TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025024244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-19
出願番号2024207674,2022519374
出願日2024-11-28,2020-09-23
発明の名称近視管理のためのコンタクトレンズソリューション
出願人エヌサルミック ホールディング ピーティーワイ リミテッド,NTHALMIC HOLDING PTY LTD,ブライトン オプティックス コーポレーション
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類G02C 7/04 20060101AFI20250212BHJP(光学)
要約【課題】近視のような眼軸長に関連した障害を発現している眼に装用するためのコンタクトレンズを提供する。
【解決手段】近視を管理するためのコンタクトレンズに関し、このコンタクトレンズは、眼への実質的にトーリックまたは乱視のキューを提供するために実質的にその光学軸を中心として定義された光学ゾーンと、経時的な近視進行の速度を減速、改善、制御、阻害または減少するための時間的および空間的に変動する停止信号をさらに提供するために実質的に回転対称である厚さプロファイルで構成された光学ゾーンの周りの非光学周辺キャリアゾーンとを備えて構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
眼用のコンタクトレンズであって、前記コンタクトレンズは、
フロント表面と、バック表面と、光学軸と、前記光学軸の周りの光学ゾーンと、前記光学ゾーンを取り囲む非光学周辺ゾーンと、を備え、
前記光学ゾーンは、前記光学軸の周りで変動する非対称の屈折力プロファイルで構成され、前記非対称の屈折力プロファイルは、少なくとも部分的に眼への経線矯正を提供し、少なくとも部分的に眼への指向性光学停止信号を導入し、
前記非光学周辺ゾーンは、前記光学軸に関して実質的に回転対称となるように構成されており、これにより、前記コンタクトレンズが眼球上で自由に回転し、その結果、前記指向性光学停止信号が眼球の網膜上で時間的および空間的に変化する、コンタクトレンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記非対称の屈折力プロファイルで構成された実質的な領域のエリアは、前記光学ゾーンの少なくとも50%を含み、前記光学ゾーンの残部は、眼球への球面矯正で構成される、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項3】
前記非対称の屈折力プロファイルにより提供される前記経線矯正および前記指向性光学停止信号は、前記光学ゾーンの中心領域の少なくとも4mmにわたって延びる、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項4】
前記光学ゾーンの前記非対称の屈折力プロファイルは、前記コンタクトレンズの前表面上に構成される、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項5】
前記光学ゾーンの前記非対称の屈折力プロファイルは、前記コンタクトレンズの後表面上に構成される、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項6】
前記光学ゾーンの前記非対称の屈折力プロファイルは、前記コンタクトレンズの、部分的に前表面によっておよび部分的に後表面によって構成される、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項7】
任意の経線における前記非光学周辺ゾーンの前記実質的に回転対称の領域の厚さプロファイルは、前記コンタクトレンズの前記光学軸の周りで測定される前記非光学周辺ゾーンの平均厚さプロファイルの6%以内である、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項8】
前記非対称の屈折力プロファイルにわたる最小から最大までの屈折力の差は少なくとも+1.25ジオプトリーである、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項9】
前記非対称の屈折力プロファイルは、球面+アジマス成分の屈折力分布関数を用いて表され、球面成分は眼を矯正するための距離球面処方屈折力を指し、アジマス成分はC


cos(mθ)として記述され、式中、C

はアジマス係数であり、mは1~6の間の整数であり、シータ(θ)は前記光学ゾーンの所与の点のアジマス角である、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
【請求項10】
前記非対称の屈折力プロファイルは、C


cos(mθ)として記述されるアジマス成分の屈折力分布関数を用いて表され、式中、C

はアジマス係数であり、mは1~6の間の整数であり、シータ(θ)は前記光学ゾーンの所与の点のアジマス角である、請求項1に記載のコンタクトレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、2019年9月25日に出願された「近視用コンタクトレンズ」と題する豪州特許仮出願第2019/903580号および2020年2月14日に出願された「コンタクトレンズ」と題する別の豪州特許仮出願第2020/900412号に対する優先権を主張し、これらはいずれも参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
本開示は、近視のような、眼軸長に関連した障害を発現している眼に装用するためのコンタクトレンズに関する。本発明は、近視を管理するためのコンタクトレンズに関し、このコンタクトレンズは、眼への実質的にトーリックまたは乱視の指向性キューを提供するために実質的にその光学軸の周りに定義された光学ゾーンと、経時的な近視進行の速度を減速、改善、制御、阻害または減少するための時間的および空間的に変動する指向性キューまたは光停止信号をさらに提供するために実質的に回転対称の厚さプロファイルで構成された光学ゾーンの周りの非光学周辺キャリアゾーンとを備えて構成される。
【背景技術】
【0003】
人間の眼は出生時には眼球の長さが眼の全屈折力に対して短すぎる遠視である。人が小児期から成人期に成長するとともに、眼球も成長し続け、眼の屈折状態が安定する。眼の成長は、眼の光学系を眼軸長とマッチさせ、恒常性を維持するようにフィードバック機序によって制御され、主に視覚的経験によって調節されるものと理解される。このプロセスは、正視化と呼称される。
【0004】
正視化プロセスを導く信号は、網膜で受け取られる光エネルギーの変調によって始まる。網膜像の特性は、眼成長を開始または停止し、加速し、または減速するための信号を変調する生物学的プロセスによって監視される。このプロセスは、正視を達成または維持するために光学系と眼軸長とを調整する。この正視化プロセスから逸脱すると、近視のような屈折障害が生じる。網膜活動の増加は眼成長を阻害し、その逆もまた同様であるとの仮説が立てられる。
【0005】
近視の発生率は、世界の多くの地域、特に東アジア地域で憂慮すべき速度で増加している。近視の個体では、眼軸長が全体的な眼の力にマッチせず、遠くの物体の焦点が網膜の手前で合うことになる。
【0006】
単純な負単焦点レンズ対が、近視を矯正しうる。このようなデバイスは、眼軸長に関連する屈折誤差を光学的に矯正しうるが、近視進行における過度の眼成長の根本原因に対処しない。
【0007】
強度の近視における過度の眼軸長は、白内障、緑内障、近視性黄斑症、および網膜剥離のような視力を危うくする重大な状態と関連する。したがってそのような個体のために、根本的な屈折誤差を矯正するだけでなく、過度の眼伸長または近視進行を阻止し、それによって治療効果が経時的に実質的に一貫したままである、特定の光学デバイスの必要性がなお存在する。
【0008】
定義
本明細書で使用される用語は、以下で別に定義されない限り、当業者によって一般的に使用されるものである。
【0009】
「近視眼」という用語は、既に近視を発現している、前近視の段階にある、近視になるリスクがある、近視に向かって進行している屈折状態を有すると診断されている、のいずれかで1DC未満の乱視を有する眼を意味する。
【0010】
「進行中の近視眼」という用語は、少なくとも-0.25D/年の屈折誤差の変化または少なくとも0.1mm/年の軸長の変化のいずれかによって判定して進行していると診断される定着した近視の眼を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ライトグリップ
3日前
恵和株式会社
光学素子
3日前
住友化学株式会社
光学積層体
10日前
住友化学株式会社
光学積層体
10日前
矢崎総業株式会社
光トランシーバ
7日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
3日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
10日前
クアーズテック合同会社
蛍光体プレート
3日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
10日前
日東電工株式会社
光学積層体
10日前
デクセリアルズ株式会社
拡散板
10日前
国立大学法人 名古屋工業大学
疑似モスアイ構造とその作製方法
10日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置および焦点検出方法
10日前
キヤノン株式会社
光学機器およびその制御方法
3日前
株式会社アマダ
ガルバノミラー及びレーザ加工機
3日前
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
車載用カメラ
4日前
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
車載用カメラ
4日前
株式会社リコー
透過プラスチック部品、光書込装置及び画像形成装置
10日前
株式会社ミツトヨ
焦点距離可変レンズ装置
10日前
日東電工株式会社
光学積層体および画像表示装置
7日前
キヤノン株式会社
光学制御装置、光学機器および制御方法
10日前
キヤノン株式会社
光学制御装置、光学機器および制御方法
10日前
星和電機株式会社
表示装置
10日前
アルプスアルパイン株式会社
レンズ駆動装置及びカメラモジュール
3日前
星和電機株式会社
表示装置
10日前
アルプスアルパイン株式会社
レンズ駆動装置及びカメラモジュール
3日前
KDDI株式会社
マルチコアファイバの光接続器
10日前
国立大学法人東京科学大学
90度光ハイブリッド及び光復号装置
3日前
株式会社マグネスケール
光周波数の遠隔校正システム
3日前
キヤノン株式会社
光学系及びそれを有する撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
焦点調節装置及び方法、及び電子機器
3日前
住友化学株式会社
偏光子、偏光板、偏光子の製造方法、及び偏光板の製造方法
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
3日前
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
光デバイス、及び光トランシーバ
3日前
エーエーシー オプティックス (ソシュウ) カンパニーリミテッド
撮像光学レンズ
10日前
続きを見る