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公開番号2024145519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023057907
出願日2023-03-31
発明の名称保冷システム
出願人アイ・ティ・イー株式会社
代理人個人
主分類F25D 3/00 20060101AFI20241004BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】収容空間に収容された被保冷物を蓄冷部材で保冷するにあたり、保冷温度を好適に管理するための、保冷システムを提供すること。
【解決手段】保冷システム1は、内部に蓄冷剤22が充填され、収容空間17の温度を所定の保冷温度帯に冷却して保持する蓄冷プレート20を用いて、被保冷物Tが収容される収容空間17を保冷する保冷システム1であって、蓄冷剤22が周囲を冷却するエネルギーである冷却エネルギーの最大値に関する情報である最大エネルギー情報と、収容空間17を有するコンテナ11の断熱効果に関する断熱効果情報と、が記憶される記憶部51と、コンテナ11の外部の温度を取得する第1温度センサ30Aと、最大エネルギー情報と、断熱効果情報と、第1温度センサ30Aの取得結果と、に基づいて、蓄冷剤22の冷却エネルギーTEの残存率Rを推定する推定部551と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
内部に蓄冷剤が充填され、収容空間の温度を所定の保冷温度帯に冷却して保持する蓄冷部材を用いて、被保冷物が収容される前記収容空間を保冷する保冷システムであって、
前記蓄冷剤が周囲を冷却するエネルギーである冷却エネルギーの最大値に関する情報である最大エネルギー情報と、前記収容空間を有する保冷庫の断熱効果に関する断熱効果情報と、が記憶される記憶部と、
前記保冷庫の外部の温度を取得する第1温度取得部と、
前記最大エネルギー情報と、前記断熱効果情報と、前記第1温度取得部の取得結果と、に基づいて、前記蓄冷剤の前記冷却エネルギーの残存量を推定する推定部と、
を備える、保冷システム。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記保冷庫の内部の温度を取得する第2温度取得部を備え、
前記推定部は、前記最大エネルギー情報と、前記断熱効果情報と、前記第1温度取得部の取得結果と、前記第2温度取得部の取得結果と、に基づいて、前記蓄冷剤の前記冷却エネルギーの残存量を推定する、請求項1に記載の保冷システム。
【請求項3】
前記推定部により推定された前記残存量を提示する提示部を備える、請求項1又は2に記載の保冷システム。
【請求項4】
前記推定部により推定された前記残存量が、所定の基準残存量以下であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記残存量が前記基準残存量以下であると判定された場合に、報知を行う報知部と、
を備える、請求項1又は2に記載の保冷システム。
【請求項5】
前記蓄冷部材の温度を取得する第3温度取得部を備え、
前記報知部は、前記第3温度取得部により取得された前記蓄冷部材の温度が、所定の基準温度以上である場合に、報知を行う、請求項4に記載の保冷システム。
【請求項6】
前記推定部により推定された前記残存量が、所定の基準残存量以下であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記残存量が所定の基準残存量以下であると判定された場合に、前記蓄冷部材を冷却する冷却装置と、
を備える、請求項1又は2に記載の保冷システム。
【請求項7】
前記蓄冷部材の温度を取得する第3温度取得部と、
前記第3温度取得部により取得された前記蓄冷部材の温度が、所定の基準温度以上である場合に、前記蓄冷部材を冷却する冷却装置と、
を備える、請求項1又は2に記載の保冷システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保冷システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物流サービス事業において、冷蔵又は冷凍して保管する必要がある物品(以下、「被保冷物」という)を保冷して運搬等することが行われている。被保冷物を保冷するための保冷容器として、蓄冷部材を備えた保冷容器が知られている。
【0003】
例えば特許文献1の収容ボックスは、その収容空間の上方側に蓄冷部材が配置される。蓄冷部材には、液状又はゲル状の蓄冷剤が充填されている。蓄冷部材は、予め冷凍されており、蓄冷剤が固体から液体に相変化する際の融解潜熱により、収容空間を冷却して保冷する。これにより、収容空間の温度及び湿度を安定して保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-219184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、蓄冷部材が収容空間を所望の温度等で保持可能な期間は限られているため、蓄冷部材の再冷却等が必要となる場合がある。このため、被保冷物を保冷する温度(以下、「保冷温度」という)を管理する上で、当該保持可能な期間を予測できると都合がよい。
【0006】
そこで、本発明は、収容空間に収容された被保冷物を蓄冷部材で保冷するにあたり、保冷温度を好適に管理するための、保冷システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく、第1の発明の保冷システムは、内部に蓄冷剤が充填され、収容空間の温度を所定の保冷温度帯に冷却して保持する蓄冷部材を用いて、被保冷物が収容される前記収容空間を保冷する保冷システムであって、前記蓄冷剤が周囲を冷却するエネルギーである冷却エネルギーの最大値に関する情報である最大エネルギー情報と、前記収容空間を有する保冷庫の断熱効果に関する断熱効果情報と、が記憶される記憶部と、前記保冷庫の外部の温度を取得する第1温度取得部と、前記最大エネルギー情報と、前記断熱効果情報と、前記第1温度取得部の取得結果と、に基づいて、前記蓄冷剤の前記冷却エネルギーの残存量を推定する推定部と、を備える。
【0008】
第2の発明の保冷システムは、第1の発明において、前記保冷庫の内部の温度を取得する第2温度取得部を備え、前記推定部は、前記最大エネルギー情報と、前記断熱効果情報と、前記第1温度取得部の取得結果と、前記第2温度取得部の取得結果と、に基づいて、前記蓄冷剤の前記冷却エネルギーの残存量を推定する。
【0009】
第3の発明の保冷システムは、第1又は第2の発明において、前記推定部により推定された前記残存量を提示する提示部を備える。
【0010】
第4の発明の保冷システムは、第1~第3のいずれか1の発明において、前記推定部により推定された前記残存量が、所定の基準残存量以下であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記残存量が前記基準残存量以下であると判定された場合に、報知を行う報知部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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