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公開番号2025006730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107705
出願日2023-06-30
発明の名称冷凍サイクル装置
出願人株式会社富士通ゼネラル
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類F25B 1/00 20060101AFI20250109BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】均圧化制御の際の運転停止中の室内機における冷媒の流動音で引き起こされるユーザの不快感を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る冷凍サイクル装置は、一次冷媒が循環する一次冷媒回路と、制御装置とを備える。前記一次冷媒回路は、圧縮機と室外熱交換器を有する室外機と、冷媒熱交換器と第1膨張弁とを有する少なくとも1つの第1室内機と、冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と第2膨張弁とを有し前記第1室内機と並列に前記室外機と接続される少なくとも1つの中継ユニットとを含む。前記制御装置は、前記圧縮機、前記第1膨張弁および前記第2膨張弁を制御する。前記制御装置は、前記圧縮機が停止したとき、前記第2膨張弁の開度をあらかじめ設定された第1所定開度以上の開度に制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圧縮機と室外熱交換器を有する室外機と、冷媒熱交換器と第1膨張弁とを有する少なくとも1つの第1室内機と、冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と第2膨張弁とを有し前記第1室内機と並列に前記室外機と接続される少なくとも1つの中継ユニットとを含み、一次冷媒が循環する一次冷媒回路と、
前記圧縮機、前記第1膨張弁および前記第2膨張弁を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記圧縮機が停止したとき、前記第2膨張弁の開度をあらかじめ設定された第1所定開度以上の開度に制御する
冷凍サイクル装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記制御装置は、前記圧縮機が停止したときの前記第2膨張弁の開度が前記第1所定開度未満の場合は、前記第2膨張弁の開度を前記第1所定開度に制御する
冷凍サイクル装置。
【請求項3】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記制御装置は、前記圧縮機が停止したときの前記第2膨張弁の開度が前記第1所定開度以上の場合は、前記第2膨張弁の開度を前記第1所定開度以上の開度に維持する
冷凍サイクル装置。
【請求項4】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記水冷媒熱交換器は、水熱交換器を有する第2室内機と循環ポンプとを含み二次冷媒が循環する二次冷媒回路に接続され、
前記中継ユニットは、
前記水冷媒熱交換器に流入する前記一次冷媒の温度を検出する一次冷媒温度検出部と、
前記水冷媒熱交換器に流入する前記二次冷媒の温度を検出する二次冷媒温度検出部と、をさらに有し、
前記制御装置は、前記中継ユニットが凝縮器として機能する運転状態において前記圧縮機が停止し、かつ、前記一次冷媒温度検出部の検出値が前記二次冷媒温度検出部の検出値よりも高いとき、前記循環ポンプを動作させる
冷凍サイクル装置。
【請求項5】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記水冷媒熱交換器は、水熱交換器を有する第2室内機と循環ポンプとを含み二次冷媒が循環する二次冷媒回路に接続され、
前記中継ユニットは、
前記水冷媒熱交換器に流入する前記一次冷媒の温度を検出する一次冷媒温度検出部と、
前記水冷媒熱交換器に流入する前記二次冷媒の温度を検出する二次冷媒温度検出部と、をさらに有し、
前記制御装置は、前記中継ユニットが蒸発器として機能する運転状態において前記圧縮機が停止し、かつ、前記一次冷媒温度検出部の検出値が前記二次冷媒温度検出部の検出値よりも低いとき、前記循環ポンプを動作させる
冷凍サイクル装置。
【請求項6】
請求項1に記載の冷凍サイクル装置であって、
前記第1所定開度は、前記一次冷媒回路の全管内容積に占める前記水冷媒熱交換器の前記一次冷媒の管内容積の割合に応じて設定され、前記割合が大きいほど小さい開度に設定される
冷凍サイクル装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置であって、
前記制御装置は、前記第2膨張弁の全閉時に前記圧縮機が停止したとき、前記第1膨張弁の開度を、前記第1所定開度に相当する前記一次冷媒の流量よりも小さい流量に相当する開度である第2所定開度に制御する
冷凍サイクル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷媒回路と水回路とを接続する中継ユニットを備えた冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
冷媒を循環させる圧縮機と室外熱交換器を有する冷媒回路と、水冷媒熱交換器と、冷媒と熱交換する水を循環させるポンプを有する水回路と、水回路または水回路および冷媒回路に接続された複数の室内機とを備えた空気調和機が知られている。この種の空気調和機は、複数の室内機に対応して設けられた複数の室内膨張弁を備え、各室内膨張弁の開度は室内機の要求能力に応じて制御され、サーモオフした室内機に対応する室内膨張弁は全閉、もしくは微開状態に制御される(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また、この種の空気調和機においては、高圧と低圧との圧力差が大きいと圧縮機が起動できない。具体的には、圧縮機は仕様として回転数に応じた吸入側圧力の下限値と吐出側圧力の上限値を有しており、この範囲から外れた条件下で圧縮機を駆動させると信頼性が悪化することがある。このため、圧縮機が停止したときに膨張弁の開度を大きくして室内機と室外機との間の圧力差をなくす均圧化制御が行われる(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-132357号公報
特開2006-46692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、均圧化制御を実行するために膨張弁の開度を大きくすると、サーモオフ等によって運転停止中であった室内機に大流量の冷媒が流れ込み、この冷媒の流動音が原因で室内機が設置された室内のユーザが不快を感じるおそれがある。
【0006】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、均圧化制御の際の運転停止中の室内機における冷媒の流動音で引き起こされるユーザの不快感を抑制することができる冷凍サイクル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係る冷凍サイクル装置は、
圧縮機と室外熱交換器を有する室外機と、冷媒熱交換器と第1膨張弁とを有する少なくとも1つの第1室内機と、冷媒と水を熱交換させる水冷媒熱交換器と第2膨張弁とを有し前記第1室内機と並列に前記室外機と接続される少なくとも1つの中継ユニットとを含み、一次冷媒が循環する一次冷媒回路と、
前記圧縮機、前記第1膨張弁および前記第2膨張弁を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記圧縮機が停止したとき、前記第2膨張弁の開度をあらかじめ設定された第1所定開度以上の開度に制御する。
【0008】
前記制御装置は、前記圧縮機が停止したときの前記第2膨張弁の開度が前記第1所定開度未満の場合は、前記第2膨張弁の開度を前記第1所定開度に制御してもよい。
【0009】
前記制御装置は、前記圧縮機が停止したときの前記第2膨張弁の開度が前記第1所定開度以上の場合は、前記第2膨張弁の開度を前記第1所定開度以上の開度に維持してもよい。
【0010】
前記水冷媒熱交換器は、水熱交換器を有する第2室内機と循環ポンプとを含み二次冷媒が循環する二次冷媒回路に接続され、
前記中継ユニットは、
前記水冷媒熱交換器に流入する前記一次冷媒の温度を検出する一次冷媒温度検出部と、
前記水冷媒熱交換器に流入する前記二次冷媒の温度を検出する二次冷媒温度検出部と、をさらに有し、
前記制御装置は、前記中継ユニットが凝縮器として機能する運転状態において前記圧縮機が停止し、かつ、前記一次冷媒温度検出部の検出値が前記二次冷媒温度検出部の検出値よりも高いとき、前記循環ポンプを動作させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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