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公開番号
2025014420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116951
出願日
2023-07-18
発明の名称
時刻情報を挿入する多重化装置、多重化方法、およびプログラム
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H04L
27/26 20060101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】安定したクロック再生が容易な、時刻情報を挿入する多重化装置を提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、多重化装置は、周期生成部において、変調パラメータに基づいてFECブロック生成周期およびOFDMフレーム生成周期を生成し、N回カウント部において、変調パラメータから導出されるN回のFECブロック生成周期毎にNTPパケット生成信号を生成し、NTPパケット生成部において、NTP形式のIPパケットを生成し、TLVパケット生成部において、入力されたMMTPパケットをTLVパケット化するとともに、NTPパケット生成信号が生成された場合は、NTP形式のIPパケットをTLVパケット化し、FECブロック生成部において、TLVパケットを、FECブロックの主信号領域に入れ、FECブロックを出力し、OFDMフレーム生成部において、FECブロックを、OFDMフレームに入れて、OFDMフレームを出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
予め設定された変調パラメータに基づいて、FEC(Forward Error Correction)ブロック生成周期およびOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレーム生成周期を生成する、周期生成部と、
前記予め設定された変調パラメータから導出される、1以上の整数である、N回の前記FECブロック生成周期毎に、NTP(Network Time Protocol)パケット生成信号を生成する、N回カウント部と、
前記NTPパケット生成信号が生成されるたびに、現在時刻に基づいて、NTP形式のIP(Internet Protocol)パケットを生成する、NTPパケット生成部と、
入力されたMMTP(MPEG Media Transport)パケットをTLV(Type Length Value)パケット化するとともに、前記NTPパケット生成信号が生成された場合は、前記NTP形式のIPパケットをTLVパケット化する、TLVパケット生成部と、
前記TLVパケット生成部からの前記TLVパケットを、FECブロックの主信号領域に入れ、前記FECブロックを出力する、FECブロック生成部と、
前記FECブロック生成部からの前記FECブロックを、OFDMフレームに入れて、前記OFDMフレームを出力する、OFDMフレーム生成部と
を備えた、多重化装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記TLVパケット生成部は、前記NTPパケット生成部から、前記NTPパケット生成信号を受信する直前に、前記FECブロックの主信号領域の終端で、前記TLVパケットが完結するように、NULL TLVパケットによるスタッフィングを行うNULL TLV生成部を含む、請求項1に記載の多重化装置。
【請求項3】
前記OFDMフレーム生成部から前記OFDMフレームを取得し、取得したOFDMフレームを、IP伝送用のパケット形式に変換して出力する、伝送用パケット生成部をさらに備えた、請求項1に記載の多重化装置。
【請求項4】
前記FECブロック生成部および前記OFDMフレーム生成部は、階層毎に設けられ、
前記TLVパケット生成部は、前記TLVパケットが属する階層を判定し、判定した前記階層のために設けられた前記FECブロック生成部に、前記TLVパケットを出力する、請求項1に記載の多重化装置。
【請求項5】
前記Nの値は、前記予め設定された変調パラメータから導出される代わりに、ユーザによって指定され、
前記ユーザによって指定されたNの値を付加情報として含んだ記述子を、前記TLVパケット生成部へ出力する記述子生成部をさらに備え、
前記TLVパケット生成部は、前記記述子を含むように、前記IPパケットをTLVパケット化する、請求項1に記載の多重化装置。
【請求項6】
多重化装置のプロセッサによって実施される多重化方法であって、
前記プロセッサが、予め設定された変調パラメータに基づいて、FEC(Forward Error Correction)ブロック生成周期およびOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレーム生成周期を生成するステップと、
前記プロセッサが、前記予め設定された変調パラメータから導出される、1以上の整数である、N回の前記FECブロック生成周期毎に、NTP(Network Time Protocol)パケット生成信号を生成するステップと、
前記NTPパケット生成信号が生成されるたびに、前記プロセッサが、現在時刻に基づいて、NTP形式のIP(Internet Protocol)パケットを生成するステップと、
前記プロセッサが、入力されたMMTP(MPEG Media Transport)パケットをTLV(Type Length Value)パケット化するとともに、前記NTPパケット生成信号が生成された場合は、前記NTP形式のIPパケットをTLVパケット化するステップと、
前記プロセッサが、前記TLVパケットを、FECブロックの主信号領域に入れ、前記FECブロックを出力するステップと、
前記プロセッサが、前記FECブロックを、OFDMフレームに入れて、前記OFDMフレームを出力するステップと
を含む、多重化方法。
【請求項7】
前記プロセッサが、前記NTPパケット生成信号を受信する直前に、前記FECブロックの主信号領域の終端で、前記TLVパケットが完結するように、NULL TLVパケットによるスタッフィングを行うステップをさらに含む、請求項6に記載の多重化方法。
【請求項8】
前記プロセッサが、前記OFDMフレームを取得し、取得したOFDMフレームを、IP伝送用のパケット形式に変換して出力するステップをさらに含む、請求項6に記載の多重化方法。
【請求項9】
前記Nの値は、前記予め設定された変調パラメータから導出される代わりに、ユーザによって指定され、
前記プロセッサが、前記ユーザによって指定されたNの値を付加した記述子を含むように、前記IPパケットをTLVパケット化するステップをさらに含む、請求項6に記載の多重化方法。
【請求項10】
予め設定された変調パラメータに基づいて、FEC(Forward Error Correction)ブロック生成周期およびOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレーム生成周期を生成する機能、
前記予め設定された変調パラメータから導出される、1以上の整数である、N回の前記FECブロック生成周期毎に、NTP(Network Time Protocol)パケット生成信号を生成する機能、
前記NTPパケット生成信号が生成されるたびに、現在時刻に基づいて、NTP形式のIP(Internet Protocol)パケットを生成する機能、
入力されたMMTP(MPEG Media Transport)パケットをTLV(Type Length Value)パケット化するとともに、前記NTPパケット生成信号が生成された場合は、前記NTP形式のIPパケットをTLVパケット化する機能、
前記TLVパケットを、FECブロックの主信号領域に入れ、前記FECブロックを出力する機能、
前記FECブロックを、OFDMフレームに入れて、前記OFDMフレームを出力する機能を、
コンピュータに実現させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、4K8K衛星放送において、送信側と受信側とのクロックを同期させるための時刻情報を挿入する多重化装置、多重化方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、4K8K衛星放送では、送出側と受信側とのクロックを同期させるためのNTP(Network Time Protocol)形式のパケットを、フレーム先頭のスロットの先頭に入れている(非特許文献1,2)。また、階層変調を行う場合は低階層の先頭スロットに入れている(非特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特許第6290127号公報
日本国特許第6517905号公報
【非特許文献】
【0004】
ARIB STD-B44
ARIB STD-B39
総務省 放送システム委員会報告(案)に対する意見募集 -「放送システムに関する技術的条件」-総務省|報道資料|放送システム委員会報告(案)に対する意見募集(https://www.soumu.go.jp)(令和5年6月27日検索)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来のクロック同期方法では、以下のような問題がある。
【0006】
MMT(MPEG Media Transport)規格では、TS(Transport Stream)規格のように、TSパケットの1つの種類である時刻情報を送るPCR(Program Clock Reference)パケットに相当するものが規定されていない。そのため、4K8K衛星放送では、NTP形式のIP(Internet Protocol)パケットをフレーム周期で送出することで、放送送出システムの時刻と受信機の時刻との同期をとっている。
【0007】
しかし、地デジ高度化方式では、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレームの周期と完全に一致したタイミングでNTP形式のIPパケットを送出することが非常に困難である。
【0008】
例えば上記問題を解決するために、TSのPCRパケットの場合と同様に、NTP形式のIPパケットを任意のタイミングで送出することが考えられるが、その前後のMMT・TLV(Type Length Value)パケットが可変長であるため、受信側で時刻同期を取るために必要な現在時刻を取得する回路構成が複雑になる。また、誤り訂正処理の遅延が、再帰的に行う誤り訂正回数に応じて変化してジッタとなり、安定したクロック再生が困難になる。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決することができる、時刻情報を挿入する多重化装置、多重化方法、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
実施形態の多重化装置は、周期生成部、N回カウント部、NTPパケット生成部、TLVパケット生成部、FEC(Forward Error Correction)ブロック生成部、およびOFDMフレーム生成部を備えている。周期生成部は、予め設定された変調パラメータに基づいて、FECブロック生成周期およびOFDMフレーム生成周期を生成する。N回カウント部は、予め設定された変調パラメータから導出される、1以上の整数である、N回のFECブロック生成周期毎に、NTPパケット生成信号を生成する。NTPパケット生成部は、NTPパケットが生成されるたびに、現在時刻に基づいて、NTP形式のIPパケットを生成する。TLVパケット生成部は、入力されたMMTPパケットをTLVパケット化するとともに、NTPパケット生成信号が生成された場合は、NTP形式のIPパケットをTLVパケット化する。FECブロック生成部は、TLVパケット生成部からのTLVパケットを、FECブロックの主信号領域に入れ、FECブロックを出力する。OFDMフレーム生成部は、FECブロック生成部からのFECブロックを、OFDMフレームに入れて、OFDMフレームを出力する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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