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公開番号2025026714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024217708,2021124637
出願日2024-12-12,2021-07-29
発明の名称回転電機用のバスバモジュール
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 3/50 20060101AFI20250214BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】バスバの位置ずれ抑制できる回転電機用のバスバモジュールを提供する。
【解決手段】バスバモジュール94は、第1方向Xにおいて互いに間隔をあけて配置されるとともに、第2方向Yにおいて並んで配置されるバスバ10,20,30,40と、バスバ10,20,30,40を覆う保持部材50とを備えている。バスバ10,20,30は、第1方向Xに延びる第1接続部11,21,31と、第3方向Zに延びる第2接続部12,22,32と、第1接続部11,21,31と第2接続部12,22,32との間において第2方向Yに延びる中間部とをそれぞれ有する。保持部材50は、第1バスバ10及び第2バスバ20を覆うとともに第1バスバ10と第2バスバ20との間に介在する第1保持部51と、第1保持部51及び第3バスバ30を覆う第2保持部56とを有している。第3バスバ30は、第1保持部51に当接している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機を構成するステータのコイルに電気的に接続される回転電機用のバスバモジュールであって、
前記回転電機の軸線方向、周方向、及び径方向を、それぞれ第1方向、第2方向、及び第3方向とするとき、
前記第1方向において互いに間隔をあけて配置されるとともに、前記第2方向において並んで配置される複数のバスバと、
電気絶縁性の樹脂により形成されて前記複数のバスバを覆う保持部材と、を備え、
前記複数のバスバは、
前記第1方向に延びるとともに電源と電気的に接続される第1接続部と、
前記第3方向に延びるとともに前記電源からの電力を前記ステータに供給する第2接続部と、
前記第1接続部と前記第2接続部との間において前記第2方向に延びる中間部と、をそれぞれ有する第1バスバ、第2バスバ、及び第3バスバを含んでおり、
前記保持部材は、
前記第1バスバ及び前記第2バスバを覆うとともに前記第1バスバと前記第2バスバとの間に介在する第1保持部と、
前記第1保持部及び前記第3バスバを覆う第2保持部と、を有しており、
前記第3バスバは、前記第1保持部に当接しており、
前記複数のバスバは、前記コイルの中性線と電気的に接続される第4バスバを含んでおり、
前記第1保持部は、前記第3バスバの前記第1接続部及び前記中間部のうち少なくとも一方の前記第1方向の一端面が当接される第1当接面と、前記第1方向において前記第1当接面とは反対側に位置するとともに、前記第4バスバが当接される第2当接面と、を有するベース部を備えており、
前記第2保持部は、前記第4バスバを覆っており、
前記第1保持部の第1当接面には、前記第3方向の内側に前記第3バスバを挟む突起が形成されており、
前記第1保持部の第2当接面には、前記第4バスバが当接する嵌合凹部が形成され、前記嵌合凹部は、前記第3方向の外側に前記第4バスバの凸所と当接する凹所を有する、
回転電機用のバスバモジュール。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第3バスバの前記中間部は、前記第1方向及び前記第2方向に延びる板状であり、
前記第1保持部は、
前記第3バスバの前記第1接続部及び前記中間部のうち少なくとも一方の前記第1方向の一端面が当接される当接面を有するベース部と、
前記当接面の前記第3方向の両側において前記ベース部から突出するとともに前記第3バスバの前記第1接続部及び前記中間部のうち少なくとも一方を挟む前記突起と、を有している、
請求項1に記載の回転電機用のバスバモジュール。
【請求項3】
前記第1バスバ、前記第2バスバ、及び前記第3バスバのうち少なくとも1つは、前記第1方向に貫通する貫通孔を有しており、
前記保持部材は、前記貫通孔と前記第1方向において連通する連通孔を有している、
請求項1または請求項2に記載の回転電機用のバスバモジュール。
【請求項4】
前記第1バスバ、前記第2バスバ、及び前記第3バスバは、それぞれ前記貫通孔を有している、
請求項3に記載の回転電機用のバスバモジュール。
【請求項5】
前記連通孔は、前記第1保持部に形成された第1孔と、前記第2保持部に形成された第2孔と、を有しており、
前記第2孔は、前記第1方向において前記第1孔と連通している、
請求項3または請求項4に記載の回転電機用のバスバモジュール。
【請求項6】
前記第3バスバの前記第1接続部は、前記第2方向及び前記第3方向の双方において、前記第1バスバの前記第1接続部と前記第2バスバの前記第1接続部との間に位置しており、
前記第1保持部は、前記第1バスバ及び前記第2バスバの双方の前記第1接続部を覆っており、
前記第3バスバの前記中間部は、前記第1接続部から前記第2方向の一側に延びており、
前記第3バスバは、前記第1接続部の基端から前記第2方向において前記第3バスバの前記中間部とは反対側に延びる延在部を有しており、
前記第3バスバの前記中間部は、前記第1保持部のうち前記第1バスバ及び前記第2バスバのいずれか一方を覆う部分に前記第3方向において当接しており、
前記延在部は、前記第1保持部のうち前記第1バスバ及び前記第2バスバの他方を覆う部分に前記第3方向において当接している、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の回転電機用のバスバモジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機用のバスバモジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転電機用のステータに用いられるバスバユニットが開示されている。このバスバユニットは、ステータのコイルに電気的に接続されるバスバと、バスバを保持する樹脂製の保持部材とを有している。
【0003】
コイルは、第1相コイル、第2相コイル、及び第3相コイルの3つの相コイルから構成されている。
バスバは、第1相コイルに接続される第1バスバ、第2相コイルに接続される第2バスバ、第3相コイルに接続される第3バスバ、及びコイルの中性線に接続される中性線バスバを有している。
【0004】
保持部材は、第1バスバ、第2バスバ、第3バスバ、及び中性線バスバを一体的に保持している。
こうしたバスバユニットは、保持部材を成形する成形型内に各バスバをインサートした状態で、同成形型と各バスバとによって形成されるキャビティ内に溶融樹脂を充填することにより成形される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-167843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、こうした回転電機用のバスバユニット(以下、バスバモジュール)においては、保持部材が各バスバ間に介在することでバスバ同士が絶縁されている。しかしながら、バスバ同士の間の隙間の断面積が小さい場合には、当該隙間を溶融樹脂が流れにくくなる。これにより、キャビティのうちバスバを挟んで上記隙間とは反対側の流路の断面積が当該隙間の断面積に比べて大きい場合には、当該隙間を流れる溶融樹脂の流動圧力と、当該流路を流れる溶融樹脂の流動圧力とに差が生じる。そのため、こうした圧力差によって、バスバが正規の位置からずれやすいといった問題がある。
【0007】
本開示の目的は、バスバの位置ずれを抑制できる回転電機用のバスバモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の回転電機用のバスバモジュールは、回転電機を構成するステータのコイルに電気的に接続されるバスバモジュールであって、前記回転電機の軸線方向、周方向、及び径方向を、それぞれ第1方向、第2方向、及び第3方向とするとき、前記第1方向において互いに間隔をあけて配置されるとともに、前記第2方向において並んで配置される複数のバスバと、電気絶縁性の樹脂により形成されて前記複数のバスバを覆う保持部材と、を備え、前記複数のバスバは、前記第1方向に延びるとともに電源と電気的に接続される第1接続部と、前記第3方向に延びるとともに前記電源からの電力を前記ステータに供給する第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間において前記第2方向に延びる中間部と、をそれぞれ有する第1バスバ、第2バスバ、及び第3バスバを含んでおり、前記保持部材は、前記第1バスバ及び前記第2バスバを覆うとともに前記第1バスバと前記第2バスバとの間に介在する第1保持部と、前記第1保持部及び前記第3バスバを覆う第2保持部と、を有しており、前記第3バスバは、前記第1保持部に当接している。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、バスバの位置ずれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、回転電機用のバスバモジュールの一実施形態について、ステータに取り付けられたバスバモジュールを示す平面図である。
図2は、図1のバスバモジュールについて示す斜視図である。
図3は、図1のバスバモジュールについて示す下面図である。
図4は、図1のバスバモジュールについて、第1バスバ及び第2バスバを示す斜視図である。
図5は、図1のバスバモジュールについて、第3バスバを示す斜視図である。
図6は、図1のバスバモジュールについて、第4バスバを示す斜視図である。
図7は、図1のバスバモジュールについて、一次モールド体を示す斜視図である。
図8は、図1のバスバモジュールについて、一次モールド体を示す下面図である。
図9は、図1のバスバモジュールについて、第1成形型のキャビティ内に溶融樹脂が充填された状態を示す断面図である。
図10は、図1のバスバモジュールについて、一次モールド体、第3バスバ、及び第4バスバを分解して示す分解斜視図である。
図11は、図1のバスバモジュールについて、一次モールド体に第3バスバ及び第4バスバを取り付けた状態を示す平面図である。
図12は、図1のバスバモジュールについて、一次モールド体に第3バスバ及び第4バスバを取り付けた状態を示す下面図である。
図13は、図1のバスバモジュールについて、第2成形型のキャビティ内に溶融樹脂が充填された状態を示す断面図である。
図14は、図1のバスバモジュールについて、第2成形型のキャビティ内に溶融樹脂が充填された状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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