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公開番号2025098364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214449
出願日2023-12-20
発明の名称ICモジュール、及びICカード
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G06K 19/077 20060101AFI20250625BHJP(計算;計数)
要約【課題】 アンテナコイルの剥離及び損傷を抑制できる、ICモジュール、及びICカードを提供することである。
【解決手段】 実施形態に係るICモジュールは、第1主面を有する基板と、前記第1主面上に設けられ、螺旋状に形成されたアンテナコイルと、前記第1主面上に前記アンテナコイルの内周側に実装され、前記アンテナコイルと接続されたICチップと、前記第1主面上に形成された封止部と、を備え、前記封止部は、前記ICチップを覆う封止部本体と、前記封止部本体から前記アンテナコイルの外周縁より外側に延出し、前記アンテナコイルの一部を覆う延出部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1主面を有する基板と、
前記第1主面上に設けられ、螺旋状に形成されたアンテナコイルと、
前記第1主面上に前記アンテナコイルの内周側に実装され、前記アンテナコイルと接続されたICチップと、
前記第1主面上に形成された封止部と、を備え、
前記封止部は、前記ICチップを覆う封止部本体と、
前記封止部本体から前記アンテナコイルの外周縁より外側に延出し、前記アンテナコイルの一部を覆う延出部と、を備える、ICモジュール。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記延出部は、前記アンテナコイルの外周縁と、前記基板の外周縁との間に位置している延出端を有する、請求項1に記載のICモジュール。
【請求項3】
前記延出部は、延出方向と直交する断面積が、前記延出端で最も小さくなるように形成されている、請求項2に記載のICモジュール。
【請求項4】
カード基材と、
前記カード基材に埋め込まれたICモジュールと、を備え、
前記ICモジュールは、
第1主面を有する基板と、
前記第1主面上に設けられ、螺旋状に形成されたアンテナコイルと、
前記第1主面上に前記アンテナコイルの内周側に実装され、前記アンテナコイルと接続されたICチップと、
前記第1主面上に形成され、前記ICチップを覆う封止部と、を備え、
前記封止部は、前記ICチップを覆う封止部本体と、
前記封止部本体から前記アンテナコイルの外周縁より外側に延出し、前記アンテナコイルの一部を覆う延出部と、を備える、ICカード。
【請求項5】
前記カード基材は、前記カード基材の表面に形成された第1凹部と、前記第1凹部の底部と連通する第2凹部とを備え、
前記第1凹部は、前記基板と、前記アンテナコイルと、を収容する第1収容部を含み、
前記第2凹部は、前記封止部本体を収容する第2収容部と、前記延出部を収容する第3収容部と、を含む、請求項4に記載のICカード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ICモジュール、及びICカードに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ICカード(スマートカード)として、アンテナを介して非接触で外部と通信を行うことが可能なICカードがある。このようなICカードに使用されるICモジュールは、例えば、基板と、基板上に設けられたアンテナコイルと、アンテナコイルの内周側に実装されたICチップである大規模集積回路(LSI:Large Scale Integration)と、ICチップを保護するためのICチップを覆う封止部と、を備えている。
【0003】
例えば、射出成型により封止部を形成する場合、樹脂により、ICチップを覆う封止部と、アンテナコイルの上に位置するランナーとが基板上に形成され、成形後、ランナーは、アンテナコイルの内周側で切り離し、基板から除去される。このとき、アンテナコイルがランナーと共に基板から剥離したり、損傷したりして、ICモジュールの製造歩留まりが低下する虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-108866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態の課題は、アンテナコイルの剥離及び損傷を抑制できるICモジュール、及びICカードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係るICモジュールは、基板と、アンテナコイルと、ICチップと、封止部と、を備える。基板は、第1主面を有する。アンテナコイルは、第1主面上に設けられ、螺旋状に形成される。ICチップは、第1主面上にアンテナコイルの内周側に実装され、アンテナコイルと接続される。封止部は、第1主面上に形成される。封止部は、封止部本体と、延出部と、を備える。封止部本体は、ICチップを覆う。延出部は、封止部本体からアンテナコイルの外周縁より外側に延出し、アンテナコイルの一部を覆う。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1実施形態に係るICカードの平面図である。
図2は、図1に示す線A-Aに沿った断面図である。
図3は、第1実施形態に係るICカードのカード基材の平面図である。
図4は、図3に示す線B-Bに沿った断面図である。
図5は、第1実施形態に係るICモジュールの斜視図である。
図6は、第1実施形態に係るICモジュールを、基板の第1主面側から見た平面図である。
図7は、図6に示す線C-Cに沿った断面図である。
図8は、第1実施形態に係るICモジュールの接触端子部の一例の平面図である。
図9(a)~(e)は、第1実施形態に係るICモジュールの製造工程を説明する断面図である。
図10は、トランスファーモールド装置の上金型と、下金型と、によって形成される、キャビティの平面図である。
図11は、第2実施形態に係るICカードの平面図である。
図12は、図11に示す線D-Dに沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の趣旨を保っての適宣変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面や説明をより明確にするため、実際の様態に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宣省略することがある。
【0009】
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、第1実施形態に係るICモジュール、及びこれを備えるICカードについて詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係るICカード10の平面図である。図2は、図1に示す線A-Aに沿った断面図である。図において、互いに直交するX方向、Y方向、及びZ方向を定義する。X方向は、ICカード10の長さ方向に相当する。Y方向は、ICカード10の幅方向に相当する。Z方向は、ICカード10の厚さ方向に相当する。
【0010】
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係るICカード10は、接触式・非接触式複合型のICカードを構成している。ICカード10は、矩形板状のカード基材20と、カード基材20に埋め込まれたアンテナ一体型のICモジュール30とを備えている。ICモジュール30は、カード基材20の表面に露出した、複数の接触端子を備える接触端子部100を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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