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公開番号2025028261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2024220950,2021132423
出願日2024-12-17,2021-08-16
発明の名称電子機器、電子機器の制御方法、及びプログラム
出願人京セラ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 13/52 20060101AFI20250220BHJP(測定;試験)
要約【課題】電波の送受信により人体などの心拍を良好な精度で検出し得る電子機器、電子機器の制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】電子機器は、送信波を送信する送信アンテナと、送信波が反射された反射波を受信する受信アンテナと、送信波として送信される送信信号及び反射波として受信される受信信号に基づいて、送信波を反射する対象の心拍に起因する振動を検出する信号処理部と、を備える。信号処理部は、送信信号及び受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより対象の心音に対応する第1の信号に変換し、第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより第1の信号に対するスカログラムを出力し、スカログラムに対して最大値をとる周波数での値を抽出してスカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力し、包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより包絡波形を再構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
送信波を送信する送信アンテナと、
前記送信波が反射された反射波を受信する受信アンテナと、
前記送信波として送信される送信信号及び前記反射波として受信される受信信号に基づいて、前記送信波を反射する対象の心拍に起因する振動を検出する信号処理部と、
を備え、
前記信号処理部は、
前記送信信号及び前記受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換し、
前記第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記第1の信号に対するスカログラムを出力し、
前記スカログラムに対して、最大値をとる周波数での値を抽出して該スカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力し、
前記包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、該包絡波形を再構成する、電子機器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記信号処理部は、前記第2離散ウェーブレット変換のウェーブレット基底としてHaarウェーブレットを用いる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記信号処理部は、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換する処理の前に、前記送信信号及び前記受信信号に基づく信号に対して、経験的ベイズ手法及び連続ウェーブレットによる帯域の制限による少なくとも一方の第1のデノイズ処理、及び、非線形処理に伴うアーティファクトノイズなどに対するノイズプロファイルを用いた周波数サブトラクションによる第2のデノイズ処理の少なくとも一方のデノイズ処理を行い、
前記デノイズされた信号に対して、時間的分解能を向上させるために、最大重複多重解像度解析の処理を行う、請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
送信波として送信される送信信号及び前記送信波が反射された反射波として受信される受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換するステップと、
前記第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記第1の信号に対するスカログラムを出力するステップと、
前記スカログラムに対して、最大値をとる周波数での値を抽出して該スカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力するステップと、
前記包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、該包絡波形を再構成するステップと、
を含む、電子機器の制御方法。
【請求項5】
電子機器に、
送信波として送信される送信信号及び前記送信波が反射された反射波として受信される受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換するステップと、
前記第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記第1の信号に対するスカログラムを出力するステップと、
前記スカログラムに対して、最大値をとる周波数での値を抽出して該スカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力するステップと、
前記包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、該包絡波形を再構成するステップと、
を実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子機器、電子機器の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動車に関連する産業などの分野において、自車両と所定の物体との間の距離などを測定する技術が重要視されている。特に、近年、ミリ波のような電波を送信し、障害物などの物体に反射した反射波を受信することで、物体との間の距離などを測定するレーダ(RADAR(Radio Detecting and Ranging))の技術が、種々研究されている。このような距離などを測定する技術の重要性は、運転者の運転をアシストする技術、及び、運転の一部又は全部を自動化する自動運転に関連する技術の発展に伴い、今後ますます高まると予想される。
【0003】
また、送信された電波が所定の物体に反射した反射波を受信することで、当該物体の存在などを検出する技術について、種々の提案がされている。例えば特許文献1は、マイクロ波を利用することで、人の存在及び人の生体情報を検出し得る装置を提案している。また、例えば特許文献2は、マイクロ波レーダの反射信号に基づいて、生体の呼吸又は心拍の周波数のようなバイタルサインを検出する装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-71825号公報
特開2021-32880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
人体などの心拍のような微弱な振動を、例えばミリ波のような電波の送受信により良好な精度で検出できれば、多種多様な分野において役立つことが期待できる。
【0006】
本開示の目的は、電波の送受信により人体などの心拍を良好な精度で検出し得る電子機器、電子機器の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る電子機器は、
送信波を送信する送信アンテナと、
前記送信波が反射された反射波を受信する受信アンテナと、
前記送信波として送信される送信信号及び前記反射波として受信される受信信号に基づいて、前記送信波を反射する対象の心拍に起因する振動を検出する信号処理部と、
を備える。
前記信号処理部は、
前記送信信号及び前記受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換し、
前記第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記第1の信号に対するスカログラムを出力し、
前記スカログラムに対して、最大値をとる周波数での値を抽出して該スカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力し、
前記包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、該包絡波形を再構成する。
【0008】
一実施形態に係る電子機器の制御方法は、
送信波として送信される送信信号及び前記送信波が反射された反射波として受信される受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換するステップと、
前記第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記第1の信号に対するスカログラムを出力するステップと、
前記スカログラムに対して、最大値をとる周波数での値を抽出して該スカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力するステップと、
前記包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、該包絡波形を再構成するステップと、
を含む。
【0009】
一実施形態に係るプログラムは、
電子機器に、
送信波として送信される送信信号及び前記送信波が反射された反射波として受信される受信信号に基づく信号に対して第1離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記対象の心音に対応する第1の信号に変換するステップと、
前記第1の信号に対して連続ウェーブレット変換による手法を用いることにより、前記第1の信号に対するスカログラムを出力するステップと、
前記スカログラムに対して、最大値をとる周波数での値を抽出して該スカログラムを1次元化して心音波形の包絡波形を出力するステップと、
前記包絡波形に対して第2離散ウェーブレット変換による手法を用いることにより、該包絡波形を再構成するステップと、
を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態によれば、電波の送受信により人体などの心拍を良好な精度で検出し得る電子機器、電子機器の制御方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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