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公開番号
2025011239
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024178942,2021544111
出願日
2024-10-11,2019-10-08
発明の名称
セリアック病をモニタリングするためのtTG-DGPバイオマーカー
出願人
ヴィブラント ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー
,
メイヨ・ファウンデーション・フォー・メディカル・エデュケーション・アンド・リサーチ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
33/53 20060101AFI20250116BHJP(測定;試験)
要約
【解決手段】セリアック病(CeD)のバイオマーカーの同定の分野に関する。より具体的には、本発明は、CeDの診断のため、及び、CeDと診断された患者の治癒状態を判定するためのバイオマーカーとしての、tTG-DGP複合体に由来するネオエピトープの同定の分野に関する。tTG-DGP複合体の同定したネオエピトープは、臨床的に利用可能な血清学的検査と同等以上の診断精度でCeDを識別する。さらに、これらのネオペプチドは、現在の血清学的検査よりもはるかに高い感度と特異性で、治療されたCeD患者の治癒状態を同定する。
【効果】したがって、これらのネオエピトープは、治療されたCeD患者の持続的な粘膜損傷の指標として使用することができ、それにより、費用負担が大きくかつ侵襲的な腸生検を回避することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アレイ表面と少なくとも2つのペプチドプローブとを含むアレイであって、前記少なくとも2つのペプチドプローブのそれぞれが、配列番号1~172からなる群から選択される結合モチーフを含み、かつ、前記少なくとも2つのペプチドプローブが、前記アレイ表面から延びている、前記アレイ。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記少なくとも2つのペプチドプローブが、セリアック病に関連する抗体に対して結合することができる、請求項1に記載のアレイ。
【請求項3】
前記アレイ表面が固体表面である、請求項1に記載のアレイ。
【請求項4】
前記固体表面が微粒子である、請求項3に記載のアレイ。
【請求項5】
前記少なくとも2つのペプチドプローブが標識をさらに含む、請求項1に記載のアレイ。
【請求項6】
位置的に画定された箇所において表面に付着している特徴要素のアレイであって、前記特徴要素が、セリアック病に罹患している対象において免疫応答を生じさせる生物活性ポリペプチドに由来する少なくとも2つのエピトープ配列と、セリアック病に罹患している前記対象の抗体に対して結合するタンパク質に由来する少なくとも1つのエピトープ配列とを含む少なくとも1つの操作したポリペプチド鎖を含む、前記アレイ。
【請求項7】
前記生物活性ポリペプチドが、アルファグリアジン、ベータグリアジン、ガンマグリアジン、オメガグリアジン、及び、他の小麦関連タンパク質またはペプチドからなる群から選択される、請求項6に記載のアレイ。
【請求項8】
セリアック病に罹患している前記対象の抗体に対して結合する前記タンパク質が組織トランスグルタミナーゼを含む、請求項6に記載のアレイ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのポリペプチド鎖が、少なくとも1つのランダムに生成されたポリペプチド配列をさらに含む、請求項6に記載のアレイ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの操作したポリペプチド鎖が、配列番号1~172からなる群から選択される少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50、60、70、80、90、または、100個の配列を含む、請求項6に記載のアレイ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年10月8日に出願した米国特許仮出願第62/742,863号の利益を主張するものであり、その全内容を、参照により、本明細書の一部を構成するものとして援用する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
セリアック病(CeD)には、無グルテン食(GFD)を摂ると正常に戻る自己抗原組織トランスグルタミナーゼ(tTG)に対する抗体レベルの上昇など、自己免疫性疾患の特徴がある。
1
GFDは、CeDの効果的な治療法ではあるが、CeDの患者は、GFDを遵守することが難しい場合が多く、その結果、腸の損傷の進行を招いている。幾つかの研究は、治療を終えたCeD粘膜を有する患者における持続的な粘膜損傷が、リンパ増殖性悪性腫瘍、骨疾患、
34,35
そして、おそらくは超過死亡率
36,37
などという幾つかの重篤な合併症と関連している、ことを示している。その他の慢性疾患と同様に、治療を終えたCeD粘膜を有する患者の疾患モニタリングが必要である。
【0003】
CeDの血清学的検査は、広範に実施されており、そして、CeDの診断とモニタリングにおける効果的な最初のステップと考えられている。
5,21-25
現在のところ、CeDの主要な血清学的マーカーは、tTGと、tTGで脱アミド化したグリアジンペプチド(GP)に対する抗体である。
4,5
最近のヨーロッパのガイドラインは、tTG-IgAや筋内膜抗体に関する検査など、CeDに関して十分かつ強度に陽性の血清学的検査が、CeDを確認する上で十分であることを示唆しており;したがって、このサブグループでのCeDを診断するために、小腸の生検は不必要となり得る。
26
しかしながら、血清学的検査の結果は、設定や集団によって大きく変化し、
5,23,25
また、CeDの治療を受けた患者の腸粘膜の治癒状態との相関はあまり認められていない。
40,41
特に、CeDの有病率が低いため、CeD血清学的検査の陽性予測値は比較的小さい。加えて、tTG-IgA試験は、一般的な集団よりもCeDとの関連性が大きい選択的IgA欠損症の患者のCeDを診断する上では効果的ではない。最近のメタ分析は、tTG-IgAと筋内膜抗体に関する検査など、CeDの血清学的検査が、GFDを遵守しているCeD患者における持続性絨毛萎縮を検出するためのフォローアップ生検と比較して、感度が小さい(50%未満)、との報告をしている。tTG-IgAと比較して、脱アミド化グリアジンペプチド(DGP)-IgAは、治療を受けたCeD患者の治癒状態を首尾良く同定することを示しているが、DGP-IgAの感度と特異性は至適ではない。CeD血清学でのこの変動性が故に、小腸の生検は、CeDを診断し、そして、腸の治癒を検証する上で最も信頼できる方法である、と今もなお考えられている。
14
しかしながら、生検は、侵襲的であり、また、費用負担が大きい。したがって、CeDをモニタリングするためのより正確な非侵襲的マーカーが待望されている。
【発明の概要】
【0004】
概要
本発明は、CeDのバイオマーカーの同定の分野に関する。より具体的には、本発明は、CeDの診断のため、及び、CeDと診断された患者の治癒状態を判定するためのバイオマーカーとしての、tTG-DGP複合体に由来するネオエピトープの同定の分野に関する。tTG-DGP複合体の同定したネオエピトープは、臨床的に利用可能な血清学的検査と同等以上の診断精度でCeDを識別する。さらに、これらのネオペプチドは、現在の血清学的検査よりもはるかに高い感度と特異性で、治療されたCeD患者の治癒状態を同定する。したがって、これらのネオエピトープは、治療されたCeD患者の持続的な粘膜損傷の指標として使用することができ、それにより、費用負担が大きくかつ侵襲的な腸生検を回避することができる。
【0005】
ある態様では、本発明は、アレイ表面と少なくとも2つのペプチドプローブとを含むアレイを提供する。少なくとも2つのペプチドプローブのそれぞれは、配列番号1~172からなる群から選択される結合モチーフを含む。ペプチドプローブは、アレイ表面から延びている。
【0006】
アレイ表面は、あらゆるタイプの表面を含むことができる。例えば、一部の実施形態では、アレイ表面は、固体表面であることができる。そのような実施形態では、固体表面は、微粒子であることができる。
【0007】
特定の実施形態では、少なくとも2つのペプチドプローブは、セリアック病に関連する抗体に対して結合することができる。一部の実施形態では、少なくとも2つのペプチドプローブは、標識をさらに含むことができる。
【0008】
別の態様では、本発明は、位置的に画定された箇所において表面に付着している特徴要素のアレイを提供する。特徴要素は、少なくとも1つの操作したポリペプチド鎖を含む。操作したポリペプチド鎖は、生物活性ポリペプチドに由来する少なくとも2つのエピトープ配列、及び、タンパク質に由来する少なくとも1つのエピトープ配列を含む。生物活性ポリペプチドは、セリアック病に罹患している対象において免疫応答を生じさせる。このタンパク質は、セリアック病に罹患している対象の抗体に対して結合する。
【0009】
生物活性ポリペプチドは、アルファグリアジン、ベータグリアジン、ガンマグリアジン、オメガグリアジン、及び、他の小麦関連タンパク質またはペプチドからなる群から選択されることができる。セリアック病に罹患している対象の抗体に対して結合するタンパク質は、組織トランスグルタミナーゼ(tTG)であることができる。特定の実施形態では、操作したポリペプチド鎖は、配列番号1~172からなる群から選択される少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、20、30、40、50、60、70、80、90、または、100個の配列を含むことができる。さらなる実施形態では、操作したポリペプチド鎖は、少なくとも1つのランダムに生成されたポリペプチド配列をさらに含むことができる。
【0010】
位置的に画定された箇所において表面に付着している特徴要素は、あらゆる長さのアミノ酸であることができる。特定の実施形態では、位置的に画定された箇所において表面に付着している特徴要素は、6~15アミノ酸長であることができる。さらに特定の実施形態では、位置的に画定された箇所において表面に付着している特徴要素は、12アミノ酸長であることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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