンクリートが打設可能であり、筒軸直交断面における前記袋体(20)と前記型枠(10)の内面(12)との当接部のうち最上部のものは前記開口部(13)の縁よりも下方に位置する袋体。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記当接部によって前記袋体(20)は前記開口部(13)側への移動が規制され、筒軸直交断面において前記当接部を筒軸回りに沿って断続的に複数有する請求項1に記載の袋体。
【請求項3】
前記袋体(20)は、内袋(20A)と前記内袋(20A)を収容する外袋(20B)とを有し、前記流体(23)は前記内袋(20A)に充填される請求項1に記載の袋体。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一つに記載の前記袋体(20)を用い、前記袋体(20)に接続されたアンカー部(30)によって前記袋体(20)が前記開口部(13)側へ引き上げられている袋体の固定構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、中空コンクリート構造体の補修の際に用いられる袋体、その袋体の固定構造、及び、中空コンクリート構造体の補修方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
道路や鉄道等に供される橋梁や高架橋、建築物等におけるコンクリートスラブ、その他各種のコンクリート製の構造体において、その構造体の内部に中空部を設けたものがある。この種の中空部を備えた構造体を、中空コンクリート構造体と称する。
【0003】
例えば、図16に示すような高架橋の床版では、コンクリートを打設する際に、予めコンクリート打設用型枠の内部に中空の管体(以下、中空型枠と称する)と必要な鉄筋類を配置しておき、その状態で未硬化のコンクリートを流し込んで硬化させている。中空型枠として、例えば、鋼製の円筒管が用いられている。中空型枠は、型枠内に配置された受け部材上に載置され、横方向へ移動しないように固定されているとともに、適宜、浮き上がりの防止措置が施されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、中空コンクリート構造体において、中空部周囲のコンクリートが劣化した場合の補修方法として、可撓性を有する素材からなる袋体を使用する手法がある。劣化した部分のコンクリートを除去して中空部に袋体を差し入れ、その袋体に発泡ウレタンを充填し、その後、除去した部分のコンクリートを打設している。発泡ウレタンが充填された袋体が介在することで、元の中空部に相当する空間内にコンクリートが入り込むことを防止している(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-138665号公報
特開2005-146569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
中空コンクリート構造体を補修するに際し、型枠の一部に腐食等による開口部(穴)が生じている場合、あるいは、表層のコンクリートを除去する際に開口部(穴)が生じた場合、新たに打設する補修用のコンクリートが、型枠内へ流入するのを防止する必要がある。このため、特許文献2のような袋体の活用が有効である。しかし、特許文献2では、袋体の具体的な構成が不明である。また、中空コンクリート構造体の補修において、袋体の活用に際しては、その袋体を扱う際の作業の容易化と、コストの低減が望まれている。しかしながら、特許文献2には、これらの作業の容易化やコストの低減に関して具体的な開示がない。また、袋体を用いて型枠周囲のコンクリートを補修するに際し、打設したコンクリートが硬化するまでの間、型枠内において袋体の位置をいかに安定させるかという課題がある。しかし、特許文献1,2はこれらの課題やその解決方策を開示していない。
【0007】
そこで、この発明の課題は、中空コンクリート構造体の補修を、より容易で安価に且つ安定して行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、この発明は、第一の手段として、
コンクリート内に筒状を成す型枠が埋設された中空コンクリート構造体における前記型枠周囲のコンクリートの補修の際に用いられ可撓性を有する素材からなる袋体であって、
前記型枠周囲の前記コンクリートが除去された部分に前記型枠の開口部を備え、前記開口部から前記型枠内に差し入れられ、その内部への流体の充填により膨らんだ状態で前記型枠周囲の前記開口部に臨む部分にコンクリートが打設可能であり、筒軸直交断面における前記袋体と前記型枠の内面との当接部のうち最上部のものは前記開口部の縁よりも下方に位置する袋体を採用した(構成1)。
【0009】
この構成1を備えた態様において、前記当接部によって前記袋体は前記開口部側への移動が規制され、筒軸直交断面において前記当接部を筒軸回りに沿って断続的に複数有する構成を採用できる(構成2)。
【0010】
構成1を備えた態様、又は、構成1及び構成2を備えた態様において、前記袋体は、内袋と前記内袋を収容する外袋とを有し、前記流体は前記内袋に充填される構成を採用できる(構成3)。
(【0011】以降は省略されています)
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