TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025025458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130236
出願日
2023-08-09
発明の名称
物体検知装置
出願人
株式会社SOKEN
,
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
G01S
7/529 20060101AFI20250214BHJP(測定;試験)
要約
【課題】複数のトランスデューサを備えた物体検知装置において、反射波に対応し識別された複数の受信信号をそれぞれ適切に信号処理する。
【解決手段】判定処理部253は、所定の第1条件によって、受信信号Srから識別された第1受信信号に対する信号処理である第1信号処理を行う。そして、判定処理部253は、第1条件とは異なる所定の第2条件によって、受信信号Srから識別された第2受信信号に対する信号処理である第2信号処理を行う。従って、第1信号処理を行うための信号処理条件である第1条件と、第2信号処理を行うための信号処理条件である第2条件とを共通化する必要もなく、別々に定めることができる。そのため、第1受信信号に対し第1条件によって第1信号処理を適切に行うと共に、第2受信信号に対し第2条件によって第2信号処理を適切に行うことが可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
周囲の物体(B)を検知する物体検知装置であって、
各々が互いに識別可能な超音波である探査波(Sw)を送信する第1トランスデューサ(211)および第2トランスデューサ(212)を含む複数のトランスデューサ(21、211、212、213)と、
受信信号処理部(25)とを備え、
前記第1トランスデューサと前記第2トランスデューサとを含む前記複数のトランスデューサのうちの少なくとも何れかは、前記物体による前記探査波の反射波(Rw)を受信する受信可能トランスデューサであり、
前記受信信号処理部は、前記受信可能トランスデューサが受信した前記反射波に対応する反射波信号(Sr)から前記第1トランスデューサが送信した前記探査波の反射波に対応する第1受信信号(S1r)と前記第2トランスデューサが送信した前記探査波の反射波に対応する第2受信信号(S2r)とを識別し、所定の第1条件によって前記第1受信信号に対する信号処理である第1信号処理を行い、且つ、前記第1条件とは異なる所定の第2条件によって前記第2受信信号に対する信号処理である第2信号処理を行う、物体検知装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記受信信号処理部は、通信経路(3a)に通信可能に接続され、前記第1信号処理および前記第2信号処理の処理結果と前記第1受信信号の特徴量と前記第2受信信号の特徴量とを前記通信経路へ送信する、請求項1に記載の物体検知装置。
【請求項3】
前記受信信号処理部は、前記反射波信号から該反射波信号の振幅(Ap)の特徴量である振幅特徴量(Apc)を抽出し、前記振幅特徴量を用いて前記第1信号処理と前記第2信号処理とを行う、請求項1または2に記載の物体検知装置。
【請求項4】
前記受信信号処理部は、前記反射波信号の振幅(Ap)を示す信号(Sap)から、該反射波信号の振幅の極大値が所定の反射波閾値(Apx)を超える部分を振幅特徴量(Apc)として抽出し、前記振幅特徴量を用いて前記第1信号処理と前記第2信号処理とを行う、請求項1または2に記載の物体検知装置。
【請求項5】
前記第1トランスデューサが前記探査波を送信した時点から所定の遅延時間(ΔT)の経過後に、前記第2トランスデューサは前記探査波を送信し、
前記反射波閾値は前記遅延時間に応じて変更される、請求項4に記載の物体検知装置。
【請求項6】
前記反射波信号の振幅に影響する外部環境を知得する外部環境知得部(26)を備え、
前記反射波閾値は、前記外部環境知得部が知得した前記外部環境に応じて変更される、請求項4に記載の物体検知装置。
【請求項7】
前記受信信号処理部は、
前記第1信号処理では、第1のSTC(51)によって前記第1受信信号を補正し、且つ、前記第1のSTCによって補正された前記第1受信信号の補正後振幅(A1a)が所定の第1閾値(Ap1)以上か否かを判定し、
前記第2信号処理では、第2のSTC(52)によって前記第2受信信号を補正し、且つ、前記第2のSTCによって補正された前記第2受信信号の補正後振幅(A2a)が所定の第2閾値(Ap2)以上か否かを判定し、
前記第1条件と前記第2条件とが異なることとは、経過時間(T)と該経過時間に応じて決まる前記第1閾値との関係と、前記経過時間と該経過時間に応じて決まる前記第2閾値との関係とが異なること、および、前記第1のSTCにおける前記経過時間とゲイン(G)との関係と、前記第2のSTCにおける前記経過時間と前記ゲインとの関係とが異なることの少なくとも一方である、請求項1または2に記載の物体検知装置。
【請求項8】
前記第1トランスデューサが前記探査波を送信した時点から所定の遅延時間(ΔT)の経過後に、前記第2トランスデューサは前記探査波を送信し、
前記第2閾値は前記遅延時間に応じて変更される、請求項7に記載の物体検知装置。
【請求項9】
前記第1トランスデューサが前記探査波を送信した時点から所定の遅延時間(ΔT)の経過後に、前記第2トランスデューサは前記探査波を送信し、
前記経過時間と前記第2閾値との関係は、前記経過時間と前記第1閾値との関係に対し、前記遅延時間が大きくなるほど前記経過時間の経過側へ大きくずれたものになる、請求項7に記載の物体検知装置。
【請求項10】
前記第1トランスデューサが前記探査波を送信した時点から所定の遅延時間(ΔT)の経過後に、前記第2トランスデューサは前記探査波を送信し、
前記第2のSTCにおける前記経過時間と前記ゲインとの関係は、前記第1のSTCにおける前記経過時間と前記ゲインとの関係に対し、前記遅延時間が大きくなるほど前記経過時間の経過側へ大きくずれたものになる、請求項7に記載の物体検知装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、物体を検知する物体検知装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の物体検知装置として、例えば特許文献1に記載された物体検知装置が従来から知られている。この特許文献1に記載された物体検知装置は、超音波である探査波の送信と探査波が反射した反射波の受信とを行うトランスデューサを含む超音波センサを複数備えている。そのため、それぞれのトランスデューサは、送信元が異なる複数の反射波を受信することになる。
【0003】
また、超音波は、その超音波の送信元を特定可能な符号を伴ってトランスデューサから送信されるので、送信元が異なる複数の反射波を受信する超音波センサは、それぞれの反射波をその符号により識別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/261894号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の物体検知装置は複数のトランスデューサを備えているので、そのトランスデューサはそれぞれ、送信元が異なる複数の反射波を受信することになる。そして、特許文献1の物体検知装置では、受信された反射波に対応し送信元が異なる識別後の個々の受信信号に対し、共通の信号処理条件に従って信号処理が行われる。
【0006】
しかしながら、受信された反射波の送信元が異なれば、その反射波およびその反射波の基になる探査波の伝播経路や伝播時間が異なる。そのため、送信元が異なる複数の受信信号を適切に信号処理するためには、その信号処理に用いられる信号処理条件が相互に異なることが望ましい。
【0007】
すなわち、送信元毎に識別された複数の受信信号に対し、送信元に拘らず共通の信号処理条件に従って信号処理が行われると、複数の受信信号のそれぞれに対する信号処理を適切に行うことができないと考えられた。発明者らの詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
【0008】
本開示は上記点に鑑みて、複数のトランスデューサを備えた物体検知装置において、反射波に対応し識別された複数の受信信号をそれぞれ適切に信号処理することを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本開示の1つの観点による物体検知装置は、
周囲の物体(B)を検知する物体検知装置であって、
各々が互いに識別可能な超音波である探査波(Sw)を送信する第1トランスデューサ(211)および第2トランスデューサ(212)を含む複数のトランスデューサ(21、211、212、213)と、
受信信号処理部(25)とを備え、
第1トランスデューサと第2トランスデューサとを含む複数のトランスデューサのうちの少なくとも何れかは、物体による探査波の反射波(Rw)を受信する受信可能トランスデューサであり、
受信信号処理部は、受信可能トランスデューサが受信した反射波に対応する反射波信号(Sr)から第1トランスデューサが送信した探査波の反射波に対応する第1受信信号(S1r)と第2トランスデューサが送信した探査波の反射波に対応する第2受信信号(S2r)とを識別し、所定の第1条件によって第1受信信号に対する信号処理である第1信号処理を行い、且つ、第1条件とは異なる所定の第2条件によって第2受信信号に対する信号処理である第2信号処理を行う。
【0010】
このようにすれば、第1信号処理を行うための信号処理条件である第1条件と、第2信号処理を行うための信号処理条件である第2条件とを共通化する必要もなく、別々に定めることができる。そのため、第1受信信号に対し第1条件によって第1信号処理を適切に行うと共に、第2受信信号に対し第2条件によって第2信号処理を適切に行うことが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
甲神電機株式会社
漏電検出器
22日前
甲神電機株式会社
電流検出器
22日前
株式会社大真空
センサ
17日前
甲神電機株式会社
電流センサ
22日前
東レ株式会社
液体展開用シート
9日前
株式会社高橋型精
採尿具
23日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
16日前
株式会社トプコン
測量装置
22日前
アズビル株式会社
湿度センサ
2日前
株式会社トプコン
植物センサ
5日前
株式会社小野測器
回転計測装置
1日前
株式会社ミツトヨ
変位測定装置
1日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
9日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
9日前
株式会社東芝
センサ
1日前
キヤノン電子株式会社
サーボ加速度計
9日前
株式会社クボタ
作業車両
8日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
23日前
豊田合成株式会社
表示装置
22日前
トヨタ自動車株式会社
異音解析方法
1日前
トヨタ自動車株式会社
画像検査装置
17日前
株式会社東京久栄
水中移動体用採水器
23日前
トヨタ自動車株式会社
NVH解析装置
1日前
横河電機株式会社
光源装置
23日前
TDK株式会社
温度センサ
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1日前
株式会社大真空
センサ及びその製造方法
16日前
公立大学法人大阪
蛍光X線分析装置
17日前
株式会社テクノメデイカ
採血分注システム
22日前
矢崎総業株式会社
サーミスタ
9日前
三菱電機株式会社
振動センサ
5日前
株式会社トーキン
電流センサ
8日前
オムロン株式会社
プローブピン
5日前
トヨタ自動車株式会社
レーダ取付構造
1日前
国立大学法人東京科学大学
サンプル測定装置
2日前
株式会社日本マイクロニクス
プローブ
16日前
続きを見る
他の特許を見る