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公開番号2025011272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024181322,2021052137
出願日2024-10-16,2021-03-25
発明の名称液体収容容器、液体入り容器、及び所定量の薬液を製造する方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61J 1/06 20060101AFI20250116BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】液体収容容器、液体入り容器、及び所定量の薬液を製造する方法を提供する。
【解決手段】液体収容容器10は、第1の部分10aに開口部が形成された中空状の胴部120と、胴部の第2の部分10bに設けられ、胴部に向けて窪む凹部31が形成された閉鎖部30とを有する容器本体110と、閉鎖部の凹部を覆う保護カバー70と、を備え、凹部の深さ方向から見た場合に凹部を画定する開口縁間を結ぶ直線であって、凹部の深さ方向から見た場合に開口縁が外縁を構成する平面図形の重心を通る直線のうち、最も長さが短い直線の長さを凹部の幅Wとし、当該直線の中心点における凹部の深さをDとした場合に、Wに対するDの比が、0より大きく、0.1以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体収容容器であって、
第1の部分に開口部が形成された中空状の胴部と、前記胴部の第2の部分に設けられ、前記胴部に向けて窪む凹部が形成された閉鎖部とを有する容器本体と、
前記閉鎖部の前記凹部を覆う保護カバーと、を備え、
前記凹部の側面に段差部が形成され、
前記段差部の深さは、前記凹部の他の部分の深さよりも浅く、
前記段差部の深さは、1.2mm以下である、液体収容容器。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記閉鎖部は、前記胴部と一体に形成されている、請求項1に記載の液体収容容器。
【請求項3】
前記凹部の深さが、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記凹部を画定する開口縁が外縁を構成する平面図形の重心に近づくにつれて、徐々に深くなっているか、あるいは前記重心に近づくにつれて、段階的に深くなっている部分を含む、請求項1または2に記載の液体収容容器。
【請求項4】
前記凹部の深さ方向から見た場合に前記凹部を画定する開口縁が外縁を構成する平面図形の重心は、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記閉鎖部の輪郭が外縁を構成する平面図形の重心に重ならない位置に設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体収容容器。
【請求項5】
前記保護カバーに、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記閉鎖部とは重ならない位置に広がる鍔部が設けられ、前記鍔部の少なくとも一部は、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記凹部を画定する開口縁が外縁を構成する平面図形の重心と、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記閉鎖部の輪郭が外縁を構成する平面図形の重心とを結ぶ直線上に位置する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体収容容器。
【請求項6】
前記凹部に、前記閉鎖部の厚みが所定の厚み以下である領域の位置を示す目印が設けられている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体収容容器。
【請求項7】
前記胴部の内面の幅は、前記閉鎖部に近づくにつれて徐々に狭くなっている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体収容容器。
【請求項8】
前記胴部は、前記第1の部分側に位置する第1胴部と、前記第1胴部よりも前記第2の部分側に位置する第2胴部とを含み、
前記第2胴部の内面の幅は、前記第1胴部から前記閉鎖部に近づくにつれて徐々に狭くなっており、
前記容器本体の中心軸線を含む平面における断面において、前記第1胴部の内面と前記第2胴部の内面との交点を通り、前記閉鎖部の内面と交差する第1仮想直線であって、前記第2胴部の内面とは交差せず、かつ、前記交点から前記閉鎖部の内面までの長さが最も短くなる第1仮想直線を引いたとき、前記第1仮想直線と、前記第1胴部の内面とがなす角度は、168°以上180°未満であり、
前記断面において、前記第1仮想直線は、前記凹部の底面に交差し、
前記交点から前記凹部の底面までの前記第1仮想直線の長さは、32.10mm以下である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液体収容容器。
【請求項9】
前記断面において、前記交点から前記第1の部分側に3.88mm離れた点を通り、前記第1胴部の内面となす角度が、162°である第2仮想直線を引いたとき、前記第2仮想直線は、前記凹部の開口縁に交差する、請求項8に記載の液体収容容器。
【請求項10】
前記容器本体の前記胴部に取り付けられ、前記開口部を塞ぐ袋と、
前記袋に取り付けられ、前記袋の内部と外部とを連通させる連通部材とを更に備える、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の液体収容容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体収容容器、液体入り容器、及び所定量の薬液を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、薬液を輸送又は保存するための容器が知られている(例えば、特許文献1、2)。特許文献1には、ブロー成形された軟質合成樹脂からなる容器本体の外面の少なくとも一部に、熱可塑性合成樹脂弾性体からなる針刺部材が固着されている容器が開示されている。特許文献1によれば、容器内の薬剤に熱可塑性合成樹脂弾性体からなる針刺部材が直接触れることがなく、容器内に塵や異物が入り難く衛生的であり、製造コストを低減できるという効果を奏する。
【0003】
また、特許文献2には、一側に注射針の挿入面を有し、他側が開口する容器本体を備え、挿入面は、その周囲の部分より肉薄であって、注射針が貫通可能であり、他側の開口は、密封可能である注射剤収納容器が開示されている。特許文献2によれば、注射剤吸引前に予め容器本体の開口からキャップを外しておく必要が無く、且つ容器本体を破壊して注射針挿入口を形成しておく必要も無い注射剤収納容器を提供することができるという効果を奏する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-5056号公報
特開2016-16121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、例えば、注射針によって医療用容器等の液体収容容器から薬液等の液体を取り出す際に、注射針が挿入される挿入面の衛生性が確保されていない場合、当該挿入面に接触した注射針によって、液体の衛生面の質が低下してしまう可能性がある。したがって、取り出される液体の衛生面の質を保つために、注射針が挿入される挿入面の衛生性が確保されていることが求められている。このため、注射針が挿入される挿入面の衛生性を目視で判断することができる液体収容容器が求められている。
【0006】
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、液体収容容器に収容された液体を取り出す際に、液体収容容器の衛生性を目視で判断することが可能な、液体収容容器、液体入り容器、及び所定量の薬液を製造する方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施の形態による液体収容容器は、液体収容容器であって、第1の部分に開口部が形成された中空状の胴部と、前記胴部の第2の部分に設けられ、前記胴部に向けて窪む凹部が形成された閉鎖部とを有する容器本体と、前記閉鎖部の前記凹部を覆う保護カバーと、を備え、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記凹部を画定する開口縁間を結ぶ直線であって、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記開口縁が外縁を構成する平面図形の重心を通る直線のうち、最も長さが短い直線の長さを前記凹部の幅Wとし、当該直線の中心点における前記凹部の深さをDとした場合に、Wに対するDの比が、0より大きく、0.1以下である。
【0008】
本実施の形態による液体収容容器は、液体収容容器であって、第1の部分に開口部が形成された中空状の胴部と、前記胴部の第2の部分に設けられ、前記胴部に向けて窪む凹部が形成された閉鎖部とを有する容器本体と、前記閉鎖部の前記凹部を覆う保護カバーと、を備え、前記凹部の側面に段差部が形成され、前記段差部の深さは、前記凹部の他の部分の深さよりも浅く、前記段差部の深さは、1.2mm以下である。
【0009】
本実施の形態による液体収容容器において、前記閉鎖部は、前記胴部と一体に形成されていてもよい。
【0010】
本実施の形態による液体収容容器において、前記凹部の深さが、前記凹部の深さ方向から見た場合に前記凹部を画定する開口縁が外縁を構成する平面図形の重心に近づくにつれて、徐々に深くなっているか、あるいは前記重心に近づくにつれて、段階的に深くなっている部分を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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