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公開番号
2025016028
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119032
出願日
2023-07-21
発明の名称
降水レベル推定システム及びプログラム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01W
1/14 20060101AFI20250124BHJP(測定;試験)
要約
【課題】車両から取得された降水に関連するデータを用い、機械学習に基づく推定方法を用いて降水レベルを正確に算出可能な降水レベル推定システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】観測対象領域RXに存在する複数の車両Mnにより検出された、降水に関連する検出データを取得し、検出データに基づいて、降水量に関連する複数の特徴量を算出し、降水量を算出するための降水量推定モデルに特徴量を入力し、観測対象領域に含まれる所定の領域における降水量を算出する演算部12を備え、演算部は、降水量に応じた段階的な降水レベルを算出する第1計算を実行し、複数の領域のうち、降水レベルが異なる一領域と他領域とが隣接している場合、第1計算と異なる算出方法に基づく第2計算を実行し、第2計算において一領域の降水レベルを再計算し、一領域の降水レベルを変更する、降水レベル推定システム1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
観測対象領域に存在する複数の車両により検出された、降水に関連する検出データを取得し、
前記検出データに基づいて、降水量に関連する複数の特徴量を算出し、
降水量を算出するための降水量推定モデルに前記特徴量を入力し、前記観測対象領域に含まれる所定の領域における降水量を算出する演算部を備え、
前記演算部は、前記降水量に応じた段階的な降水レベルを算出する第1計算を実行し、
複数の前記領域のうち、前記降水レベルが異なる一領域と他領域とが隣接している場合、前記第1計算と異なる算出方法に基づく第2計算を実行し、
前記第2計算において前記一領域の前記降水レベルを再計算し、前記一領域の前記降水レベルを変更する、
降水レベル推定システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記演算部は、前記第1計算において、前記領域の前記降水レベルを、前記降水量が多い順に第1降水レベルと、前記第1降水レベルの前記降水量に比して低い前記降水量を示す第2降水レベルと、前記第2降水レベルに比して低い前記降水量を示す第3降水レベルとのいずれかに判定し、
複数の前記領域のうち、前記第2降水レベルであると算出された前記一領域と、前記第1降水レベルであると算出された少なくとも一つの前記他領域とが隣接し、前記第2計算において所定の条件を満たす場合、前記一領域の前記第2降水レベルを前記第1降水レベルに変更する、
請求項1に記載の降水レベル推定システム。
【請求項3】
前記演算部は、複数の前記領域のうち、前記第2降水レベルであると算出された前記一領域と、前記第2降水レベルに比して低い前記降水量を示す第3降水レベルであると算出された少なくとも一つの前記他領域とが隣接し、前記第2計算において所定の条件を満たす場合、前記一領域の前記第2降水レベルを前記第3降水レベルに変更する、
請求項2に記載の降水レベル推定システム。
【請求項4】
前記演算部は、複数の前記領域のうち、前記第3降水レベルであると算出された前記一領域と、前記第2降水レベルであると算出された少なくとも一つの前記他領域とが隣接し、前記第2計算において所定の条件を満たす場合、前記一領域の前記第3降水レベルを前記第2降水レベルに変更する、
請求項2に記載の降水レベル推定システム。
【請求項5】
観測対象領域に存在する複数の車両により検出された降水に関連する検出データを取得し、
前記検出データに基づいて、特徴量を算出し、
降水量を算出するための降水量推定モデルに前記特徴量を入力し、
前記観測対象領域に含まれる所定の領域における降水量を算出し、
前記降水量に応じた段階的な降水レベルを算出する第1計算を実行し、
複数の前記領域のうち、前記降水レベルが異なる一領域と他領域とが隣接している場合、前記第1計算と異なる算出方法に基づく第2計算を実行し、
前記第2計算において、前記一領域の前記降水レベルを再計算し、前記一領域の前記降水レベルを変更する、処理をコンピュータに実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、降水量を推定可能な降水レベル推定システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、局所的な豪雨の発生に対する防災意識が高まっている。特許文献1には、車両のワイパー装置の作動モードに関するデータに基づいて車両が含まれる領域の降水の強さを示す指標を算出する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-052962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイパーの作動モードは、例えば、弱、中、強等の3段階の作動モードが設けられている。特許文献1に記載された技術によれば、ワイパーの作動モードに関するデータに基づいて降水の強さを推定している。ワイパーの作動モードは、特に強い降水が発生している場合において、強の段階に固定され、ワイパーの動作モードと降水量との関連性が少なくなる。発明者は、鋭意研究を続けた結果、車両から取得されるデータを用いて降水レベルを正確に推定する手法を見出した。
【0005】
本発明は、車両から取得された降水に関連するデータを用い、機械学習に基づく推定方法を用いて降水レベルを正確に算出可能な降水レベル推定システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、観測対象領域に存在する複数の車両により検出された、降水に関連する検出データを取得し、前記検出データに基づいて、降水量に関連する複数の特徴量を算出し、降水量を算出するための降水量推定モデルに前記特徴量を入力し、前記観測対象領域に含まれる所定の領域における降水量を算出する演算部を備え、前記演算部は、前記降水量に応じた段階的な降水レベルを算出する第1計算を実行し、複数の前記領域のうち、前記降水レベルが異なる一領域と他領域とが隣接している場合、前記第1計算と異なる算出方法に基づく第2計算を実行し、前記第2計算において前記一領域の前記降水レベルを再計算し、前記一領域の前記降水レベルを変更する、降水レベル推定システムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両から取得された降水に関連するデータを用い、機械学習に基づく推定方法を用いて降水レベルを正確に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る降水レベル推定システムの構成を示すブロック図である。
観測対象領域における観測方法を示す図である。
観測対象領域内の所定の領域を示す図である。
複数の特徴量の内容を示す図である。
降水レベルが表示されたマッピングデータを示す図である。
マッピングデータにおいて誤判定が生じた領域を示す図である。
降水レベル推定方法における第1計算の処理の流れを示すフローチャートである。
第1計算を再計算するための第2計算の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
第2計算の処理の流れの他の例を示すフローチャートである。
第2計算の処理の流れの他の例を示すフローチャートである。
第2計算の処理の流れの他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示されるように、降水レベル推定システム1は、ネットワークNWに接続されたサーバ装置10と、複数の車両Mn(n:任意の自然数)とにより構成されている。複数の車両Mnは、観測対象となる観測対象領域RXに存在している。観測対象領域RXは、例えば、所定の面積の矩形の領域に設定されている。サーバ装置10は、複数の車両Mnと通信し、降水に関する検出データを取得している。サーバ装置10は、検出データに基づいて観測対象領域RXにおける降水レベルを算出する。
【0010】
降水レベルは、例えば、後述のように降水量に応じて、3段階のレベルに設定されている。降水レベルは、3段階に限らず任意の段階に設定されてもよい。サーバ装置10は、算出結果に基づいて観測対象領域RX内の車両Mnに降水レベルを含む情報を提供する。サーバ装置10は、車両Mn以外にネットワークNWに接続された端末装置20にも情報を提供してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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