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公開番号2025009845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024074849
出願日2024-05-02
発明の名称極低温流体を液化するための設備及び方法
出願人レール・リキード-ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類F25J 1/00 20060101AFI20250109BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】極低温流体、例えば水素を液化するための設備を提供する。
【解決手段】本設備は、上流端部及び複数の極低温貯蔵部(8)に並列に接続された下流端部(22)が設けられた、冷却される流体を供給するための回路と、供給回路(2)と熱交換する熱交換器(3)(1つ又は複数)のセットと、サイクルガスの冷凍サイクルを有する冷凍装置(7)を備える冷却デバイス(7)と、を備え、本設備(1)は、弁(38)(1つ又は複数)のセットが設けられており、かつ少なくとも1つの接続端部(28)に貯蔵部(8)を接続する液体取り出しダクト(18)のセットを備え、本設備(1)は、弁(15、16)が設けられており、かつ共通加熱器(4)を介した極低温貯蔵部(8)の各々の加圧を可能にするように構成された加圧ダクト(5、6)のセットを介して流体のための複数の極低温貯蔵部(8)に並列に接続された共通加熱器(4)を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
極低温流体、例えば水素を液化するための設備(1)であって、ガスの供給源(23)に接続されることが意図された上流端部(21)と、液化された流体のための複数の極低温貯蔵部(8)に並列に接続された下流端部(22)とが設けられた、冷却される流体を供給するための供給回路(2)を備え、前記設備(1)は、前記供給回路(2)と熱交換する1つ又は複数の熱交換器(3)のセットと、前記1つ又は複数の熱交換器(3)のセットと熱交換する冷却デバイス(7)とを備え、前記冷却デバイスは、例えば、水素、ヘリウムのうちの少なくとも1つを備えるサイクルガスの冷凍サイクルを有する冷凍装置(7)を備え、前記設備(1)は、1つ又は複数の弁(38)のセットが設けられており、かつ充填されるべきタンク(10)に接続されることが意図された少なくとも1つの接続端部(28)に前記極低温貯蔵部(8)を接続する液体取り出しダクト(18)のセットを備える設備(1)において、
前記設備(1)は、前記設備が、弁(15、16)が設けられた加圧ダクト(5、6)のセットを介して流体のための複数の前記極低温貯蔵部(8)に並列に接続された共通加熱器(4)を備え、前記加圧ダクト(5、6)のセット及び対応する前記弁(15、16)(1つ又は複数)が、前記極低温貯蔵部(8)から液体を引き出し、引き出された前記液体を前記共通加熱器(4)内で加熱し、加熱された流体を前記極低温貯蔵部(8)に戻すことにより、前記極低温貯蔵部(8)の各々の加圧を可能にするように構成されていることと、前記共通加熱器(4)が並列に配設された2つの熱交換器を備え、各々が前記加圧ダクト(5、6)のセットによって運ばれる流体と加熱流体、例えば空気との間の熱交換を確実にすることと、前記設備が、前記加圧ダクト(5、6)のセットによって運ばれる前記流体の流れを、並列に配設された1つ又は2つの前記熱交換器内に分配するように構成された1つ又は複数の弁(14)のセットを備えることと、を特徴とする、設備。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記液体取り出しダクト(18)のセットが、前記極低温貯蔵部(8)の各々に並列に接続され、かつ前記少なくとも1つの接続端部(28)に並列に接続された共通ダクト部分を備え、これにより、複数の貯蔵部(8)が前記少なくとも1つの接続端部(28)に液体を同時に供給することを可能にすることを特徴とする、請求項1に記載の設備。
【請求項3】
前記加圧ダクト(5、6)のセットが、前記極低温貯蔵部(8)各々の下部分に並列に接続され、かつ前記共通加熱器(4)の第1の端部に接続された第1の共通ダクト部分を備え、前記加圧ダクト(5、6)のセットが、前記共通加熱器(4)の第2の端部に接続され、かつ前記極低温貯蔵部(8)の各々に並列に接続された第2の共通ダクト部分を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の設備。
【請求項4】
前記設備が、複数の前記極低温貯蔵部(8)各々の上部分を前記冷凍装置7及び/又は前記供給回路(2)に接続し、かつ1つ又は複数の前記極低温貯蔵部(8)から前記冷凍装置(7)及び/又は前記供給回路(2)に気化ガスを移送することを可能にするように構成された1つ又は複数の戻りダクト(9)のセットを備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の設備。
【請求項5】
前記1つ又は複数の戻りダクト(9)のセットが、複数の前記極低温貯蔵部(8)各々の前記上部分に並列に接続された共通ダクト部分を備え、前記共通ダクト部分が、共通の遮断又は流れ及び/若しくは圧力の制御弁(19)を備えることを特徴とする、請求項4に記載の設備。
【請求項6】
前記1つ又は複数の戻りダクト(9)のセットの前記共通ダクト部分が、前記気化ガスのストリームを受け器に排出すること又は空気抜きを可能にするように構成された排出弁(29)が設けられたバイパスを備えることを特徴とする、請求項5に記載の設備。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の設備を使用して、液化された極低温流体を生成及び貯蔵するための方法であって、複数の前記極低温貯蔵部(8)のうちのいくつか又は全部を前記共通加熱器(4)を介して同時に加圧するステップを備える、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、極低温流体、例えば水素を液化するための設備及び方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
本発明は、より具体的には、極低温流体、例えば水素を液化するための設備に関し、本設備は、ガスの供給源に接続されることが意図された上流端部と、液化された流体のための複数の極低温貯蔵部に並列に接続された下流端部とが設けられた、冷却される流体を供給するための回路を備え、本設備は、供給回路と熱交換する熱交換器(1つ又は複数)のセットと、熱交換器(1つ又は複数)のセットと熱交換する冷却デバイスとを備え、該冷却デバイスは、例えば、水素、ヘリウムのうちの少なくとも1つを備えるサイクルガスの冷凍サイクルを有する冷凍装置を備え、本設備は、弁(1つ又は複数)のセットが設けられており、かつ充填されるタンクに接続されることが意図された少なくとも1つの接続端部に貯蔵部を接続する液体取り出しダクトのセットを備える。
【背景技術】
【0003】
水素液化装置は、一般に、トラックを充填するために荷積みベイにそれ自体が接続される複数の液体貯蔵部に接続される。例えば、FR3088415A1を参照されたい。
【0004】
これらのアーキテクチャは、比較的高価であり、多数の構成部品が必要になる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、上記で特定した先行技術の欠点の全部又は一部を克服することである。
【0006】
このために、本発明に係る設備は、この他の点では上記序文で与えられた包括的定義にしたがうものであるが、本質的に、本設備が、弁が設けられた加圧ダクトのセットを介して流体のための複数の極低温貯蔵部に並列に接続された共通加熱器を備え、加圧ダクトのセット及び対応する弁(1つ又は複数)が、貯蔵部から液体を引き出し、引き出された液体を共通加熱器内で加熱し、加熱された流体を貯蔵部に戻すことにより、極低温貯蔵部の各々の加圧を可能にするように構成されていることを特徴とする。
【0007】
更に、本発明の実施形態は、
- 液体取り出しダクトのセットが、貯蔵部の各々に並列に接続され、かつ少なくとも1つの接続端部に並列に接続された共通ダクト部分を備え、これにより、複数の貯蔵部が少なくとも1つの接続端部に液体を同時に供給することを可能にし、
- 加圧ダクトのセットが、貯蔵部各々の下部分に並列に接続され、かつ加熱器の第1の端部に接続された第1の共通ダクト部分を備え、加圧ダクトのセットが、加熱器の第2の端部に接続され、かつ貯蔵部の各々に並列に接続された第2の共通ダクト部分を備え、
- 加熱器が、並列に配設された2つの熱交換器を備え、各々が、加圧ダクトのセットによって運ばれる流体と、加熱流体、例えば空気との間の熱交換を確実にし、
- 本設備が、加圧ダクトのセットによって運ばれる流体の流れを、並列に配設された1つ又は2つの熱交換器内に分配するように構成された弁(1つ又は複数)のセットを備え、
- 本設備が、貯蔵部各々の上部分を冷凍装置及び/又は供給回路に接続し、かつ1つ又は複数の貯蔵部から冷凍装置及び/又は供給回路に気化ガスを移送することを可能にするように構成された戻りダクト(1つ又は複数)のセットを備え、
- 戻りダクト(1つ又は複数)のセットが、貯蔵部各々の上部分に並列に接続された共通ダクト部分を備え、該共通ダクト部分が、共通の遮断又は流れ及び/若しくは圧力制御弁を備え、
- 戻りダクト(1つ又は複数)のセットの共通ダクト部分が、ガスのストリームを受け器に排出すること又は空気抜きを可能にするように構成された排出弁が設けられたバイパスを備える、という特徴のうちの1つ又は複数を有し得る。
【0008】
本発明はまた、上記又は下記の特徴のいずれか1つに係る設備を使用して液化された極低温流体を生成及び貯蔵するための方法に関し、本方法は、貯蔵部の複数又は全部を共通加熱器を介して同時に加圧するステップを備える。
【0009】
本発明はまた、特許請求の範囲内の上記又は下記の特徴の任意の組合せを備える任意の代替のデバイス又は方法に関し得る。
【0010】
更なる特定の特徴及び利点が、図を参照して提供される以下の説明を読むと明らかになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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