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公開番号
2025009248
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112114
出願日
2023-07-07
発明の名称
電子装置及び電力変換装置
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20250110BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】大きさの異なる発熱部品を用いる可能性がある電子装置にて、大きさの異なる発熱部品を用いる電子装置にて支持プレートを共用可能とする。
【解決手段】接続孔41gが、第1方向における上部流路溝41bの下流端よりも上流端に近い位置にて上部流路溝41bと接続され、下部流路溝41eが、接続孔41gとの接続部位が第2方向における上流端とされ、中央プレート41が、上部流路溝41bの底面から立設されると共に接続孔41gの入口開口から上部流路溝41bの下流端に向けて冷媒Xを案内する案内壁50を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
第1発熱部品と、
前記第1発熱部品と別体の第2発熱部品と、
前記第1発熱部品が取り付けられる第1面及び前記第1面の裏側に位置すると共に前記第2発熱部品が取り付けられる第2面を有する支持プレートと
を備え、
前記支持プレートは、
前記第1面に設けられると共に、主として前記第1面に沿った第1方向に沿って冷媒を案内する第1流路溝と、
前記第2面に設けられると共に、主として前記第1方向と反対方向の第2方向に沿って前記冷媒を案内する第2流路溝と、
前記支持プレートを貫通して設けられると共に、前記第1流路溝から前記第2流路溝に前記冷媒を案内する接続孔と
を有し、
前記接続孔は、前記第1方向における前記第1流路溝の下流端よりも上流端に近い位置にて前記第1流路溝と接続され、
前記第2流路溝は、前記接続孔との接続部位が前記第2方向における上流端とされ、
前記支持プレートは、前記第1流路溝の底面から立設されると共に前記接続孔の入口開口から前記第1流路溝の前記下流端に向けて前記冷媒を案内する案内壁を有する
ことを特徴とする電子装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1流路溝の底面の法線方向から見て、
前記案内壁は、
前記接続孔の前記入口開口を前記第1流路溝における上流側から囲う円弧状の円弧形状部と、
前記円弧形状部の一端から前記第1流路溝の前記下流端に向けて直線状に延びる第1直線形状部と、
前記円弧形状部の他端から前記第1流路溝の前記下流端に向けて直線状に延びる第2直線形状部と、
を有するU字形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1直線形状部から前記第1流路溝の側壁面までの離間寸法と、前記第2直線形状部から前記第1流路溝の側壁面までの離間寸法との合計は、前記第1直線形状部から前記第2直線形状部までの離間寸法と等しいことを特徴とする請求項2記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1発熱部品は、前記案内壁に対して隙間を空けて隣接されると共に前記案内壁と共にラビリンス構造を形成するラビリンス構造形成壁を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子装置。
【請求項5】
前記支持プレートは、前記第2流路溝の底面と隙間を空けて対向配置されると共に前記接続孔の出口開口を覆う対向壁部を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子装置。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載の電子装置を含み、
前記第1発熱部品と前記第2発熱部品とで形成される電力変換回路を備える
ことを特徴とする電力変換装置。
【請求項7】
前記第1発熱部品は、
DCDCコンバータユニットと、
リアクトルユニットと、
前記DCDCコンバータユニット及び前記リアクトルユニットが実装されると共に、前記支持プレートに固定されて前記第1流路溝を含む第1流路を前記支持プレートとの間に形成するベースプレートと
を備えることを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
【請求項8】
前記第2発熱部品は、
複数のパワーデバイスを有するパワーモジュールと、
前記パワーモジュールが実装されると共に、前記支持プレートに固定されて前記第2流路溝を含む第2流路を前記支持プレートとの間に形成するヒートシンクと
を備えることを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
【請求項9】
前記第1発熱部品は、平滑コンデンサを備え、
前記第2発熱部品は、複数のパワーデバイスを有するパワーモジュールを備える
ことを特徴とする請求項6記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置及び電力変換装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、DCDCコンバータ、リアクトル及びパワーモジュール等を備える電力変換装置が開示されている。特許文献1に開示された電力変換装置は、DCDCコンバータ、リアクトル及びパワーモジュール等を収容する筐体を備えている。また、特許文献1に開示された電力変換装置は、冷媒を案内する流路を内部に有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-108182号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示された電力変換装置は、筐体の上方と下方との各々に発熱部品が配置されている。この電力変換装置のような電子装置の場合には、冷媒を案内するための内部流路は、例えば電子装置の内部にて上下に折り返されるように形成されている。つまり、上記内部流路は、一方側から他方側へ冷媒を案内する上部流路と他方側から一方側に冷媒を案内する下部流路とが端部で接続された形状に形成される。例えば、このような場合には、上部流路と下部流路との各々は、発熱部品を支持する支持プレートと発熱部品とが隙間を空けて対向配置されることで形成されている。
【0005】
ところが、支持プレートに取り付ける発熱部品の大きさが異なると、上部流路や下部流路を形成することができない場合がある。例えば、相対的な大きな発熱部品が支持プレートに取り付けられることで下部流路が形成される場合に、同じ支持プレートに対して相対的に小さな発熱部品を取り付けると、冷媒が流れ出てしまう隙間が生じ、密閉された下部流路を形成することができない。このため、大きさの異なる発熱部品を使用する電子装置に、同じ支持プレートを用いることができず、支持プレートは、種類の異なる電子装置にて共用することができない。
【0006】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、大きさの異なる発熱部品を用いる可能性がある電子装置にて、大きさの異なる発熱部品を用いる電子装置にて支持プレートを共用可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
【0008】
本発明の第1の態様は、第1発熱部品と、上記第1発熱部品と別体の第2発熱部品と、上記第1発熱部品が取り付けられる第1面及び上記第1面の裏側に位置すると共に上記第2発熱部品が取り付けられる第2面を有する支持プレートとを備え、上記支持プレートが、上記第1面に設けられると共に、主として上記第1面に沿った第1方向に沿って冷媒を案内する第1流路溝と、上記第2面に設けられると共に、主として上記第1方向と反対方向の第2方向に沿って上記冷媒を案内する第2流路溝と、上記支持プレートを貫通して設けられると共に、上記第1流路溝から上記第2流路溝に上記冷媒を案内する接続孔とを有し、上記接続孔が、上記第1方向における上記第1流路溝の下流端よりも上流端に近い位置にて上記第1流路溝と接続され、上記第2流路溝が、上記接続孔との接続部位が上記第2方向における上流端とされ、上記支持プレートが、上記第1流路溝の底面から立設されると共に上記接続孔の入口開口から上記第1流路溝の上記下流端に向けて上記冷媒を案内する案内壁を有するという構成を採用する。
【0009】
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様である電子装置を含み、上記第1発熱部品と上記第2発熱部品とで形成される電力変換回路を備えるという構成を採用する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、支持プレートに設けられた案内壁により、冷媒は、接続孔の入口開口から第1流路溝の下流端に向けて案内される。このため、第1面に取り付けられた第1発熱部品は、端部まで冷媒と効率的に熱交換される。したがって、接続孔の第1流路溝に対する接続位置が上流端に近い位置であっても、第1発熱部品と冷媒との熱交換効率が低下することを抑制できる。また、支持プレートの第2面に設けられる第2流路溝は、第1流路溝よりも短くなる。このため、第2面には、例えば、第1発熱部品と同じ大きさの第2発熱部品に限られずに、第1発熱部品よりも小さな第2発熱部品を取り付けることが可能となる。したがって、本発明は、大きさの異なる発熱部品を用いる可能性がある電子装置にて、大きさの異なる発熱部品を用いる電子装置にて支持プレートを共用することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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