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公開番号
2025010187
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024187274,2023086597
出願日
2024-10-24,2018-10-05
発明の名称
認証システム及び電子ペン
出願人
株式会社ワコム
代理人
個人
,
個人
主分類
G06F
21/44 20130101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約
【課題】電子ペンによる認証を、比較的簡単にできる認証システムを提供する。
【解決手段】電子ペンと電子機器とからなる。電子ペンは、バッテリーと、筒状の筐体の位置指示入力するための先端部側とは反対側の後端側に、任意の部位の色の情報又は画像の情報をピックアップするピックアップ用回路部と、色の情報又は画像の情報を電子機器に送信する送信部とを備えるピックアップ部とを備える。電子機器は、電子ペンから受信した色の情報又は画像の情報を、記憶している色又は画像の認証参照用情報と照合して認証対象についての認証の可否を判断する。ピックアップ部は、使用者によるピックアップを開始及び終了するための動作を検出する検出手段と制御部とを備える。制御部は、検出手段での検出状態に基づいてピックアップ用回路部及び送信部へのバッテリーからの電源電圧の供給を制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電子ペンと、前記電子ペンからの信号を受けて認証対象についての認証を行う電子機器とからなる認証システムであって、
前記電子ペンは、
バッテリーを備えると共に、
筒状の筐体の、位置検出センサとインタラクションして位置指示入力するための先端部側とは軸心方向において反対側の後端側に設けられ、任意の部位の色又は画像をピックアップして色の情報又は画像の情報を得るピックアップ用回路部と、前記ピックアップ用回路部で得た前記色の情報又は前記画像の情報を、前記電子機器に送信する送信部とを備えるピックアップ部を備え、
前記電子機器は、
色の認証参照用情報又は画像の認証参照用情報を記憶する認証参照用情報記憶部と、
前記電子ペンから受信した前記色の情報又は前記画像の情報を、前記認証参照用情報記憶部に記憶されている前記色の認証参照用情報又は前記画像の認証参照用情報と照合して前記認証対象についての認証の可否を判断する認証可否判断部と、
を備える認証システムにおいて、、
前記ピックアップ部は、
使用者による前記ピックアップを開始するための動作及び前記ピックアップを終了するための動作がなされたことを検出する検出手段と、
前記検出手段における検出の状態を監視するために、前記ピックアップの動作が起動される前において前記バッテリー電源からの電圧を受けてスタンバイ状態となる制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記検出手段で前記ピックアップを開始するための動作がなされたことが検出された場合には、前記ピックアップ用回路部及び前記送信部に前記バッテリーからの電源電圧を供給して、前記ピックアップ用回路部で前記ピックアップの動作を実行させると共に、前記送信部により前記ピックアップ用回路部でピックアップした前記色の情報又は前記画像の情報を前記電子機器に送信させるように制御し、前記検出手段で前記ピックアップを終了するための動作がなされたことが検出された場合には、前記ピックアップ用回路部及び前記送信部への前記バッテリーからの電源電圧の供給を停止するように制御する
ことを特徴とする認証システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記電子ペンのピックアップ部は、固有の識別情報を記憶する識別情報記憶部を備えると共に、前記送信部は、前記識別情報記憶部の前記識別情報を、前記ピックアップ用回路部でピックアップした前記色の情報又は前記画像の情報と共に前記電子機器に送信し、
前記電子機器は、前記電子ペンから送信されてくる前記色の情報又は前記画像の情報と共に前記識別情報を受信すると共に、前記認証参照用情報記憶部には、前記色の認証参照用情報又は前記画像の認証参照用情報に加えて前記識別情報の認証参照用情報が記憶され、前記認証可否判断部は、前記電子ペンから送信されてくる前記色の情報又は前記画像の情報に加えて、前記識別情報をも、前記認証参照用情報記憶部に記憶されている前記色の認証参照用情報又は画像の認証参照用情報と前記識別情報の認証参照用情報と照合することで認証の可否を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の認証システム。
【請求項3】
前記電子ペンは、固有の識別情報を記憶する識別情報記憶部を備えると共に、前記識別情報記憶部の前記識別情報を前記電子機器に送信する識別情報送信部を備え、
前記電子機器は、前記電子ペンから送信されてくる前記識別情報を受信する識別情報受信部を備えると共に、前記認証参照用情報記憶部には、前記色の認証参照用情報又は前記画像の認証参照用情報に加えて前記識別情報の認証参照用情報が記憶され、前記認証可否判断部は、前記電子ペンから送信されてくる前記色の情報又は前記画像の情報に加えて、前記識別情報をも、前記認証参照用情報記憶部に記憶されている前記色の認証参照用情報又は前記画像の認証参照用情報と前記識別情報の認証参照用情報と照合することで認証の可否を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の認証システム。
【請求項4】
前記電子機器は、前記位置検出センサを備えていると共に、前記識別情報送信部及び前記電子機器の識別情報受信部は、前記電子ペンと前記位置検出センサとのインタラクションにより前記識別情報の送受を行う
ことを特徴とする請求項3に記載の認証システム。
【請求項5】
前記電子機器は、前記位置検出センサを備えていると共に、前記電子ペンによる前記位置指示入力に応じた軌跡情報を、前記位置検出センサを通じて検出する検出回路を備え、
前記認証参照用情報記憶部には、前記軌跡情報の認証参照用情報が記憶されており、
前記認証可否判断部は、前記電子ペンから送信されてくる前記色の情報又は前記画像の情報と、前記認証参照用情報記憶部に記憶されている前記色の認証参照用情報又は前記画像の認証参照用情報とを照合すると共に、前記検出回路で検出された前記軌跡情報と、前記認証参照用情報記憶部に記憶されている前記軌跡情報の認証参照用情報とを照合して認証の可否を判断する
ことを特徴とする請求項1~請求項4のいずれかに記載の認証システム。
【請求項6】
前記送信部は、所定の通信規格の無線通信を行う
ことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の認証システム。
【請求項7】
前記ピックアップ部は、前記電子ペンの本体部に対して取り外し可能な別体の構成とされている
ことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の認証システム。
【請求項8】
前記ピックアップ部は、前記電子ペンの本体部に設けられる第1のコネクタと接続される第2のコネクタを備えていて、前記ピックアップ部と前記電子ペンの本体部とは電気的に接続されていると共に、前記バッテリーは、前記電子ペンの前記本体部側に設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の認証システム。
【請求項9】
前記検出手段で検出する前記使用者による前記ピックアップを開始するための動作は、前記任意の部位に前記ピックアップ部の後端部が押し当てられる操作であり、前記ピックアップを終了するための動作は、前記ピックアップ部が前記押し当てられている状態を解除する操作である
ことを特徴とする請求項1~請求項8のいずれかに記載の認証システム。
【請求項10】
前記検出手段は、押圧検出スイッチにより構成されている
ことを特徴とする請求項9に記載の認証システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電子ペンを用いた認証システムに関する。また、この認証システムに使用する電子ペンに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)やスマートフォンなどの携帯機器の小型化、薄型化が進むと共に、その表示画面にタッチパネル等の位置検出センサが重畳して設けられて、当該表示画面を通じた操作入力が可能となってきている。そして、その表示画面を通じた操作入力の手段として電子ペンが用いられるようになってきている。
【0003】
ところで、PCやスマートフォンには、多種多様なアプリケーションプログラムがインストールされると共に、多種多様なデータファイルやデータフォルダが記憶されることが多い。そして、その多種多様なアプリケーションプログラムや、データファイルやデータフォルダの中には、使用者がセキュリティを確保(保護)して、許可の無い他者のアクセスを排除したいというものもある。
【0004】
そこで、その要求を満足するものとして、従来から、セキュリティを確保したいものを認証対象として、そのセキュリティを確保するための種々の認証方法及び認証システムが提供されている。
【0005】
一般的に良く用いられる認証方法は、数字、アルファベット、記号などを用いた暗証コードを予め設定登録しておき、その設定登録された暗証コードと、認証時に入力された暗証コードとの照合により認証の可否を判断するようにする方法である。
【0006】
しかし、数字やアルファベット、記号の組み合わせによる暗証コードは、桁数が少ないと他者による解読が比較的容易であるという問題がある。そこで、桁数が多く、且つ、数字やアルファベット、記号を混在させることで、セキュリティを向上させることが行われる。しかし、暗証コードの桁数が多くなると、その入力作業が厄介であると共に、利用者が暗証コードを忘れてしまう恐れがあるという問題があった。
【0007】
この問題点を解消する方法の一つとして、指紋、虹彩、静脈などの生体情報を認証用情報として用いる認証システムが知られている(特許文献1(特開2004‐156265号公報)や特許文献2(特開2010‐250475号公報)等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004‐156265号公報
特開2010‐250475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、指紋、虹彩、静脈などの生体情報を認証用情報として用いる場合には、使用者の操作は簡単になると共に、多桁の暗証コードを記憶しておく必要がないという利点があるが、それらの生体情報を取得するための特殊なデバイスを必要とし、そのために認証システムが大掛かりのものとなったり、情報処理の負荷が重くなってしまったりすると共に、コスト高となってしまうという問題がある。
【0010】
また、認証用情報としての生体情報を設定登録した者以外は、セキュリティを解除できなくなってしまうので、PCや携帯機器が、生体情報の設定登録者以外には利用できず、かえって不便となる場合もある。
(【0011】以降は省略されています)
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