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公開番号
2025006996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108099
出願日
2023-06-30
発明の名称
バイオフィルム除去剤組成物
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C11D
1/64 20060101AFI20250109BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】対象物品、特に繊維製品に付着したバイオフィルムの除去性に優れる、バイオフィルム除去剤組成物、及びそれを用いたバイオフィルムの除去方法を提供する。
【解決手段】下記(a)成分、及び(b)成分を含有し、(b)成分として、一般式(b1)中のR
1b
の炭素数が14以上22以下である化合物(以下、(b-2)成分という)を含む場合、(b-2)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比(a)/(b-2)が0.30以上である、バイオフィルム除去剤組成物。
(a)成分:下記一般式(a1)で表される長鎖アルキル基を有する第4級アンモニウム塩
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物
R
1b
-O-[(EO)
r
]-SO
3
M (b1)
[一般式(b1)中、R
1b
は炭素数8以上22以下の炭化水素基であり、EOはエチレンオキシ基であり、rはEOの平均付加モル数であり、0以上25以下の数であり、Mは水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン(1/2原子)、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンである。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記(a)成分、及び(b)成分を含有し、(b)成分として、一般式(b1)中のR
1b
の炭素数が14以上22以下である化合物(以下、(b-2)成分という)を含む場合、(b-2)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比(a)/(b-2)が0.30以上である、バイオフィルム除去剤組成物。
(a)成分:下記一般式(a1)で表される化合物
JPEG
2025006996000005.jpg
38
159
[一般式(a1)中、R
1a
及びR
2a
は、それぞれ独立に、炭素数6以上12以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基であり、R
3a
及びR
4a
は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基であり、X
-
は陰イオンである。]
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物
R
1b
-O-[(EO)
r
]-SO
3
M (b1)
[一般式(b1)中、R
1b
は炭素数8以上22以下の炭化水素基であり、EOはエチレンオキシ基であり、rはEOの平均付加モル数であり、0以上25以下の数であり、Mは水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン(1/2原子)、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンである。]
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
(b)成分として、一般式(b1)中のR
1b
の炭素数が8以上12以下である化合物(以下、(b-1)成分という)を含む、請求項1に記載のバイオフィルム除去剤組成物。
【請求項3】
(b-1)成分のrが1.5以上である、請求項2に記載のバイオフィルム除去剤組成物。
【請求項4】
(b-1)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比(a)/(b-1)が1未満である、請求項2に記載のバイオフィルム除去剤組成物。
【請求項5】
繊維製品用である、請求項1~4の何れか1項に記載のバイオフィルム除去剤組成物。
【請求項6】
請求項1~4の何れか1項にバイオフィルム除去剤組成物、又はそれを水で希釈した処理液を、バイオフィルムが存在する対象物品に接触させる、バイオフィルムの除去方法。
【請求項7】
前記対象物品が繊維製品である、請求項6に記載のバイオフィルムの除去方法。
【請求項8】
下記(a)成分、及び(b)成分を含有し、(b)成分として、一般式(b1)中のR
1b
の炭素数が14以上22以下である化合物(以下、(b-2)成分という)を含む場合、(b-2)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比(a)/(b-2)が0.30以上である、処理液を、バイオフィルムが存在する対象物品に接触させる、バイオフィルムの除去方法。
(a)成分:下記一般式(a1)で表される化合物
JPEG
2025006996000006.jpg
38
159
[一般式(a1)中、R
1a
及びR
2a
は、それぞれ独立に、炭素数6以上12以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基であり、R
3a
及びR
4a
は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基であり、X
-
は陰イオンである。]
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物
R
1b
-O-[(EO)
r
]-SO
3
M (b1)
[一般式(b1)中、R
1b
は炭素数8以上22以下の炭化水素基であり、EOはエチレンオキシ基であり、rはEOの平均付加モル数であり、0以上25以下の数であり、Mは水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン(1/2原子)、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンである。]
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バイオフィルム除去剤組成物、及びバイオフィルムの除去方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
対象物品へ菌が一度付着すると、対象物品に付着した菌が増殖し、バイオフィルムを形成する。バイオフィルムは生物膜又はスライムとも言われ、一般に菌などの微生物が物質の表面に付着して増殖する際に、微生物が産生する多糖、タンパク質及び核酸などの高分子物質により微生物を包み込むように形成された3次元構造体を指す。
バイオフィルムは、個々の一般生活者にとっても様々な場面で問題となっている。例えば、台所、洗面台やお風呂場の排水口近辺など家庭内の水回り環境では、不快なぬめり汚れ、悪臭などの原因となっている。またこうした直接的な水環境部位だけでなく俎板の傷部や食器洗浄用スポンジの内部や洗濯槽、更には衣服、台拭き、雑巾、足拭きマット等のファブリック製品など、水や湿気と汚れが共存する場面においてはバイオフィルムが形成され、問題を生じ易い。
また、衣料等の繊維製品の洗浄には、各種界面活性剤を配合した洗浄剤が広く用いられている。近年、生活者の衛生意識の高まりに伴い、繊維製品の表面に付着した菌やウイルスに関心も高まってきている。そのため生活者は、菌が繁殖し易い靴下や汗のかいた衣類を洗浄液にしばらく浸け置いたり、消毒剤や漂白剤を繊維製品用洗浄剤と併用したりするなど、余分な手間やコストをかけて洗浄を行っている。
【0003】
特許文献1には、ジオクチルジメチルアンモニウム塩、及びアルキルエーテルカルボン酸塩を含有する、ゲルまたは液体のいずれかの殺菌性軽量食器用洗剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第5728667号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
対象物品、特に繊維製品に付着したバイオフィルムは、バイオフィルムを構成する高分子が各種基剤から菌を守る保護バリアとして機能する為、その除去は非常に困難である。
本発明は、対象物品、特に繊維製品に付着したバイオフィルムの除去性に優れる、バイオフィルム除去剤組成物、及びそれを用いたバイオフィルムの除去方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下記(a)成分、及び(b)成分を含有し、(b)成分として、一般式(b1)中のR
1b
の炭素数が14以上22以下である化合物(以下、(b-2)成分という)を含む場合、(b-2)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比(a)/(b-2)が0.30以上である、バイオフィルム除去剤組成物。
(a)成分:下記一般式(a1)で表される化合物
【0007】
JPEG
2025006996000001.jpg
38
159
【0008】
[一般式(a1)中、R
1a
及びR
2a
は、それぞれ独立に、炭素数6以上12以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基であり、R
3a
及びR
4a
は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基であり、X
-
は陰イオンである。]
(b)成分:下記一般式(b1)で表される化合物
R
1b
-O-[(EO)
r
]-SO
3
M (b1)
[一般式(b1)中、R
1b
は炭素数8以上22以下の炭化水素基であり、EOはエチレンオキシ基であり、rはEOの平均付加モル数であり、0以上25以下の数であり、Mは水素イオン、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン(1/2原子)、アンモニウムイオン又は有機アンモニウムイオンである。]
【0009】
また本発明は、本発明のバイオフィルム除去剤組成物、又はそれを水で希釈した処理液を、バイオフィルムが存在する対象物品に接触させる、バイオフィルムの除去方法に関する。
【0010】
また本発明は、前記(a)成分、及び(b)成分を含有し、(b)成分として、一般式(b1)中のR
1b
の炭素数が14以上22以下である化合物(以下、(b-2)成分という)を含む場合、(b-2)成分の含有量と(a)成分の含有量との質量比(a)/(b-2)が0.30以上である、処理液を、バイオフィルムが存在する対象物品に接触させる、バイオフィルムの除去方法に関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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