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公開番号2025012281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115008
出願日2023-07-13
発明の名称監視制御システム及び監視制御方法
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人個人,個人
主分類G05B 9/02 20060101AFI20250117BHJP(制御;調整)
要約【課題】1つのモジュール異常が発生した場合でも、PLCをエラーダウンさせずに継続した監視制御が可能となり、制御を停止するようなソフトを製作する必要もなく、人為的なミスの発生も防ぐことが可能な監視制御システムを提供する。
【解決手段】プラントの設備機器18の制御を行う制御システムにおいて、設備機器18に対する制御信号の入出力装置である複数のモジュール11と、モジュール11と設備機器18の制御との対応関係を記憶する記憶部15と、モジュール11の異常を検出する異常検出部12と、異常検出部12によってモジュール11の異常が検出された際、記憶部15に記憶された前記対応関係に基づいて、対応する設備機器18の制御を停止する制御部14とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プラントの設備機器の制御を行う監視制御システムにおいて、
前記設備機器に対する制御信号の入出力装置である少なくとも1つのモジュールと、
前記モジュールと前記設備機器の制御との対応関係を記憶する記憶部と、
前記モジュールの異常を検出する異常検出部と、
前記異常検出部によって前記モジュールの異常が検出された際、前記記憶部に記憶され
た前記対応関係に基づいて、前記設備機器の制御を停止する制御部と、
を備えた監視制御システム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記記憶部に記憶されている前記設備機器の制御に使用される変数から、前記モジュー
ルと連関した前記設備機器の制御を特定する対象制御特定部をさらに備え、
前記制御部は、前記対象制御特定部によって特定された異常が検出された前記モジュー
ルと連関した前記設備機器の制御を停止する、
請求項1記載の監視制御システム。
【請求項3】
前記記憶部は、前記制御の停止が有効か無効かを前記制御と連関して記憶し、
前記制御部は、前記制御の停止が有効であると記憶されているときのみ前記制御の停止
を実行する、
請求項1又は請求項2に記載の監視制御システム。
【請求項4】
前記記憶部に記憶されている、前記モジュールと前記変数と、前記設備機器の制御との
対応関係を表示する表示部をさらに備える、
請求項2に記載の監視制御システム。
【請求項5】
プラントの設備機器の制御を行う制御システムにおいて、
前記設備機器に対する制御信号の入出力装置であるモジュールにおいて少なくとも1つ
のモジュールの異常を検出し、
前記設備機器の制御に使用される変数から前記モジュールと連関した前記設備機器の制
御を特定する対象制御特定部に対して、前記異常に関する情報を出力し、
前記対象制御特定部は、前記異常に関する情報に基づいて、前記モジュールと連関した
制御の有無を特定したうえで、前記制御の停止が有効か無効か判定し、
前記制御の停止が有効である場合に、前記設備機器の制御を実行する制御部が、前記制
御を停止する、
監視制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、監視制御システム及び監視制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
水処理プラント等の監視制御システムのPLC(Programmable Logic Controller;制
御コントローラ)はディジタル入力モジュール(DI)、ディジタル出力モジュール(D
O)、アナログ入力モジュール(AI)、アナログ出力モジュール(AO)等の多数のモ
ジュールで構成される。
このモジュールの構成は対象設備毎に異なるが、PLCは1つ以上のモジュールが異常と
なる場合にエラーダウンすることが一般的である。
また、モジュール異常の場合に、異常モジュールの信号は前回値を保持したまま、異常モ
ジュールのみを切り離して運転を継続させる機能(以降、IO縮退機能と称す)を用いる
ことで、異常となったモジュールのみを切り離して運転を継続することも可能である。さ
らに、制御で使用しているモジュールが異常となった際には、制御を停止するようにソフ
トを製作するといった処置を行う場合もある。
【0003】
特許文献1には、CPUモジュールとリモートIOモジュール等を備え、プラントなど
の設備機器の制御を行う制御コントローラであって、CPUモジュール異常時に制御対象
となる全ての制御機器の制御を停止することが記載されている。
【0004】
特許文献2には、受配電設備を監視制御する機器を、平常時の監視機能を実現する平常
モードと、平常モードと稼働負荷の異なる非平常モードのいずれかを選択的に動作させる
ことができる監視制御装置であって、縮退モードに切り替えるか否かを選択する選択部を
有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-99879号公報
特開2019-3292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
モジュール異常でPLCをエラーダウンさせる場合は工数がかからずかつ安全ではある
が、1つのモジュール異常で全監視制御が出来なくなるため不便である。
【0007】
また、IO縮退機能を用いた場合、異常となったモジュールの信号の状態が分からなく
なるため、PLCを運転継続したとしてもPLCで行っている制御が正しく行われていな
い可能性がある。
【0008】
さらに、制御を停止するようなソフトを製作する場合、制御の数が多くなると膨大な工
数がかかる上、人為的なミスが発生する可能性が高くなるため、制御が実装されているP
LCではあまり実施されていない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、上記課題を解決するために、実施形態の監視制御システムは、プラントの設備
機器の制御を行う制御システムにおいて、前記設備機器に対する制御信号の入出力装置で
ある複数のモジュールと、前記モジュールと前記設備機器の制御との対応関係を記憶する
記憶部と、前記モジュールの異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部によって前記
モジュールの異常が検出された際、前記記憶部に記憶された前記対応関係に基づいて、対
応する前記設備機器の制御を停止する制御部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る監視制御システムの構成図
実施形態に係るモジュール構成の一例
実施形態に係るモジュール、変数、信号の表の一例
実施形態に係る制御に連関する情報の一例
実施形態に係る監視制御方法のシステムフローの一例
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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