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公開番号
2025009322
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112243
出願日
2023-07-07
発明の名称
オゾン放出方法、オゾン放出装置および部屋
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
主分類
A61L
9/015 20060101AFI20250110BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】オゾンを適切に拡散させることができるオゾン放出方法を得ること。
【解決手段】オゾンを気流に随伴させて放出するオゾン放出装置である空間除菌装置1におけるオゾン放出方法であって、空間除菌装置1が、オゾン放出対象空間である除菌対象空間12の体積および形状に基づいて決定された配置可能領域22に配置される配置工程と、配置工程で配置された空間除菌装置1が、除菌対象空間12にオゾンを放出する放出工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オゾンを気流に随伴させて放出するオゾン放出装置におけるオゾン放出方法であって、
前記オゾン放出装置が、オゾン放出対象空間の体積および形状に基づいて決定された配置可能領域に配置される配置工程と、
前記配置工程で配置された前記オゾン放出装置が、前記オゾン放出対象空間にオゾンを放出する放出工程と、
を備えることを特徴とするオゾン放出方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記配置可能領域は、前記オゾン放出対象空間内であって、前記オゾン放出対象空間の中心を含む中央領域を除いた領域であることを特徴とする請求項1に記載のオゾン放出方法。
【請求項3】
前記オゾン放出装置がオゾンを放出する方向である吹出し方向は、中央部を向く方向であり、
前記中央部は、前記オゾン放出対象空間の中心を含む定められた範囲であることを特徴とする請求項2に記載のオゾン放出方法。
【請求項4】
前記吹出し方向の仰角は、0度からしきい値までの範囲であり、
前記しきい値は、0度より大きく90度未満であることを特徴とする請求項3に記載のオゾン放出方法。
【請求項5】
前記オゾン放出対象空間の床面は長方形であり、Aを前記オゾン放出対象空間の床面の長辺の長さとし、Hbを前記オゾン放出装置の吹出し口の高さとし、Dを前記オゾン放出装置の後方の壁面から前記吹出し口までの長辺方向の距離とし、Hを前記オゾン放出対象空間の高さとするとき、前記しきい値であるθは、
θ=tan
-1
{((H-Hb)÷(A-D))}
として算出されることを特徴とする請求項4に記載のオゾン放出方法。
【請求項6】
前記オゾン放出装置が前記オゾン放出対象空間に設置された状態において、前記オゾン放出装置がオゾンを吹出す吹出し口の前記オゾン放出対象空間の床面からの高さは75cm以上であることを特徴とする請求項5に記載のオゾン放出方法。
【請求項7】
前記オゾン放出対象空間の床面の形状は長方形であり、前記配置可能領域は、前記長方形の両端部の壁面のそれぞれに関し、前記壁面から、前記壁面との距離が前記長方形の長辺の長さの1/4となる位置までの領域であることを特徴とする請求項1に記載のオゾン放出方法。
【請求項8】
前記配置可能領域に複数台の前記オゾン放出装置が配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のオゾン放出方法。
【請求項9】
前記複数台の前記オゾン放出装置のうちの少なくとも1部の前記オゾン放出装置は、前記オゾン放出装置がオゾンを放出する方向である吹出し方向が互いに対向することを特徴とする請求項8に記載のオゾン放出方法。
【請求項10】
前記配置可能領域以外の領域にサーキュレータが配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のオゾン放出方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オゾンを用いて除菌対象空間を除菌するオゾン放出方法、オゾン放出装置および部屋に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ウイルスを除菌するための手段の1つとしてオゾンを用いた空間除菌装置が導入されている。例えば、特許文献1には、オゾン発生器の上流にオゾン分解フィルタを設けた空間除菌装置(オゾンガス消毒器)が開示されている。特許文献1に記載の空間除菌装置は、手術室などの空間におけるオゾン濃度が、意図する濃度を超えて放出することなくオゾンを空間の全体にわたって一定濃度となるように放出することができるとともに、移動させるのに便利なコンパクトな大きさを実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-136191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、手術室などの小規模な空間においてオゾンを拡散させている。しかしながら、空間の規模が大きくなるにつれ、例えば中大規模空間においては、空間除菌装置の配置位置によってオゾンを適切に拡散させることが困難な場合がある。オゾンを適切に拡散させることが困難な場合、効果的な除菌が実現できないことがある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、オゾンを適切に拡散させることができるオゾン放出方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかるオゾン放出方法は、オゾンを気流に随伴させて放出するオゾン放出装置におけるオゾン放出方法であって、オゾン放出装置が、オゾン放出対象空間の体積および形状に基づいて決定された配置可能領域に配置される配置工程と、配置工程で配置されたオゾン放出装置が、オゾン放出対象空間にオゾンを放出する放出工程と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、オゾンを適切に拡散させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる空間除菌装置が設定された部屋の一例を示す図
実施の形態1の部屋の一例の平面図
実施の形態1の空間除菌装置の外観を模式的に示す図
実施の形態1の空間除菌装置の機能構成例を示す図
実施の形態1の条件#1の空間除菌装置の配置位置および吹出し方向を示す図
実施の形態1の条件#1のシミュレーション結果として得られた、対称面におけるオゾン濃度(オゾンガス濃度)のコンター図
実施の形態1の条件#1のシミュレーション結果として得られた、水平面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1の条件#2の空間除菌装置の配置位置および吹出し方向を示す図
実施の形態1の条件#2のシミュレーション結果として得られた、対称面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1の条件#2のシミュレーション結果として得られた、水平面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1の条件#3の空間除菌装置の配置位置および吹出し方向を示す図
実施の形態1の条件#3のシミュレーション結果として得られた、対称面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1の条件#3のシミュレーション結果として得られた、水平面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1のシミュレーション結果を表形式でまとめた図
実施の形態1の吹出し方向を説明するための図
実施の形態1の空間除菌装置の配置位置の例を示す図
実施の形態1の吹出し角度を説明するための図
実施の形態1の条件#4のシミュレーション結果として得られた、速度(風速)のコンター図
実施の形態1の条件#4のシミュレーション結果として得られた、対称面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1の条件#5のシミュレーション結果として得られた、速度(風速)のコンター図
実施の形態1の条件#5のシミュレーション結果として得られた、対称面におけるオゾン濃度のコンター図
実施の形態1の条件#6のシミュレーション結果として得られた、速度(風速)のコンター図
実施の形態1の条件#6のシミュレーション結果として得られた、対称面におけるオゾン濃度のコンター図
除菌対象空間が、床面が正方形の直方体である場合の実施の形態1の配置可能領域の一例を示す図
除菌対象空間に凹凸がある場合の実施の形態1の配置可能領域の一例を示す図
実施の形態2の空間除菌装置の配置例を示す図
実施の形態2の空間除菌装置の別の配置例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、実施の形態にかかるオゾン放出方法、オゾン放出装置および部屋を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる空間除菌装置が設定された部屋の一例を示す図である。空間除菌装置1は、オゾンを放出するオゾン放出装置の一例である。図1に示すように、部屋10は、空間除菌装置1を備える。本実施の形態の空間除菌装置1は、オゾン(オゾンガス)を用いて部屋10内の空間の除菌を行う。より詳細には、空間除菌装置1は、例えば、オゾンガスを気流に随伴させて部屋10内に放出する。部屋10は、例えば、オフィスにおける居室、店舗、教育施設、会議室、集会所、医療施設、劇場、映画館、競技場などの中大規模の区画(エリア)である。部屋10の用途はこれらの例に限定されず、どのような用途であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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