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公開番号2025017365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2024163822,2023572640
出願日2024-09-20,2023-07-24
発明の名称切削加工システム、および給電装置
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類H02J 50/80 20160101AFI20250129BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】加工中の切削工具の状態を適切にモニタすることができ、切削工具に無線で給電する切削加工システムおよび給電装置を提供する。
【解決手段】本開示の実施形態に係る切削加工システム1は、工作機械の加工空間Sに配置される本体部、本体部に設けられるセンサ及びセンサの出力を示す検知情報を送信する無線送信部を有する切削工具4と、切削工具へ給電する給電装置6と、を備える。給電装置は、加工空間に設けられる送電アンテナ8と、送電アンテナによる給電を制御する制御装置10と、を備える。切削工具はさらに、送電アンテナから無線送電される電力を受電する受電アンテナ回路を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
工作機械の加工空間に配置される本体部、前記本体部に設けられるセンサ、および、前記センサの出力を示す検知情報を送信する無線送信部を有する切削工具と、
前記切削工具へ給電する給電装置と、を備え、
前記給電装置は、
前記加工空間に設けられる送電アンテナと、
前記送電アンテナによる給電を制御する制御装置と、を備え、
前記切削工具は、さらに、前記送電アンテナから無線送電される電力を受電する受電アンテナ回路を有する
切削加工システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記工作機械の状態を示す情報、および、前記無線送信部と通信接続可能な受信機から出力される前記検知情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて給電を制御する給電制御処理を実行する処理部を備える
請求項1に記載の切削加工システム。
【請求項3】
前記工作機械の状態を示す情報は、前記加工空間を画定する筐体が有する開閉扉の状態を示す扉情報を含む
請求項2に記載の切削加工システム。
【請求項4】
前記切削工具は、前記電力を蓄電する蓄電池をさらに備え、
前記検知情報は、前記蓄電池の蓄電残量を示す残量情報を含む
請求項1に記載の切削加工システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記無線送信部と通信接続可能な受信機と前記無線送信部とが通信接続しているか否かを示す接続情報を受け付ける処理と、
前記接続情報に基づいて、前記工作機械による加工の開始を許可または制限するための出力を行う処理と、を実行する処理部を備える
請求項1に記載の切削加工システム。
【請求項6】
前記送電アンテナは、
アンテナ本体と、
前記アンテナ本体の指向方向を変更する指向方向変更部と、をさらに備え、
前記制御装置は、前記加工空間における前記切削工具の位置に応じて前記指向方向変更部を制御する処理を実行する処理部を備える
請求項1に記載の切削加工システム。
【請求項7】
前記切削工具は、前記電力を蓄電する蓄電池をさらに備え、
前記検知情報は、前記蓄電池が充電中か否かを示す充電情報を含み、
前記送電アンテナは、
アンテナ本体と、
前記アンテナ本体の指向方向を変更する指向方向変更部と、をさらに備え、
前記制御装置は、前記無線送信部と通信接続可能な受信機から出力される前記充電情報に基づいて、前記指向方向変更部を制御する処理を実行する処理部を備える
請求項1に記載の切削加工システム。
【請求項8】
前記送電アンテナは、
互いに異なる位置に配置された複数のアンテナ本体と、
前記電力を無線送電させるアンテナを、前記複数のアンテナ本体の中から切り替える切替部と、をさらに備える
請求項1に記載の切削加工システム。
【請求項9】
前記無線送信部による送信波の周波数と、前記送電アンテナによる給電用の電波の周波数とは、互いに異なる請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の切削加工システム。
【請求項10】
前記給電用の電波の周波数は、前記送信波の周波数よりも高い請求項9に記載の切削加工システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、切削加工システム、および給電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、本体部と、本体部に配置されたセンサ部と、センサの出力を示す情報を外部へ送信する無線通信部と、各部に電力を供給する電池と、を備えた切削工具が開示されている。電池は、本体部に設けられた空間である電池収容部に収容されている。
この切削工具は、加工中の切削工具の状態をセンサによってモニタし、外部へ送信することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/230149号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の切削工具では、電池の電力が消費され枯渇すると、新たな電池に交換する必要がある。この場合、電池収容部内から古い電池を取り出し、新たな電池を装着しなければならず、加工中に電池を交換することは困難である。
このため、加工時間が長時間となることにより、加工中に電池の電力が枯渇すると、その後の切削工具の状態をモニタすることができなくなるおそれがある。
このように加工時間が長時間である場合においても、切削工具の状態を適切にモニタすることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施形態に係る切削加工システムは、工作機械の加工空間に配置される本体部、前記本体部に設けられるセンサ、および、前記センサの出力を示す検知情報を送信する無線送信部を有する切削工具と、前記切削工具へ給電する給電装置と、を備える。前記給電装置は、前記加工空間に設けられる送電アンテナと、前記送電アンテナによる給電を制御する制御装置と、を備える。前記切削工具は、さらに、前記送電アンテナから無線送電される電力を受電する受電アンテナ回路を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、加工中の切削工具の状態を適切にモニタすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る切削加工システムの全体構成を示す図である。
図2は、切削工具の構成例を示すブロック図である。
図3は、給電装置の構成例を示すブロック図である。
図4は、処理部が実行する給電制御処理の一例を示すフローチャートである。
図5は、処理部が実行する指向方向制御処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、変形例に係る送電アンテナを示す図である。
図7は、他の変形例に係る送電アンテナを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
最初に実施形態の内容を列記して説明する。
[実施形態の概要]
(1)本開示の実施形態に係る切削加工システムは、工作機械の加工空間に配置される本体部、前記本体部に設けられるセンサ、および、前記センサの出力を示す検知情報を送信する無線送信部を有する切削工具と、前記切削工具へ給電する給電装置と、を備える。前記給電装置は、前記加工空間に設けられる送電アンテナと、前記送電アンテナによる給電を制御する制御装置と、を備える。前記切削工具は、さらに、前記送電アンテナから無線送電される電力を受電する受電アンテナ回路を有する。
【0009】
上記構成によれば、送電アンテナを加工空間内に有し、切削工具が受電アンテナを有するので、加工空間内で切削工具への無線給電が可能となる。よって、加工中の切削工具に対して給電が可能となり、加工時間が長時間になったとしても連続してセンサによる検知および検知情報の送信が可能となる。この結果、加工中の切削工具の状態を適切にモニタすることができる。
【0010】
(2)上記(1)の切削加工システムにおいて、前記制御装置は、前記工作機械の状態を示す情報、および、前記無線送信部と通信接続可能な受信機から出力される前記検知情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて給電を制御する給電制御処理を実行する処理部を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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