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公開番号2025011330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024187287,2023116565
出願日2024-10-24,2018-06-22
発明の名称香味発生セグメント、ならびにこれを備える香味発生物品および香味吸引システム
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A24D 1/20 20200101AFI20250116BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】良好な香喫味を与える香味発生セグメント、これを備える香味発生物品および香味吸引システムを提供する。
【解決手段】第1香味発生部材1aおよび第2香味発生部材1bを備える香味発生セグメント1であって、第1および第2の香味発生部材のうち少なくとも1つの香味発生部材は複数の積層された香味発生シート10を含み、かつ少なくとも1対の隣接する香味発生シート間に当該香味発生シート同士が接触しない非接触部を有し、シートの主面が他方の香味発生部材と対向している、香味発生セグメント、これを備える香味発生物品および香味吸引システム。
【選択図】図2A
特許請求の範囲【請求項1】
第1香味発生部材および第2香味発生部材を備える香味発生セグメントであって、
前記第1および第2の香味発生部材のうち少なくとも1つは複数の積層された香味発生シートを含み、かつ少なくとも1対の隣接する前記香味発生シート間に当該香味発生シート同士が接触しない非接触部を有し、
前記香味発生シートの主面が他方の香味発生部材と対向している、
香味発生セグメント。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
少なくとも1対の隣接する前記香味発生シート間に、当該香味発生シート同士が接触している接触部をさらに有する、請求項1に記載の香味発生セグメント。
【請求項3】
前記接触部を2つ以上有し、前記非接触部が当該接触部の間に形成されている、請求項2に記載の香味発生セグメント。
【請求項4】
前記第1香味発生部材と第2香味発生部材の間に空間を有する、請求項1に記載の香味発生セグメント。
【請求項5】
前記第1香味発生部材および第2香味発生部材が伝熱シートを含み、
当該伝熱シートは前記空間に露出している、請求項4に記載の香味発生セグメント。
【請求項6】
前記複数の香味発生シートのうち少なくとも1枚は、少なくとも一方の面の一部または全部に表面加工が施されている、請求項1に記載の香味発生セグメント。
【請求項7】
前記表面加工が捲縮加工である、請求項6に記載の香味発生セグメント。
【請求項8】
前記香味発生部材の外側にラッパーを備える、請求項1に記載の香味発生セグメント。
【請求項9】
請求項1に記載の香味発生セグメントおよびフィルタを備え、当該フィルタ側から吸引可能な香味発生物品。
【請求項10】
請求項1に記載の香味発生セグメントと、当該香味発生セグメントを加熱するヒーターとを備える、香味吸引システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香味発生セグメント、ならびにこれを備える香味発生物品および香味吸引システムに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来たばこの代替として非燃焼型香味吸引システムの開発が進められている。例えば、特許文献1には、平板状ヒーターを収納するための凹部を有する筐体および当該筐体内に喫煙可能材料の積層体を備えるたばこカートリッジであって、当該積層体が前記ヒーターと前記筐体の凹部の壁を介して近接するように筐体内部表面に配置されているたばこカートリッジが開示されている(特許文献1図4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/156495号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非燃焼型香味吸引システムにおいてはより良好な香喫味を得ることが求められているが、特許文献1に記載の技術には未だ改善の余地がある。かかる事情を鑑み、本発明は、良好な香喫味を与える香味発生セグメント、これを備える香味発生物品および香味吸引システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
発明者らは特定の構造を有する香味発生セグメントが前記課題を解決することを見出し、本発明を完成した。すなわち、前記課題は以下の本発明によって解決される。
[1]第1香味発生部材および第2香味発生部材を備える香味発生セグメントであって、
前記第1および第2の香味発生部材のうち少なくとも1つは複数の積層された香味発生シートを含み、かつ少なくとも1対の隣接する前記香味発生シート間に当該香味発生シート同士が接触しない非接触部を有し、
前記香味発生シートの主面が他方の香味発生部材と対向している、
香味発生セグメント。
[2]少なくとも1対の隣接する前記香味発生シート間に、当該香味発生シート同士が接触している接触部をさらに有する、[1]に記載の香味発生セグメント。
[3]前記接触部を2つ以上有し、前記非接触部が当該接触部の間に形成されている、[2]に記載の香味発生セグメント。
[4]前記第1香味発生部材と第2香味発生部材の間に空間を有する、[1]~[3]のいずれかに記載の香味発生セグメント。
[5]前記第1香味発生部材および第2香味発生部材が伝熱シートを含み、
当該伝熱シートは前記空間に露出している、[4]に記載の香味発生セグメント。
[6]前記複数の香味発生シートのうち少なくとも1枚は、少なくとも一方の面の一部または全部に表面加工が施されている、[1]~[5]のいずれかに記載の香味発生セグメント。
[7]前記表面加工が捲縮加工である、[6]に記載の香味発生セグメント。
[8]前記香味発生部材の外側にラッパーを備える、[1]~[7]のいずれかに記載の香味発生セグメント。
[9]前記[1]~[8]のいずれかに記載の香味発生セグメントおよびフィルタを備え
、当該フィルタ側から吸引可能な香味発生物品。
[10]前記[1]~[8]のいずれかに記載の香味発生セグメントと、当該香味発生セグメントを加熱するヒーターとを備える、香味吸引システム。
[11]前記香味発生セグメントが、前記第1香味発生部材と第2香味発生部材の間に空間を有し、前記ヒーターは、前記ヒーターの少なくとも一部が当該空間内に位置づけることが可能な形状を具備している、[10]に記載の香味吸引システム。
[12]前記第1香味発生部材と第2香味発生部材が、前記空間に露出する伝熱シートを含み、当該前記伝熱シートが前記ヒーターと対面する、[11]に記載の香味吸引システム。
[13]前記ヒーターが平板型ヒーターである、[10]~[12]のいずれかに記載の香味吸引システム。
[14]基材の上に、前記第1香味発生部材および第2香味発生部材を離間して載置する工程A、
当該2つの香味発生部材の上面を互いに対面させるように前記基材を折りたたみロッド状のセグメントを形成する工程B、を備える、[1]~[8]のいずれかに記載の香味発生セグメントの製造方法。
[15]前記工程Bが、前記2つの対向する香味発生部材の間に空間を形成する工程をさら含む、[14]に記載の製造方法。
[16]前記工程Aが、前記基材上の、第1香味発生部材および第2香味発生部材との間に開口部を設ける工程をさらに含む、[14]または[15]に記載の製造方法。
[17]前記[1]~[8]に記載の香味発生セグメントの前駆体であって、
基材、および
当該基材の上に、離間して配置された第1香味発生部材および第2香味発生部材を備え、
少なくとも一つの香味発生部材は、基材に平行に積層された複数の香味発生シートを含み、かつ少なくとも1対の隣接する前記香味発生シート間に当該香味発生シート同士が接触しない非接触部を有する、前駆体。
【発明の効果】
【0006】
本発明により、良好な香喫味を与える香味発生セグメント、これを備える香味発生物品および香味吸引システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の香味吸引システムの概要図
本発明の香味発生セグメントの概要を示す図
本発明の香味発生セグメントの一部の概要を示す図
積層された香味発生シートの一態様を示す図
積層された香味発生シートに設けられた隙間を示す図
本発明の香味発生物品の概要を示す図
ヒーターの配置を示す図
本発明の香味発生セグメントの製造方法の概要を示す図
本発明の香味発生セグメントの製造方法の概要を示す図
本発明の香味発生物品の製造方法の概要を示す図
本発明の香味発生物品の製造方法の概要を示す図
本発明の香味発生物品の製造方法の概要を示す図
本発明の香味吸引システムの製造方法の概要を示す図
香味発生シートの配置の一態様を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明において、香味発生セグメントとは香味を発生するための基材である。香味発生
物品とは少なくとも香味発生セグメントを含み、香味を発生可能な物品あるいは香味を吸引可能なロッド状の物品である。香味発生物品は香味発生セグメントを含むが、香味発生セグメント自体が香味発生物品であってもよい。香味吸引システムとは香味発生物品と、ヒータを備えた加熱ユニットとの組合せをいう。
【0009】
1.香味発生セグメント
本発明の香味発生セグメントの一態様を図2Aに示す。図2Aにおいて、1aは第1香味発生部材、1bは第2香味発生部材、10は香味発生シート、10
out
は最外層の香味
発生シート、10
in
は最内層の香味発生シート、14は空間、16は伝熱シートである。第1香味発生部材1aおよび第2香味発生部材1bは対向して配置される。この際、双方の香味発生部材の主面が対向するように配置されることが好ましく、主面が平行に配置されることがより好ましい。図2Aにおいては、2つの香味発生部材が複数の香味発生シートから構成されているが、一方の香味発生部材は、1枚の香味発生シートで構成されていてもよいし、香味発生ブロックで構成されていてもよい。本発明においてシートとは、略平行な1対の主面、および側面を有する形状をいう。シートは抄紙によって製造されることが好ましい。香味発生ブロックとは好ましくは射出成型や押出成形等、抄紙以外の方法で製造される。また香味発生ブロックの形状は限定されないが、立方体、直方体、円柱、楕円柱等の形状を取ることができ、直方体形状であることが好ましい。このような態様においては、前記香味発生シートの主面と香味発生ブロックとが対向するように2つの香味発生部材が配置される。香味デリバリ効率を考慮すると、2つの香味発生部材が複数の香味発生シートから構成されていることが好ましいので、以下、この態様を例にして本発明を説明する。
【0010】
本発明の香味発生セグメント1の形状は限定されないが、柱状であることが好ましい。本発明の香味発生セグメント1は、以下のように定義されるアスペクト比が1以上である形状を満たす柱状形状を有していることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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