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公開番号
2025097928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2024211210
出願日
2024-12-04
発明の名称
分散液の製造方法
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
A61K
8/06 20060101AFI20250624BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】保存安定性が優れるスフィンゴイド塩基を含有する分散液の製造方法を提供する。
【解決手段】下記工程1を含む、スフィンゴイド塩基を含有する水中油型の分散液の製造方法である。
工程1:スフィンゴイド塩基と融点が30℃以上の固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相をそれぞれ流動させるとともに、それらを合流させる合流ステップと、前記合流ステップで前記油相及び前記水相を合流させた流体を細孔に流通させる細孔流通ステップとにより水中油型の分散液を得る工程
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記工程1を含む、スフィンゴイド塩基を含有する水中油型の分散液の製造方法。
工程1:スフィンゴイド塩基と融点が30℃以上の固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相をそれぞれ流動させるとともに、それらを合流させる合流ステップと、前記合流ステップで前記油相及び前記水相を合流させた流体を細孔に流通させる細孔流通ステップとにより水中油型の分散液を得る工程
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記スフィンゴイド塩基が下記一般式(1)で表される化合物を含む、請求項1に記載された分散液の製造方法。
TIFF
2025097928000009.tif
33
170
(式中、R
1
は炭素数4以上30以下の直鎖若しくは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、R
2
及びR
3
は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し、X
1
、X
2
及びX
3
は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示し、Yはメチレン基又はメチン基を示し(ただし、Yがメチン基の場合、X
1
及びX
2
のいずれか一方は水素原子であり、かつ、他方は存在しない。)、並びに破線は不飽和結合であってもよいことを示す。)
【請求項3】
前記油相における融点が30℃未満の液体油の含有量が1質量%以下である、請求項1又は2に記載された分散液の製造方法。
【請求項4】
前記固体脂がステロール類を含む、請求項1~3のいずれかに記載された分散液の製造方法。
【請求項5】
前記固体脂中、ステロール類の含有量が80質量%以上である、請求項4に記載された分散液の製造方法。
【請求項6】
前記油相における前記固体脂の前記スフィンゴイド塩基に対するモル比が0.7以上である、請求項1~5のいずれかに記載された分散液の製造方法。
【請求項7】
前記分散液が前記スフィンゴイド塩基以外の界面活性剤を実質的に含有しない、請求項1~6のいずれかに記載された分散液の製造方法。
【請求項8】
前記分散液における前記油相の平均粒子径が200nm以下である、請求項1~7のいずれかに記載された分散液の製造方法。
【請求項9】
前記酸が1価の酸である、請求項1~8のいずれかに記載された分散液の製造方法。
【請求項10】
下記工程1及び2を含む、スフィンゴイド塩基と多価カルボン酸化合物及びその塩並びに芳香族カルボン酸化合物及びその塩のうちの1種又は2種以上とを含有する水中油型の分散液の製造方法。
工程1:スフィンゴイド塩基と融点が30℃以上の固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相をそれぞれ流動させるとともに、それらを合流させる合流ステップと、前記合流ステップで前記油相及び前記水相を合流させた流体を細孔に流通させる細孔流通ステップとにより水中油型の分散液を得る工程
工程2:工程1で得られた分散液と、多価カルボン酸化合物及びその塩並びに芳香族カルボン酸化合物及びその塩のうちの1種又は2種以上とを混合する工程
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分散液の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
化粧料等においてスフィンゴイド塩基を含有する分散液を用いることが知られている。例えば特許文献1には、かかる分散液の製造方法として、25℃で液体のエステル油、スフィンゴシン類、無機酸及び炭素数5以下の有機酸から選ばれる酸性化合物並びにコレステロール又はフィトステロールをホモミキサーを用いて混合することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-28109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、保存安定性が優れる、スフィンゴイド塩基を含有する分散液の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、下記工程1を含む、スフィンゴイド塩基を含有する水中油型の分散液の製造方法である。
工程1:スフィンゴイド塩基と融点が30℃以上の固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相をそれぞれ流動させるとともに、それらを合流させる合流ステップと、前記合流ステップで前記油相及び前記水相を合流させた流体を細孔に流通させる細孔流通ステップとにより水中油型の分散液を得る工程
【0006】
また、本発明は、下記工程1及び2を含む、スフィンゴイド塩基と多価カルボン酸化合物、多価カルボン酸化合物及びその塩並びに芳香族カルボン酸化合物及びその塩のうちの1種又は2種以上とを含有する水中油型の分散液の製造方法である。
工程1:スフィンゴイド塩基と融点が30℃以上の固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相をそれぞれ流動させるとともに、それらを合流させる合流ステップと、前記合流ステップで前記油相及び前記水相を合流させた流体を細孔に流通させる細孔流通ステップとにより水中油型の分散液を得る工程
工程2:工程1で得られた分散液と、多価カルボン酸化合物、多価カルボン酸化合物及びその塩並びに芳香族カルボン酸化合物及びその塩のうちの1種又は2種以上とを混合する工程
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、スフィンゴイド塩基と固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相を合流させた流体を細孔に流通させることにより、保存安定性が優れる水中油型の分散液を得ることができ、更に多価カルボン酸化合物及びその塩並びに芳香族カルボン酸化合物及びその塩のうちの1種又は2種以上と混合した際にも保存安定性に優れる分散液を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
マイクロミキサーの断面図である。
マイクロミキサーの変形例の断面図である。
マイクロミキサーの別の変形例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について詳細に説明する。
【0010】
実施形態に係る分散液の製造方法は、スフィンゴイド塩基と融点が30℃以上の固体脂とを含有する液体の油相及び水と酸とを含有する液体の水相をそれぞれ流動させるとともに、それらを合流させ、合流させた流体を細孔に流通させて、水中油型の分散液を得る工程を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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