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公開番号2025025923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131177
出願日2023-08-10
発明の名称測定装置、および、測定装置の測定方法
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類G01S 7/486 20200101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約【課題】受光データの記憶のためのメモリ容量を軽減しつつ、測定対象までの距離を測定する。
【解決手段】コントローラは、投光器の投光タイミング後に、複数の受光素子から出力される受光データをメモリに書き込み、受光データの書き込み量がメモリの基準値に達した場合、その後に複数の受光素子から出力される受光データをメモリに上書きする更新動作を繰り返し実行する更新処理と、反射光に対応する受光データである反射光受光データがメモリに書き込まれた場合に、反射光受光データを含む受光データ群を取り出して測定対象までの距離を測定する測定処理と、を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光を出射する投光器と、
前記投光器から出射された光が測定対象に反射して戻ってくる反射光を受光する複数の受光素子がアレイ状に配置された受光面を有する受光器と、
コントローラと、
メモリと、を備える測定装置であって、
前記コントローラは、
前記投光器の投光タイミング後に、前記複数の受光素子から出力される受光データを前記メモリに書き込み、前記受光データの書き込み量が前記メモリの基準値に達した場合、その後に前記複数の受光素子から出力される受光データを前記メモリに上書きする更新動作を繰り返し実行する更新処理と、
前記反射光に対応する前記受光データである反射光受光データが前記メモリに書き込まれた場合に、前記反射光受光データを含む受光データ群を取り出して前記測定対象までの距離を測定する測定処理と、を実行する測定装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記コントローラは、さらに、
前記メモリの前記基準値を変更する基準値変更処理を実行する測定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の測定装置であって、
前記コントローラは、前記反射光受光データが前記メモリに書き込まれた場合に、前記更新処理を停止する、測定装置。
【請求項4】
請求項3に記載の測定装置であって、
前記コントローラは、前記受光器における第1の画素について、前記更新処理を停止した場合、前記第1の画素に割り当てられているメモリ領域を、第2の画素についての受光データの更新処理に利用する、測定装置。
【請求項5】
光を出射する投光器と、前記投光器から出射された光が測定対象に反射して戻ってくる反射光を受光する複数の受光素子がアレイ状に配置された受光面を有する受光器と、メモリと、を備える測定装置の測定方法であって、
前記投光器の投光タイミング後に、前記複数の受光素子から出力される受光データを前記メモリに書き込み、前記受光データの書き込み量が前記メモリの基準値に達した場合、その後に前記複数の受光素子から出力される受光データを前記メモリに上書きする更新動作を繰り返し実行する更新工程と、
前記反射光に対応する前記受光データである反射光受光データが前記メモリに書き込まれた場合に、前記反射光受光データを含む受光データ群を取り出して前記測定対象までの距離を測定する測定工程と、を実行する測定装置の測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、測定装置、および、測定装置の測定方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
AD(Autonomous Driving:自動運転)やADAS(Advanced Driver-Assistance Systems:先進運転支援システム)の進展に伴い、車両の走行時における周囲環境の把握や自己位置推定に用いる測定装置の一つとして、LiDAR(Light Detection And Ranging)の開発研究が進められている。LiDARは、測定対象にレーザ光を投光(照射)する投光器と、レーザ光が測定対象に反射して戻ってくる反射光を受光する受光器とを備える。LiDARは、投光器がレーザ光を出射したタイミングと受光器が反射光を受光したタイミングとの差に基づき測定対象までの距離を測定することにより測定対象に関する情報を出力する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来の測定装置では、投光器から光が出射され、測定対象で反射して受光器に戻ってくるまでの想定時間分の受光データ群の全てをメモリに書き込む構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-91760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の測定装置では、想定時間分の受光データ群の全てを記憶できる大容量のメモリが必須である。逆に、メモリの容量を小さくすると、測定装置で測定可能な距離が短くなる。
【0006】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0008】
(1)本明細書に開示される測定装置は、光を出射する投光器と、前記投光器から出射された光が測定対象に反射して戻ってくる反射光を受光する複数の受光素子がアレイ状に配置された受光面を有する受光器と、コントローラと、メモリと、を備える。前記コントローラは、前記投光器の投光タイミング後に、前記複数の受光素子から出力される受光データを前記メモリに書き込み、前記受光データの書き込み量が前記メモリの基準値に達した場合、その後に前記複数の受光素子から出力される受光データを前記メモリに上書きする更新動作を繰り返し実行する更新処理と、前記反射光に対応する前記受光データである反射光受光データが前記メモリに書き込まれた場合に、前記反射光受光データを含む受光データ群を取り出して前記測定対象までの距離を測定する測定処理と、を実行する。
【0009】
本測定装置によれば、投光器から光が出射され、測定対象で反射して受光器に戻ってくるまでの想定時間分の受光データをメモリに書き込む構成に比べて、受光データの記憶のためのメモリ容量を軽減しつつ、測定対象までの距離を測定することができる。
【0010】
(2)上記測定装置において、前記コントローラは、さらに、前記メモリの前記基準値を変更する基準値変更処理を実行する構成としてもよい。本測定装置によれば、受光データの記憶のためのメモリの上限値を適宜変更することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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