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公開番号
2025019426
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123034
出願日
2023-07-28
発明の名称
クリアランス評価装置及びクリアランス評価方法
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F02D
35/00 20060101AFI20250131BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】リンク部品と軸体との間のクリアランスを精度よく評価する。
【解決手段】クリアランス評価装置1は、ハンド12を移動させることによってリンク部品を移動させる多関節ロボット10と、多関節ロボット10からの情報に基づいて、リンク部品と軸体との間のクリアランスを評価する評価部30と、を有する。多関節ロボット10は、リンク部品を軸体の一方の端部まで移動させ、リンク部品を一方の端部まで移動させた後に、リンク部品を軸体の他方の端部まで移動させる。評価部30は、一方の端部から他方の端部までリンク部品を移動させる間のハンド12の移動量又はリンク部品の移動量に基づいて、クリアランスを評価する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸体が挿通される穴部を備えて前記軸体に対して相対的に回転可能なリンク部品を把持する把持機構を備え、前記把持機構を移動させることによって前記リンク部品を移動させる機器と、
前記機器からの情報に基づいて、前記穴部における内周面と前記軸体の外周面との間のクリアランスを評価する評価部と、を有し、
前記機器は、
前記リンク部品を前記軸体の一方の端部まで移動させ、
前記リンク部品を前記一方の端部まで移動させた後に、前記リンク部品を前記軸体の他方の端部まで移動させ、
前記評価部は、
前記一方の端部から前記他方の端部まで前記リンク部品を移動させる間の前記把持機構の移動量又は前記リンク部品の移動量に基づいて、前記クリアランスを評価する、
クリアランス評価装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記機器は、前記把持機構に作用する、前記軸体の軸方向に沿う力を検出するセンサをさらに備える、
請求項1記載のクリアランス評価装置。
【請求項3】
前記機器は、
前記一方の端部に向けて前記リンク部品の移動を開始した後に前記センサによって検出される力の絶対値が第1判定値となる第1判定位置で、前記リンク部品の移動を停止させ、
前記第1判定位置から前記他方の端部に向けて前記リンク部品の移動を開始した後に前記センサによって検出される力の絶対値が前記第1判定値となる第2判定位置で、前記リンク部品の移動を停止させ、
前記評価部は、
前記第1判定位置から前記第2判定位置まで前記リンク部品を移動させる間の前記把持機構の移動量又は前記リンク部品の移動量に基づいて、前記クリアランスを評価する、
請求項2記載のクリアランス評価装置。
【請求項4】
前記評価部は、
前記移動量と、前記センサによって検出される力の変化量とに基づいて、前記クリアランスを評価する、
請求項3記載のクリアランス評価装置。
【請求項5】
前記評価部は、
前記第1判定位置よりも前記他方の端部側にある第1参照位置から規定量だけ前記リンク部品を移動させる間の前記変化量を特定する、
請求項4記載のクリアランス評価装置。
【請求項6】
前記第1参照位置は、
前記第1判定位置から前記他方の端部に向けて前記リンク部品の移動を開始した後に、前記センサによって検出される力が、前記把持機構に作用する力が解放されたことを判定するための第2判定値となる位置である、
請求項5記載のクリアランス評価装置。
【請求項7】
前記センサは、
前記軸体の軸方向と直交する面に含まれる、直交する二軸方向の力をさらに検出し、
前記機器は、
前記第1参照位置から、前記軸体の軸方向に沿って前記リンク部品を等速で移動させ、
前記軸体の軸方向に沿って前記リンク部品を移動させている間に、前記二軸方向の力が検出された場合には、前記二軸方向の力が作用する方向とは反対方向に前記リンク部品を移動させる、
請求項5記載のクリアランス評価装置。
【請求項8】
前記機器は、
前記把持機構をアーム先端部に備える多関節ロボットである、
請求項1から7のいずれか一項に記載のクリアランス評価装置。
【請求項9】
内燃機関の圧縮比を可変とする可変圧縮比機構は、クランクシャフトに装着されたロアリンクと、コントロールシャフトと、前記コントロールシャフトと前記ロアリンクとを連結するコントロールリンクとを含み、
前記軸体は前記コントロールシャフトであり、前記リンク部品は前記コントロールリンクである、
請求項1から7のいずれか一項記載のクリアランス評価装置。
【請求項10】
内燃機関は、クランクシャフトに装着されたコンロッドと、前記コンロッドの他方の端部に連結されるピストンとを含み、
前記軸体は前記クランクシャフトであり、前記リンク部品は前記コンロッドである、
請求項1から7のいずれか一項記載のクリアランス評価装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリアランス評価装置及びクリアランス評価方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関には、リンク部品の穴部に挿入された軸体に対してリンク部品が相対的に回転する機構が含まれている。内燃機関の動作性能を保証するためには、リンク部品の内周面と軸体の外周面との間に適切なクリアランスが確保されている必要がある。
【0003】
特許文献1には、ガスタービンエンジンの軸流型のタービンにおいて、タービン運転中のタービンロータ先端とこれに近接して設けられたシュラウド壁面とのクリアランスを測定するためのクリアランス測定方法が開示されている。この測定方法では、タービンロータ出口から所定距離下流のシュラウド壁面近傍のガス温度を温度センサによって計測することにより、クリアランスが測定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭59-220609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された発明は、タービンの回転による温度変化を計測することでクリアランスを計測する技術であるため、温度変化が生じない機構ではクリアランス測定を行うことができない。
【0006】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、リンク部品と軸体との間のクリアランスを精度よく評価する手法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るクリアランス評価装置は、リンク部品を把持する把持機構を移動させることによってリンク部品を移動させる機器と、機器からの情報に基づいてリンク部品と軸体との間のクリアランスを評価する評価部と、を有する。機器は、リンク部品を軸体の一方の端部まで移動させ、その後にリンク部品を軸体の他方の端部まで移動させる。評価部は、一方の端部から他方の端部までリンク部品を移動させる間の把持機構の移動量又はリンク部品の移動量に基づいて、クリアランスを評価する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、リンク部品と軸体との間のクリアランスを精度よく評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係るクリアランス評価装置の構成を示すブロック図である。
図2は、コントロールリンク及びコントロールシャフトを説明する断面図である。
図3は、コントロールリンク及びコントロールシャフトを説明する側面図である。
図4は、多関節ロボットの要部を示す説明図である。
図5は、本実施形態に係るクリアランス評価方法を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係るクリアランス評価方法を示すフローチャートである。
図7は、クリアランス評価方法における測定の概要を説明する図である。
図8は、センサによって検出される前後力の推移を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係るクリアランス評価装置及びクリアランス評価方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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