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公開番号
2024165031
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023080846
出願日
2023-05-16
発明の名称
搬送装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝インフラシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
B65H
43/04 20060101AFI20241121BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】 ローラの摩耗量を管理し信頼性の高い搬送装置を提供する。
【解決手段】投入された券媒体を搬送路に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送路を挟んで互いに対向して設けられた第1ローラ及び第2ローラと、前記第2ローラを前記第1ローラに押圧する押圧機構と、前記第1ローラ及び前記第2ローラが接触している初期状態における前記第2ローラの第1位置から、前記押圧機構で前記第2ローラを前記第1ローラに押圧した状態における前記第2ローラの第2位置までの変位量を検出する変位検出部と、前記変位検出部で検出された変位量に基づいて前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗量を検出する摩耗検出部を有しているコントローラと、を備えている、搬送装置。
【選択図】 図12
特許請求の範囲
【請求項1】
投入された券媒体を搬送路に沿って搬送する搬送機構と、
前記搬送路を挟んで互いに対向して設けられた第1ローラ及び第2ローラと、
前記第2ローラを前記第1ローラに押圧する押圧機構と、
前記第1ローラ及び前記第2ローラが接触している初期状態における前記第2ローラの第1位置から、前記押圧機構で前記第2ローラを前記第1ローラに押圧した状態における前記第2ローラの第2位置までの変位量を検出する変位検出部と、
前記変位検出部で検出された変位量に基づいて前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗量を検出する摩耗検出部を有しているコントローラと、を備えている、
搬送装置。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記摩耗検出部は、初期変位量と前記変位検出部で検出された変位量との差分に基づいて、摩耗量を検出する、
請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記第2ローラを前記第1ローラから離間する方向に移動させるアクチュエータをさらに備え、
前記コントローラは、前記摩耗検出部で摩耗量を検出した後、前記アクチュエータにより、変位量に応じて前記第1ローラと前記第2ローラとの間の隙間の大きさを調整する、
請求項1又は2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記コントローラは、メモリを有し、任意の期間ごとに摩耗量を複数回検出し、複数回検出した摩耗量を順次前記メモリに記憶し、記憶した摩耗量に基づいて将来的な摩耗量の推移を予測する、
請求項1又は2に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記第1ローラ及び前記第2ローラの交換が必要になる摩耗量を示す閾値を格納し、前記閾値と前記将来的な摩耗量の推移とに基づいて、前記第1ローラ及び前記第2ローラの交換時期を算出する、
請求項4に記載の搬送装置。
【請求項6】
外部に情報を通知可能な通知部を備え、
前記コントローラは、前記交換時期を外部に通知する、
請求項5に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記押圧機構は、前記第2ローラを押圧するソレノイドを有している、
請求項1又は2に記載の搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動改札装置は、一対のローラや、一対のローラのうちの一方のローラを他方のローラに向かって押圧する押圧機構など有し、磁気券などの券媒体を搬送する搬送装置を備えている。搬送装置としての分離装置は、投入口に券媒体が複数枚同時に投入された場合、一対のローラで1枚ずつに分離する。一対のローラは、隙間を置いて対向し、券媒体が1枚だけ通過可能な大きさに上記隙間を調整しておくことで、複数枚の券媒体を1枚ずつに分離できる。
【0003】
隙間は、一方のローラを他方のローラに押圧したときの一方のローラの位置を基準とし、押圧による一方のローラの変位量を考慮して一方のローラを他方のローラから離間させることで、所望の大きさに調整される。一対のローラが偏摩耗し、且つ、摩耗量が所定の値よりも大きい場合、一方のローラを他方のローラに押圧したとき、一対のローラの間の隙間を完全になくすことができず、摩耗量が大きい箇所において隙間が残ってしまうことがある。そのため、変位量を考慮して他方のローラを離間させても、一対のローラの間の隙間の大きさは、所望の大きさよりも大きくなってしまう。隙間の大きさを適切な範囲に調整できない場合、分離不良を起こすことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-132296号公報
特開2009-175412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態の課題は、ローラの摩耗量を管理し信頼性の高い搬送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る搬送装置は、投入された券媒体を搬送路に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送路を挟んで互いに対向して設けられた第1ローラ及び第2ローラと、前記第2ローラを前記第1ローラに押圧する押圧機構と、前記第1ローラ及び前記第2ローラが接触している初期状態における前記第2ローラの第1位置から、前記押圧機構で前記第2ローラを前記第1ローラに押圧した状態における前記第2ローラの第2位置までの変位量を検出する変位検出部と、前記変位検出部で検出された変位量に基づいて前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗量を検出する摩耗検出部を有しているコントローラと、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る自動改札装置を示す断面図である。
図2は、上記実施形態に係る自動改札装置の分離装置を示す側面図である。
図3は、図2に示す分離部の一部を示す斜視図である。
図4は、図2の矢視Aから見た側面図である。
図5は、上記実施形態に係る自動改札装置の分離装置の制御構成を示すブロック図である。
図6は、自動隙間調整を説明するための概略図である。
図7は、図6に続く、自動隙間調整を説明するための概略図である。
図8は、図7に続く、自動隙間調整を説明するための概略図である。
図9は、図8に続く、自動隙間調整を説明するための概略図である。
図10は、新品の第1ローラ及び第2ローラと、摩耗品の第1ローラ及び第2ローラと、を示す側面図である。
図11は、自動改札装置の稼働時間と第2ローラの変位量との関係を示すグラフである。
図12は、交換時期を予測する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の趣旨を保っての適宣変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面や説明をより明確にするため、実際の様態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宣省略することがある。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る搬送装置について、自動改札装置の分離装置を例に詳細に説明する。
【0009】
図1は、一実施形態に係る自動改札装置10の一例を示す図である。
図1に示すように、自動改札装置10は、投入口ENと、分離装置20と、整列装置100と、磁気処理装置110と、パンチ・印刷装置120と、放出・集札装置130と、放出口EXと、を備えている。分離装置20、整列装置100、磁気処理装置110、パンチ・印刷装置120、及び放出・集札装置130は、投入口ENから投入された券媒体Pを搬送路に沿って搬送する搬送機構を有している。なお、券媒体Pは、例えば、磁気乗車券である。
【0010】
投入口ENは、複数枚、例えば、4枚の磁気乗車券を重ねた状態で投入可能な寸法(長さ、幅、高さ)を有している。
分離装置20は、投入口ENに複数枚の券媒体Pが同時に(重ねて)投入された場合に、券媒体Pを1枚ずつに分離し、1枚ずつ整列装置100に搬送する。
整列装置100は、分離装置20から搬送された券媒体Pの搬送方向及び位置を整列させ、磁気処理装置110に券媒体Pを搬送する。
磁気処理装置110は、整列装置100から搬送された券媒体Pに対して、磁気処理を行う。上記磁気処理としては、例えば、駅構内に入場する際に自動改札装置10を利用する場合、入場駅、入場時刻などの情報を券媒体Pに記録する処理がある。磁気処理装置110は、磁気処理した券媒体Pをパンチ・印刷装置120に搬送する。
(【0011】以降は省略されています)
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