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公開番号
2025004545
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104287
出願日
2023-06-26
発明の名称
剥離剤組成物
出願人
日華化学株式会社
代理人
弁理士法人セントクレスト国際特許事務所
主分類
C11D
1/62 20060101AFI20250107BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】プラスチック基材上に形成された様々な機能層やインク膜に対する除去性能に優れており、かつ、機能層除去やインキ洗浄によるプラスチック基材の白化等の損傷が発生しにくい剥離剤組成物を提供すること。
【解決手段】下記一般式(A):
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〔式(A)中、R
1
は、C数8~22のアルキル基又はC数8~22のアルケニル基、R
2
~R
4
は、独立にC数1~3のアルキル基又は一般式(B):-(A
1
O)
n
-H
(式(B)中、A
1
Oは、炭素数2~4のアルキレンオキシ基を表し、nはA
1
Oの特定の繰り返し単位の数を表す。)
で表される基を表し、R
2
~R
4
のうちの少なくとも1つは前記一般式(B)で表される基であり、X
m-
は対イオンを表し、mは1~3の整数である。〕
で表される化合物と、無機塩基性化合物及び/又は有機塩基性化合物とを含有することを特徴とする剥離剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(A):
JPEG
2025004545000010.jpg
28
105
〔一般式(A)中、R
1
は、炭素数8~22のアルキル基又は炭素数8~22のアルケニル基を表し、R
2
~R
4
は、それぞれ独立に、炭素数1~3のアルキル基又は下記一般式(B):
-(A
1
O)
n
-H (B)
(一般式(B)中、A
1
Oは、炭素数2~4のアルキレンオキシ基を表し、nはA
1
Oの繰り返し単位の数を表し、1~6の整数であり、nが2以上の場合に複数存在するA
1
Oは同一であっても異なっていてもよい。)
で表される基を表し、R
2
~R
4
のうちの少なくとも1つは前記一般式(B)で表される基であり、X
m-
は対イオンを表し、mは1~3の整数である。〕
で表される化合物と、無機塩基性化合物及び/又は有機塩基性化合物とを含有することを特徴とする剥離剤組成物。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記一般式(A)中のR
2
~R
4
のうちの1つが前記一般式(B)で表される基であり、残りが炭素数1~3のアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の剥離剤組成物。
【請求項3】
少なくとも無機塩基性化合物を含有するものであることを特徴とする請求項1に記載の剥離剤組成物。
【請求項4】
下記一般式(C):
R
5
-(A
2
O)
p
-H (C)
〔一般式(C)中、R
5
は、炭素数8~22のアルキル基、炭素数8~22のヒドロキシアルキル基、炭素数8~22のアルケニル基、又は炭素数8~22のヒドロキシアルケニル基を表し、A
2
Oは、炭素数2~4のアルキレンオキシ基を表し、pは、A
2
Oの繰り返し単位の数を表し、1~100の整数であり、pが2以上の場合に複数存在するA
2
Oは同一であっても異なっていてもよい。〕
で表される化合物を更に含有することを特徴とする請求項1に記載の剥離剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、剥離剤組成物に関し、より詳しくは、機能層を備えるプラスチック材料から機能層を除去するための剥離剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
廃プラスチックは、従来、埋め立て、海洋投棄、焼却等の処理がなされていたが、埋め立て場所の確保が困難になりつつあり、海洋投棄はプラスチックが分解しないために環境面で問題があった。また、焼却によって熱として利用することは可能であるが、炭酸ガスの排出により、地球温暖化の原因となるという問題があった。
【0003】
そこで、昨今の環境問題の高まりから、廃プラスチックの再利用、再生等のリサイクルが必要とされており、そのための研究開発が盛んに行われている。また、プラスチックはその多くが化石燃料により生産されており、資源の有効利用の点からも、リサイクル方法の構築が求められている。
【0004】
プラスチックフィルムの一種であるポリエステルフィルムは、基材フィルムとして有用であり、片面又は両面に種々の機能層が積層された、積層フィルムとして使用されることが多い。このような積層フィルムにおける機能層としては、ハードコート層、粘接着層、加飾層、遮光層、偏光層、紫外線遮蔽層等の様々な機能層があり、機能層に応じた材料がポリエステルフィルムに積層されている。
【0005】
従来、このような積層フィルムは、使用後にほとんど再利用されておらず、廃棄、焼却等がなされていた。また、機能層が積層された積層フィルムをそのまま再溶融してリサイクルしようとしても、機能層を構成する材料が溶融ポリマー中に混入するため、押出し時に異臭を発生したり、ポリマーの溶融粘度が低下してフィルム製膜時に破断したりするという問題があった。また、仮に製膜できたとしても得られるフィルムの着色や異物混入等による品質の劣化が避けられないという問題があった。
【0006】
また、仮に機能層を物理的に削り取るなどして剥離除去し、回収したポリマーを溶融押出しした場合も、押出し時の濾過工程で、溶融ポリマー中に残存した機能層によってフィルターが目詰まりを起こし、正常な製膜ができなくなるという問題があった。
【0007】
さらに、白化等の損傷が生じた基材フィルムをリサイクルした場合、押出し時にポリマーの溶融粘度が低下してフィルム製膜時に破断するという問題があった。また、仮に製膜できたとしても得られるフィルムは、透明性等の物性に劣るという問題があった。さらに、白化等の損傷を起こしているロール状フィルムをリサイクルした場合には、機械的強度等のフィルム物性が十分ではないため、ロールトゥロール方式を採用することができないという問題もあった。
【0008】
そこで、特開2022-095599号公報(特許文献1)には、機能層を剥離することができ、基材フィルムを回収するための機能層除去剤として、アルカリ金属水酸化物等のアルカリ性化剤、アルカノールアミン化合物等の相溶化剤、及びアルコール類等の少なくとも1つの水酸基を有する化合物を含有する、ポリエステルフィルム用機能層除去剤が開示されている。
【0009】
また、国際公開第2022/044941号(特許文献2)には、プラスチック基材上に印刷されたインキ膜を容易に剥離することができるインキ洗浄剤として、両性界面活性剤又はカチオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤、及び水を含有するインキ洗浄剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2022-095599号公報
国際公開第2022/044941号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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