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公開番号
2025027999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024128613
出願日
2024-08-05
発明の名称
薬歴生成支援システムおよび薬歴生成支援プログラム
出願人
株式会社ズー
代理人
個人
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20250220BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】適切な服薬指導を行うために適切な薬歴の候補を生成する。
【解決手段】患者ごと及び診療科ごとに、処方箋データと薬歴データとが関連付けられて、服薬データとして記憶された服薬データ記憶部32と、新たに取得した患者の処方箋データに基づいて、服薬データから、新たに取得した患者の処方箋データと同一診療科の処方箋データ、および新たに取得した患者と同一診療科の薬歴データを抽出する抽出部34と、患者との会話の音声データに基づいて、会話のテキストデータを生成する会話テキスト生成部13と、抽出された処方箋データおよび薬歴データと、生成されたテキストデータと、薬歴データを生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、新たに取得した患者の処方箋データに対応した薬歴データを生成AIに生成させる薬歴データ生成部16と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
患者ごと及び診療科ごとに、処方箋データと薬歴データとが関連付けられて、服薬データとして記憶された服薬データ記憶部と、
新たに取得した患者の処方箋データに基づいて、前記服薬データから、前記新たに取得した患者の処方箋データと同一診療科の処方箋データ、および前記新たに取得した患者と同一診療科の薬歴データを抽出する抽出部と、
前記患者との会話の音声データに基づいて、会話のテキストデータを生成する会話テキスト生成部と、
前記抽出された処方箋データおよび薬歴データと、前記生成されたテキストデータと、薬歴データを生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、前記新たに取得した患者の処方箋データに対応した薬歴データを生成AIに生成させる薬歴データ生成部と、
を備えたことを特徴とする薬歴生成支援システム 。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記テキストデータは、現在の患者の状態および服薬の状況に関するテキストデータである
ことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム 。
【請求項3】
前記プロンプトテキストデータは、SOAPに分類して前記薬歴データを生成させる命令を含む
ことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム 。
【請求項4】
前記プロンプトテキストデータは、SOAPに分類した前記薬歴データを、S、P、O、Aの順番で生成させる命令を含む
ことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム 。
【請求項5】
薬剤と前記薬剤の禁忌条件とが関連付けられて、薬剤データとして記憶された薬剤データ記憶部をさらに備え、
前記服薬データ記憶部は、患者の属性データを含む患者データと処方箋データと薬歴データとが関連付けられて、服薬データとして記憶されており、
前記抽出部は、新たに取得した患者の処方箋データと、前記新たに取得した患者の属性データと、前記新たに取得した患者と同一診療科の薬歴データと、前記薬剤データとに基づいて、新たに取得した患者が服薬することに対するリスクを抽出し、
前記薬歴データ生成部は、前記抽出されたリスクと、前記抽出された処方箋データと、前記生成されたテキストデータと、薬歴データを生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、前記新たに取得した患者の処方箋データに対応した薬歴データを生成AIに生成させる
ことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム 。
【請求項6】
前記抽出部は、新たに取得した患者の処方箋データと、前記抽出した新たに取得した患者の処方箋データと同一診療科の処方箋データとの差分を処方差分データとして抽出し、
前記薬歴データ生成部は、前記抽出された処方箋データおよび薬歴データと、前記抽出された処方差分データと、前記生成されたテキストデータと、薬歴データを生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、前記新たに取得した患者の処方箋データに対応した薬歴データを生成AIに生成させる
ことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム 。
【請求項7】
前記服薬データ記憶部は、患者の属性データを含む患者データと処方箋データと薬歴データとが関連付けられて、服薬データとして記憶されており、
前記会話テキスト生成部は、新たに処方箋を取得した患者との会話の音声データに基づいて会話のテキストデータを生成し、この生成したテキストデータから前記属性データに関連する情報を抽出し、前記属性データに追加する
ことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム 。
【請求項8】
前記薬歴データには、検査項目および検査値が含まれており、
処方箋が撮像された画像データを文字認識することにより処方箋テキストデータを生成するテキスト変換部と、
前記薬歴データに含まれる検査項目に基づいて、前記生成された処方箋テキストデータに含まれる検査項目が適正か否かを判定し、適切でない場合に前記生成された処方箋テキストデータに含まれる検査項目を修正し、前記修正した検査項目と前記生成された処方箋テキストデータに含まれる検査値とを、前記薬歴データに追記するデータ更新部と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム。
【請求項9】
前記生成された薬歴データの要約を生成する要約生成部と、
前記生成された薬歴データの表示、または前記要約の表示のいずれかを切り替えて、表示部に表示させる表示制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の薬歴生成支援システム。
【請求項10】
患者ごと及び診療科ごとに、処方箋データと薬歴データとが関連付けられて、服薬データとして記憶された服薬データ記憶部と、
新たに取得した患者の処方箋データに基づいて、前記服薬データから、前記新たに取得した患者の処方箋データと同一診療科の処方箋データ、および前記新たに取得した患者と同一診療科の薬歴データを抽出する抽出部と、
前記患者との会話の音声データに基づいて、会話のテキストデータを生成する会話テキスト生成部と、
前記抽出された処方箋データおよび薬歴データと、服薬指導文章の候補を生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、前記新たに取得した患者の処方箋データに対応した服薬指導文章の候補を生成AIに生成させた後、前記抽出された処方箋データおよび薬歴データと、前記服薬指導文章の候補に沿った前記患者との会話の音声データに基づいて生成された前記テキストデータと、薬歴データを生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、前記新たに取得した患者の処方箋データに対応した薬歴データを生成AIに生成させる薬歴データ生成部と、
を備えたことを特徴とする薬歴生成支援システム 。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、適切な服薬指導を行うために適切な薬歴の候補を生成する薬歴生成支援システムおよび薬歴生成支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
病院やクリニックで診療を受けた患者は、病院やクリニックから発行された処方箋を薬局に持参し、処方箋に基づいて薬剤を受け取り、用法用量についての説明や服薬指導を薬剤師から受ける。
【0003】
このとき、薬剤に関する副作用や注意事項は多岐にわたり、新しい薬剤が次々に上市されるため、経験の浅い薬剤師や新しい薬剤に疎い薬剤師にとって、適切な服薬指導を行うことが困難であった。
【0004】
薬剤の内容が変わらない生活習慣病については、経験の浅い薬剤師だと、毎回同様の服薬指導になってしまう場合があった。
【0005】
特許文献1には、人口知能サーバと、学習用データベースサーバと、コンピュータとがネットワークを介して接続された推論システムに関する技術が開示されている。人口知能サーバは、プロセッサと記憶装置を含み、処方薬の服薬指導文及び重要度の少なくとも1つを推論する。プロセッサは、処方箋データと服薬指導文データとが関連付けられた第1の学習用データ及び処方箋データと処方薬の重要度データとが関連付けられた第2の学習用データの少なくとも1つに基づいて、機械学習により学習済みモデルを生成する機械学習部と、学習済みモデルに入力された推論用の処方箋データから服薬指導文及び重要度の少なくとも1つを推論する推論部と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-64126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
患者が、病院やクリニックから発行された処方箋を薬局に持参し、処方箋に基づいて薬剤を受け取る際、薬剤師は目の前の患者と話しをすることで現在の患者の状態を把握し、また薬を適切に飲んでいるかどうかなどの服薬状況をヒアリングした上で、服薬指導を行うことが多い。
現在の患者の状態および服薬の状況は、処方箋データや過去の薬歴などには記載されておらず、患者が処方箋を薬局に持参した際の会話で得ることが多い。
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の推論システムでは、処方箋データと服薬指導文データとが関連付けられた第1の学習用データ及び処方箋データと処方薬の重要度データとが関連付けられた第2の学習用データの少なくとも1つに基づいて、機械学習により学習済みモデルを生成し、学習済みモデルに入力された推論用の処方箋データから服薬指導文及び重要度の少なくとも1つを推論するので、現在の患者の状態および服薬の状況が考慮されておらず、適切な服薬指導を行うことが困難であった。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、適切な服薬指導を行うために適切な薬歴の候補を生成する薬歴生成支援システムおよび薬歴生成支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を解決するため、本発明に係る薬歴生成支援システムの第1の特徴は、
患者ごと及び診療科ごとに、処方箋データと薬歴データとが関連付けられて、服薬データとして記憶された服薬データ記憶部と、
新たに取得した患者の処方箋データに基づいて、前記服薬データから、前記新たに取得した患者の処方箋データと同一診療科の処方箋データ、および前記新たに取得した患者と同一診療科の薬歴データを抽出する抽出部と、
前記患者との会話の音声データに基づいて、会話のテキストデータを生成する会話テキスト生成部と、
前記抽出された処方箋データおよび薬歴データと、前記生成されたテキストデータと、薬歴データを生成させるためのプロンプトテキストデータとに基づいて、前記新たに取得した患者の処方箋データに対応した薬歴データを生成AIに生成させる薬歴データ生成部と、を備えたことにある。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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