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公開番号
2025029365
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023133949
出願日
2023-08-21
発明の名称
遅延素子及び信号遅延方法
出願人
日本放送協会
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
H10N
50/10 20230101AFI20250227BHJP()
要約
【課題】小型で遅延時間の大きい遅延素子を提供する。
【解決手段】遅延素子1は、磁壁移動型の遅延素子であり、磁性体を細線状に加工した磁性細線10と、磁性細線10に直流電流を供給する定電流源20と、磁性細線10の直上又は直下に配置され、入力される信号によって磁性細線10に磁区15を記録する記録素子40と、記録素子40と離隔して磁性細線10の直上又は直下に配置され、磁区15の検出信号を出力する検出素子50と、を備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
磁性体を細線状に加工した磁性細線と、
前記磁性細線に直流電流を供給する定電流源と、
前記磁性細線の直上又は直下に配置され、入力される信号によって前記磁性細線に磁区を記録する記録素子と、
前記記録素子と離隔して前記磁性細線の直上又は直下に配置され、前記磁区の検出信号を出力する検出素子と、を備える遅延素子。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記定電流源は、電流設定信号によって前記直流電流の大きさを変えることができる可変定電流源である、請求項1に記載の遅延素子。
【請求項3】
前記検出素子の他に、前記磁性細線の直上又は直下に、前記検出素子から離隔して1つ又は複数の検出素子をさらに備える、請求項1に記載の遅延素子。
【請求項4】
前記検出素子の他に、前記磁性細線の直上又は直下に、前記検出素子から離隔して1つ又は複数の検出素子をさらに備え、
前記定電流源は、電流設定信号によって前記直流電流の大きさを変えることができる可変定電流源である、請求項1に記載の遅延素子。
【請求項5】
前記磁性細線、前記記録素子、前記検出素子及び前記定電流源は、同じ基板上に形成されている、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の遅延素子。
【請求項6】
磁性体を細線状に加工した磁性細線に直流電流を供給し、
入力される信号によって前記磁性細線に磁区を記録し、
前記直流電流によって移動した前記磁区の検出信号を出力する、信号遅延方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁壁移動にかかる時間を利用して信号を遅延させる素子及び方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
遅延素子は、電気信号間でタイミングを合わせたり、時間差を持たせたりする処理に必要な回路素子である。例えば特許文献1には、表面弾性波遅延素子を応用したタップ付き表面弾性波遅延線装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-68500号公報
【0004】
表面弾性波遅延素子は、表面弾性波の伝搬にかかる時間を利用する遅延素子である。図7に概略を例示するように、表面弾性波遅延素子は、入力側電極901で入力端子801A、801Bから入力される電気信号Einを表面弾性波SAWに変換する。表面弾性波SAWは圧電基板700上を伝わり、出力側電極902で電気信号Eoutに変換されて出力端子802A、802Bから出力される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表面弾性波遅延素子は、表面弾性波の伝搬速度が数千m/sであることから、電気回路で構成する遅延回路に比べて大きな遅延時間を得ることができる。しかし、伝搬距離を確保する必要があり、さらなる小型化には限界があった。
【0006】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、小型で遅延時間の大きい遅延素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係る遅延素子は、磁性体を細線状に加工した磁性細線と、前記磁性細線に直流電流を供給する定電流源と、前記磁性細線の直上又は直下に配置され、入力される信号によって前記磁性細線に磁区を記録する記録素子と、前記記録素子と離隔して前記磁性細線の直上又は直下に配置され、前記磁区の検出信号を出力する検出素子と、を備える。
【0008】
また、実施形態に係る信号遅延方法は、磁性体を細線状に加工した磁性細線に直流電流を供給し、入力される信号によって前記磁性細線に磁区を記録し、前記直流電流によって移動した前記磁区の検出信号を出力する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、小型で遅延時間の大きい遅延素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る遅延素子の概略を例示する平面図である。
図1AのIB-IB線における断面図である。
入力信号を例示するグラフである。
磁性細線の一端側に磁区が形成された状態を例示する断面図である。
磁性細線を磁区が移動している状態を例示する断面図である。
磁性細線の他端側に磁区が移動した状態を例示する断面図である。
第1実施形態の変形例を例示する平面図である。
第1実施形態の変形例の外部電源との接続を例示する平面図である。
第2実施形態に係る遅延素子の概略を例示する断面図である。
実施形態に係る信号遅延方法を例示するフローチャートである。
表面弾性波遅延素子の概略を例示する平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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