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公開番号
2025022164
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126478
出願日
2023-08-02
発明の名称
無線通信装置及び無線通信方法
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
72/21 20230101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】無線通信における無線リンクの通信品質を良好に維持することを可能となるとする。
【解決手段】ステーション装置4002は、タイマー5002-1を備え、応答が必要な無線フレーム7003を受信し、かつ受信誤りが検出されなかった場合、無線フレーム7003に対する応答フレームであるAckフレーム7004の送信に続けてサウンディングフレーム7005を送信するとともにタイマー5002-1をリセットする。また、ステーション装置4002は、タイマー5002-1が満了状態7104となった場合、キャリアセンス及びバックオフ手順の後にサウンディングフレーム7009を送信するとともにタイマー5002-1をリセットする。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
無線リンクを使用して通信相手の無線通信装置と通信を行う無線通信装置であって、
第1の無線リンクで無線フレームの送信及び受信を行う無線通信部と、
第1のタイマーを備える無線制御部を備え、
前記無線制御部は、前記第1のタイマーを設定することを示す第1の制御情報を含む無線フレームを前記無線通信部が受信したときに、前記第1のタイマーをアクティブ状態にし、
前記第1の無線リンクにおいて、応答が必要な第1の無線フレームを受信した場合、前記無線通信部は、前記第1の無線フレームに対する第1の応答フレームを送信し、続けてキャリアセンス無しで第1のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第1のタイマーをリセットし、
前記第1のタイマーが満了した場合、前記無線通信部は、前記第1の無線リンクにおいて、キャリアセンスを行なったのちに前記第1のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第1のタイマーをリセットする
ことを特徴とする無線通信装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記無線通信装置は、前記第1の無線リンクと、さらに前記第1の無線リンクとは異なる周波数帯の第2の無線リンクとを含む複数の無線リンクを同時に使用して、前記通信相手の無線通信装置と通信を行う無線通信装置であって、
前記無線通信部は、さらに前記第2の無線リンクで無線フレームの送信及び受信を行い、
前記無線制御部は、第2のタイマーをさらに備え、
前記無線制御部は、前記第2のタイマーを設定することを示す第2の制御情報を含む無線フレームを前記無線通信部が受信したときに、前記第2のタイマーをアクティブ状態にし、
前記第2の無線リンクにおいて、応答が必要な第2の無線フレームを受信した場合、前記無線通信部は、前記第2の無線フレームに対する第2の応答フレームを送信し、続けてキャリアセンス無しで第2のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第2のタイマーをリセットし、
前記第2のタイマーが満了した場合、前記無線通信部は、前記第2の無線リンクにおいて、キャリアセンスを行なったのちに前記第2のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第2のタイマーをリセットする
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項3】
前記第1の無線フレームを受信したときに前記第1のタイマーが所定の値に達している場合、
前記無線通信部は、前記第1の応答フレームの送信に続けて、キャリアセンス無しで前記第1のサウンディングフレームを送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記第1の応答フレームがブロック応答フレームである場合、
前記無線通信部は、前記ブロック応答フレームに含まれる肯定応答の数が所定数未満の場合、前記ブロック応答フレームの送信に続けて、キャリアセンス無しで前記第1のサウンディングフレームを送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記無線制御部は、第3の制御情報を含む無線フレームを前記無線通信部が受信したときに、前記第1のタイマーの満了条件を設定し、前記第1のタイマーをリセットする
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記第3の制御情報は、QoS(Quality of Service)を設定する情報であることを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
【請求項7】
前記無線制御部は、第4の制御情報を含む無線フレームを前記無線通信部が受信したときに、前記第1のタイマーを非アクティブ状態にすることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項8】
前記第4の制御情報は、QoSの設定を解除する情報であることを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
【請求項9】
前記無線制御部は、第3のタイマーをさらに備え、前記無線通信部が前記第1の制御情報を含む無線フレームを受信したときに、前記第1のタイマー及び前記第3のタイマーをアクティブ状態にし、
前記無線通信部は、前記第1の無線フレームを受信したときに前記第3のタイマーが満了している場合は、前記第1の応答フレームの送信に続けて、キャリアセンス無しで前記第1のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第1のタイマー及び前記第3のタイマーをリセットし、
前記第1のタイマーが満了した場合、前記無線通信部は、前記第1の無線リンクでキャリアセンスを行なったのちに前記第1のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第1のタイマー及び前記第3のタイマーをリセットする
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
【請求項10】
前記第1の無線フレームを受信したときに前記第1のタイマーが所定の値に達してる場合、前記無線通信部は、前記第1の応答フレームの送信に続けて、キャリアセンス無しで前記第1のサウンディングフレームを送信し、
前記第2の無線フレームを受信したときに前記第2のタイマーが所定の値に達している場合、前記無線通信部は、前記第2の応答フレームを送信に続けて、キャリアセンス無しで前記第2のサウンディングフレームを送信する
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)は、無線LAN(Local Area Network)通信の高速化、周波数利用効率化を実現するために、無線LAN標準規格であるIEEE 802.11の仕様更新に継続して取り組んでいる。無線LANでは、国・地域からの許可(免許)を必要とせずに使用することが可能な周波数帯(アンライセンスバンド)を用いて、無線通信を行うことができる。家庭などの個人向け用途では、インターネットなどへのWAN(Wide Area Network)回線に接続するための回線終端装置に無線LANアクセスポイント機能を含める、または無線LANアクセスポイント装置を回線終端装置に接続するなどして、住居内からのインターネットアクセスが無線化されてきた。これにより、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの無線LANステーション装置は、無線LANアクセスポイント装置に接続して、インターネットにアクセスできる。
【0003】
2021年にはIEEE 802.11axの規格策定が完了し、この規格に準拠した無線LANデバイスや、前記無線LANデバイスを搭載したスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの通信機器がWi-Fi 6(登録商標、Wi-Fi Allianceの認証を受けたIEEE 802.11ax準拠品に対する呼称)対応製品として市場に登場している。そして、現在、IEEE 802.11axの後継規格として、IEEE 802.11beの標準化活動が進められており、また、その後継規格であるIEEE 802.11bnに向けた議論も進んでいる。無線LANデバイスの急速な普及に伴い、昨今のIEEE 802.11標準化においては、無線LANデバイスの過密配置環境においてユーザあたりの更なるスループット向上の検討が行われている。
【0004】
また、IEEE 802.11be標準化においては、無線通信装置が、同時に複数の周波数帯、チャネルなどを使用して、複数リンクの接続を維持して通信することを可能とする、マルチリンクオペレーション(Multi-Link Operation:MLO)に関する議論が行われている(非特許文献1)。MLOの一例としては、2.4GHz帯の接続、5GHz帯(5.2GHz帯、5.3GHz帯、5.6GHz帯など)の接続、6GHz帯の接続の、異なる周波数帯(frequency band)の3つのリンク接続を同時に運用するものが挙げられる。もちろん、周波数帯、チャネルなどの組み合わせはこれに限られることなく、様々な組み合わせが可能である。周波数帯の観点からは、将来的にはミリ波(28GHz帯、45GHz帯、60GHz帯など)や(サブ)テラヘルツ波(100GHz~300GHz帯)といった高周波数帯も、マルチリンクを構成する1つのリンクとして使用されうる。MLOによれば、無線通信装置は、使用する無線リソースや通信に係る設定が異なるリンク接続を複数同時に維持することができる。無線通信装置は、複数リンクを同時使用してのフレーム送受信ができるだけでなく、再接続動作を行うことなく、フレームを送受信するリンク接続を切り替える、すなわち周波数帯を変更することが可能となる。なお、ここでのマルチリンクを構成する個々のリンクは、物理層リンクとも呼ぶ。また、MLOに対応した無線通信装置をマルチリンクデバイス(MLD:Multi-Link Device)と呼ぶ。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
IEEE 802.11-19/0773-08-00be、Nov.2019
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
無線LANにおいて、高速化、周波数利用効率化を実現するために、無線リンクの通信品質の維持が課題である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するための本発明に係る無線通信装置及び無線通信方法は、次の通りである。
【0008】
(1)すなわち、本発明の一態様に係る無線通信装置は、無線リンクを使用して通信相手の無線通信装置と通信を行う無線通信装置であって、第1の無線リンクで無線フレームの送信及び受信を行う無線通信部と、第1のタイマーを備える無線制御部を備え、前記無線制御部は、前記第1のタイマーを設定することを示す第1の制御情報を含む無線フレームを前記無線通信部が受信したときに、前記第1のタイマーをアクティブ状態にし、前記第1の無線リンクにおいて、応答が必要な第1の無線フレームを受信した場合、前記無線通信部は、前記第1の無線フレームに対する第1の応答フレームを送信し、続けてキャリアセンス無しで第1のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第1のタイマーをリセットし、前記第1のタイマーが満了した場合、前記無線通信部は、前記第1の無線リンクにおいて、キャリアセンスを行なったのちに前記第1のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第1のタイマーをリセットする。
【0009】
(2)また、本発明の一態様に係る無線通信装置は、前記第1の無線リンクと、さらに前記第1の無線リンクとは異なる周波数帯の第2の無線リンクとを含む複数の無線リンクを同時に使用して、前記通信相手の無線通信装置と通信を行う無線通信装置であって、前記無線通信部は、さらに前記第2の無線リンクで無線フレームの送信及び受信を行い、前記無線制御部は、第2のタイマーをさらに備え、前記無線制御部は、前記第2のタイマーを設定することを示す第2の制御情報を含む無線フレームを前記無線通信部が受信したときに、前記第2のタイマーをアクティブ状態にし、前記第2の無線リンクにおいて、応答が必要な第2の無線フレームを受信した場合、前記無線通信部は、前記第2の無線フレームに対する第2の応答フレームを送信し、続けてキャリアセンス無しで第2のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第2のタイマーをリセットし、前記第2のタイマーが満了した場合、前記無線通信部は、前記第2の無線リンクにおいて、キャリアセンスを行なったのちに前記第2のサウンディングフレームを送信するとともに、前記無線制御部は、前記第2のタイマーをリセットする。
【0010】
(3)また、本発明の一態様に係る無線通信装置は、前記第1の無線フレームを受信したときに前記第1のタイマーが所定の値に達している場合、前記無線通信部は、前記第1の応答フレームの送信に続けて、キャリアセンス無しで前記第1のサウンディングフレームを送信する。
(【0011】以降は省略されています)
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