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公開番号
2025015545
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024181851,2021556866
出願日
2024-10-17,2020-03-27
発明の名称
バイオマーカーに基づく遠隔患者管理の処方
出願人
ベー.エル.アー.ハー.エム.エス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
33/53 20060101AFI20250123BHJP(測定;試験)
要約
【課題】心血管疾患と診断された対象が遠隔患者管理を処方するべきかどうかを決定するための方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、心血管疾患と診断された患者のための遠隔患者管理の療法ガイダンス、層別化及び/又はモニタリングのための方法に関し、この方法は、患者の少なくとも1つの試料を提供することと、proADM、proBNP及びproANPからなる群から選択される少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントのレベルを決定することと、少なくとも1つのバイオマーカーの該レベルを1つ以上の参照値と比較することと、を含み、該レベルは、該患者に遠隔患者管理を処方するか又は処方しないことを示す。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
心血管疾患と診断された患者のための遠隔患者管理の療法ガイダンス、層別化及び/又はモニタリングのための方法であって、前記方法が、
-前記患者の少なくとも1つの試料を提供することと、
-前記少なくとも1つの試料中の、プロアドレノメデュリン(proADM)、プロ脳性ナトリウム利尿ペプチド(proBNP)及び/又はプロ心房性ナトリウム利尿ペプチド(proANP)からなる群から選択される、少なくとも1つのバイオマーカー又はそのフラグメント(複数可)のレベルを決定することと、
-前記少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントの前記レベルを1つ以上の参照値と比較することと、を含み、前記少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントの前記レベルが、前記患者に遠隔患者管理を処方するか、又は処方しないことを示す、方法。
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【請求項2】
前記少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントの低ベネフィットレベルが、遠隔患者管理を処方しないことを示し、及び/又は少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントの高ベネフィットレベルが、遠隔患者管理を処方することを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントの前記低ベネフィットレベルが、少なくとも10日間、好ましくは少なくとも30日間、60日間、90日間、150日間、180日間、270日間又は365日間の期間にわたって、遠隔患者管理を処方しないことを示し、及び/又は少なくとも1つのバイオマーカー又はその一以上のフラグメントの高ベネフィットレベルが、少なくとも10日間、好ましくは少なくとも30日間、60日間、90日間、150日間、180日間、270日間又は365日間の期間にわたって、遠隔患者管理を処方することを示す、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
proADM又はその一以上のフラグメントの前記低ベネフィットレベルが、参照値±20%以下であり、及び/又はproADM又はその一以上のフラグメントの前記高ベネフィットレベルが、参照値±20%以上であり、前記参照値が、0.75nmol/L~1.07nmol/Lの値の範囲から選択され、より好ましくは、前記参照値が、1.07nmol/L、0.98nmol/L、0.91nmol/L、0.86nmol/Lであり、最も好ましくは0.75nmol/Lである、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
proBNP又はその一以上のフラグメントの前記低ベネフィットレベルが、参照値±20%以下であり、及び/又はproBNP又はその一以上のフラグメントの前記高ベネフィットレベルが、参照値±20%以上であり、前記参照値が、237.6pg/ml~1595.8pg/mlの値の範囲から選択され、より好ましくは、前記参照値が、1595.8pg/ml、1402.95pg/mol、1107.9pg/mol、609.4pg/mlであり、最も好ましくは237.6pg/mlである、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項6】
proANP又はその一以上のフラグメントの前記低ベネフィットレベルが、参照値±20%以下であり、及び/又はproANP又はその一以上のフラグメントの前記高ベネフィットレベルが、参照値±20%以上であり、前記参照値が、106.9pmol/L~248.3pmol/Lの値の範囲から選択され、より好ましくは、前記参照値が、248.3pmol/L、235.6pmol/L、186.2pmol/L、158.5pmol/Lであり、最も好ましくは106.9pmol/Lである、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項7】
前記心血管疾患が心不全である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記心血管疾患が心不全であり、前記患者が心不全の結果として過去12ヶ月以内に入院した、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記心血管疾患が、有害転帰のリスクが高い心不全であり、好ましくは、急性代償不全及び/又は死亡からなる群から選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
proADM又はその一以上のフラグメントのレベルを決定することが、MRproADMのレベルを決定することを含み、proBNP又はその一以上のフラグメントのレベルを決定することが、前記試料中のNTproBNPのレベルを決定することを含み、及び/又はproANP又はその一以上のフラグメントのレベルを決定することが、MRproANPのレベルを決定することを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
説明
本発明は、医学的診断の分野、特に分子バイオマーカーに基づく予後及び療法ガイダンスに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
本発明は、心血管疾患と診断された対象が遠隔患者管理を処方するべきかどうかを決定するための方法に関し、この方法は、該患者からの試料中の特定のバイオマーカーを測定することを含む。したがって、本発明は、心血管疾患と診断された患者に対する遠隔患者管理の療法ガイダンス、層別化及び/又はモニタリングのための方法に関し、この方法は、患者の少なくとも1つの試料を提供することと、proADM、proBNP及びproANPからなる群から選択される少なくとも1つのバイオマーカー又はそのフラグメント(複数可)のレベルを決定することと、少なくとも1つのバイオマーカーの該レベルを1つ以上の参照値と比較することと、を含み、該レベルは、該患者の遠隔患者管理を処方するか、又は処方しないことを示す。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのバイオマーカーの低ベネフィットレベルは、遠隔患者管理を処方しないことを示し、一方、いくつかの実施形態では、少なくとも1つのバイオマーカーの高ベネフィットレベルは、遠隔患者管理を処方することを示す。いくつかの実施形態では、心血管疾患は心不全、特に過去12ヶ月以内に入院をもたらした慢性心不全である。
【背景技術】
【0003】
遠隔医療としても知られる遠隔患者管理は、医療提供者が、対面訪問の代替として、又は対面訪問と並行して、電気通信を使用して患者を遠隔診断及び治療することを可能にし(Cowie et al.2016)、したがって、距離に依存しない適応のために、患者のケアへのアクセスを増やす。これにより、疾患を有するか、又は流行する疾患に関連する合併症を引き起こすリスクがある外来患者の健康管理へのアクセスの不足の格差を埋める。遠隔医療は、同じ技法を通じて介護者間のリアルタイムの相談を合理化及び可能にし、慢性疾患の診断を受けた患者に対するタイムリーで質の高い個人的なケアの提供を促進する可能性を秘めている。遠隔患者管理には、外来診療の場での薬剤の適切な用量漸増(up titration)、患者教育、及び流行する疾患又は併存疾患の管理、ならびに重大なイベントの早期発見を含む幅広い介入が含まれる。このアプローチは、通常、臨床的悪化の早期発見に伝統的に焦点を合わせている遠隔監視アプローチよりもさらなる介入を含み得る。相互作用とリアルタイムのデータ交換の緊密な可能性は、全体的な患者の転帰を改善し、健康管理システムについての(再)入院、死亡率、及びコストの削減につながる重大な健康状態を回避できる(Andres et al.2018)。
【0004】
心不全は慢性障害であり、その管理は遠隔患者管理アプローチから利益を得る可能性がある(Cowie et al.2014、van Riet EE et al.2016、Chioncel et al.2017、Ponikowski et al.2016)。特に、遠隔患者管理は、心代償不全の初期の徴候及び症状を検出するのに役立つ可能性があり、したがって、心不全(代償不全)の完全な症状発現の前に、適切な治療及びケアを迅速に開始することができる。
【0005】
心不全は成人によく見られる疾患であり、世界中でかなりの罹患率及び死亡率を占めている。先進国の人口の1~2%が心不全を有すると推定されており、この有病率は70歳以上の人口で10%まで増加している。ヨーロッパでは、1,000万人が心室機能不全を伴う心不全を有しており、さらに1,000万人が駆出率が保たれた心不全(heart failure with preserved ejection fraction)(HFPEF)を有すると推定されている(Hunt et al.2009、McMurray et al.2012)。
【0006】
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤、アンジオテンシン受容体遮断薬(ARB)、β遮断薬、及び鉱質コルチコイド受容体拮抗薬、ならび先進デバイス療法など、駆出率が低下した心不全(heart failure with reduced ejection fraction)を有する患者に対する多くの治療法の有効性にもかかわらず、人口の高齢化及び急性心血管イベントの治療の改善により、心不全の有病率は増加している(Marco et al.2017)。
【0007】
慢性心不全は、平均余命の不良、生活の質の悪化、反復入院をもたらし、社会のかなりの経済的負担を表している。過去数年にわたって、人口の高齢化と医療費の高騰との組み合わせにより、これらの患者のための代替的ケア戦略の必要性が増幅されてきた。
【0008】
疾患の有病率及び治療アプローチの複雑さを考えると、心不全患者の管理における最も困難な問題の1つは、心不全悪化の入院率と再入院率を減らことである(Cowie et al.2014)。
【0009】
現代の心不全ケアプログラムは、心不全による反復入院のリスクを減らすための外来心不全ケアの改善に焦点を合わせている。心不全による入院の翌年の再入院率は約50%であり、1年死亡率は15~20%である(Cowie et al.2014、Van Riet et al.2016)。非代償性心不全による入院の費用は、心不全の治療による総支出の約60%に達している(Gheorghiade et al.2005)。現在の遠隔医療心不全の概念は、遠隔監視ならびに遠隔医療介入、ガイドラインに基づく外来治療、及びグループ分けし、遠隔患者管理として知られている構造化された患者教育を含む全体論的なプログラムである(Anker et al.2011、Andres et al.2018)。
【0010】
多くの無作為化比較試験は、BEAT-HF(Ong et al.2016)、CardioBBEAT(Hofmann et al.2015)、TIM-HF(Koehler et al.2011、Koehler et al.2012a)、REM-HF(Morgan et al.2017)、OptiLink HF(Bohm et al.2016)、IN-TIME(Hindricks et al.2014)及びCHAMPION(Abraham et al.2011)を含む、心不全患者の遠隔患者管理が様々な臨床転帰に与える影響を調査している。
(【0011】以降は省略されています)
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