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公開番号2025008384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110521
出願日2023-07-05
発明の名称洗浄剤
出願人個人
代理人個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20250109BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】環境に優しい植物由来の成分を主とし、洗浄効果が高く、床やタイルの拭き掃除にも食器洗いにも洗濯にも使用できる汎用性の高い洗浄剤を提供する。
【解決手段】精製水あるいはアルカリ電解水を溶媒とし、該溶媒中に植物性界面活性剤と、精油と、再付着防止剤と、帯電防止剤を含有する。界面活性剤の割合は0.4~26重量%、好ましくは11~22重量%であり、精油の割合は0.1~3重量%、好ましくは0.5~1.5重量%であり、再付着防止剤の割合は0.1~1.5重量%、好ましくは0.1~1重量%であり、帯電防止剤の割合は0.1~1.5重量%、好ましくは0.1~1重量%である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
精製水を溶媒とし、
該溶媒中に植物性界面活性剤と、精油と、再付着防止剤と、帯電防止剤を含有することを特徴とする洗浄剤。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
アルカリ電解水を溶媒とし、
該溶媒中に植物性界面活性剤と、精油と、再付着防止剤と、帯電防止剤を含有することを特徴とする洗浄剤。
【請求項3】
界面活性剤の割合は0.4~26重量%、好ましくは11~22重量%であり、
精油の割合は0.1~3重量%、好ましくは0.5~1.5重量%であり、
再付着防止剤の割合は0.1~1.5重量%、好ましくは0.1~1重量%であり、
帯電防止剤の割合は0.1~1.5重量%、好ましくは0.1~1重量%
であることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄剤。
【請求項4】
家庭での食器洗浄、衣類の洗濯を用途とする場合、起泡剤を追加することを特徴とする請求項3に記載の洗浄剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
環境に優しい植物由来の成分を主とし、洗浄効果が高く、床やタイルの拭き掃除にも食器洗いにも洗濯にも使用できる汎用性の高い、特に家庭用に適する洗浄剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
家庭用の拭き掃除に用いられる既存製品はプラスチックを素材とするものが多い(特許文献1)。便利で使い捨てできるので、愛用者も多い。
一方、家庭用の洗浄剤は、拭き掃除用、食器洗い用、洗濯用などと区別して販売されているので、用途別に購入しているのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-165344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に紹介されている洗浄剤含侵物品は、使い勝手がよいので、仕事を持っている主婦などの忙しい人たちに多用される。しかし、素材にポリエチレンやポリプロピレンなども用いられており、床掃除などでこびりついた汚れを落とそうとして床にこすりつけるような使い方をすると、プラスチックの細片が剥離し、これが水に流れ、下水道を経て海に流れ込む。いわゆるマイクロプラスチックと呼ばれ、環境汚染の原因の一つとなっている。しかも、プラスチック製品には不燃を目的として薬剤が使用されているものもあり、これも海中に流されたときに魚などへ悪影響を及ぼす。使用者が多く、大量生産されるため、製造コストが下がっているかもしれないが、このような製品を日常的に使用することの是非を考えなくてはならない。
【0005】
一方、用途別に洗浄剤を購入している家庭が一般的である。食器用洗剤を衣類の洗濯に使用したり、洗濯洗剤を床掃除に使用したりしない。しかし、考えてみれば、これは無駄が多い。洗浄する対象が床やタイルでも、食器でも、衣類でも汚れを落とすのは界面活性剤が中心であり、拭き取った汚れの汚れ移り防止は再付着防止剤が主である。気分よく家事をするには香りを添加することが望ましいが、これは精油が主である。このように、用途にかかわらず成分は共通するのである。それならば、1種類の洗浄剤を購入して、いろいろな用途に使えるはずである。用途毎の残量を気にしなくてよいし、容器の置き場所も余分にとらない。
【0006】
このような点に鑑み、本発明は、マイクロプラスチックの排出を抑制するために、雑巾やモップなどの使用に適した洗浄剤を提供することを目的とする。さらに、家庭用のさまざまな用途に汎用的に使用できる洗浄剤を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の洗浄剤は、
精製水を溶媒とし、
該溶媒中に植物性界面活性剤と、精油と、再付着防止剤と、帯電防止剤を含有することを特徴とする。
精製水の代わりに、アルカリ電解水を溶媒としてもよい。
【0008】
石油由来ではなく植物由来の界面活性剤を用いているので、環境への悪影響が少ない。
精油(エッセンシャルオイル)は、汚れの主原因である油の粒子を微細化し、洗浄液の白濁を防止できる。精油を付加したことによって、界面活性剤単独の場合よりも洗浄効果が高まる。
再付着防止剤を添加しているので、汚れ移りを防止できる。帯電防止剤を添加しているので、静電気による汚れの付着を防止できる。
【0009】
また、本発明の洗浄剤は、
界面活性剤の割合は0.4~26重量%、好ましくは11~22重量%であり、
精油の割合は0.1~3重量%、好ましくは0.5~1.5重量%であり、
再付着防止剤の割合は0.1~1.5重量%、好ましくは0.1~1重量%であり、
帯電防止剤の割合は0.1~1.5重量%、好ましくは0.1~1重量%
であることを特徴とする。
再付着防止剤の配合量を1重量%前後と通常の洗浄剤よりも多くしたことにより、雑巾やモップに汚れが浸み込んで黒ずむことを防止でき、使用可能な回数を伸ばすことができる。すすぎの水を何回も取り替えなくてすみ、その分洗浄剤を追加しなくてすむ。
【0010】
家庭での食器洗浄に用いるときは、起泡剤を含有してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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