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公開番号2025005521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105718
出願日2023-06-28
発明の名称気液分離器及び冷凍サイクル装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F25B 43/00 20060101AFI20250109BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】気液分離効率の高い気液分離器及びこれを用いた冷凍サイクル装置に関する。
【解決手段】気液分離器(10a)は、気液二相の冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離する、冷凍サイクル装置(1)に取り付けて用いられる気液分離器である。気液分離器は、筒部(11a)を有する本体部(11)を備える。筒部は、気液分離器が冷凍サイクル装置に取り付けられた状態において、中心軸(o)が冷凍サイクル装置のケーシング(70)の底面に対して直交する。ケーシングは、液冷媒が流出する第1開口(11d)が形成され、筒部の中心軸が鉛直方向となす角度(θ)が10度以上30度以下である傾斜姿勢であるとき、液冷媒が第1開口から流出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
気液二相の冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離する、冷凍サイクル装置に取り付けて用いられる気液分離器(10a)であって、
筒部(11a)を有し、内部で冷媒が分離する本体部ケーシング(11)を備え、
前記筒部は、
前記気液分離器が前記冷凍サイクル装置に取り付けられた状態において、中心軸(o)が前記冷凍サイクル装置のケーシング(70)の底面(70a)に対して直交し、
前記本体部は、
前記液冷媒が流出する第1開口(11d)が形成され、
前記筒部の前記中心軸が鉛直方向となす角度θが10度以上30度以下である傾斜姿勢であるとき、前記液冷媒が前記第1開口から流出する、
気液分離器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記本体部が傾斜姿勢であるとき、前記第1開口は、
前記鉛直方向において前記本体部の最下部に位置する、
請求項1に記載の気液分離器。
【請求項3】
前記本体部は、
前記筒部の端部から前記筒部の長手方向に沿って、前記筒部から離れる方向に延びる先細り形状の第1ファンネル部(11c)をさらに有し、
前記第1開口は、
前記第1ファンネル部の先端に設けられ、
前記本体部が前記傾斜姿勢であるとき、前記第1ファンネル部が前記筒部と接続する接続部(11e)よりも前記鉛直方向における下方に位置する、
請求項2に記載の気液分離器。
【請求項4】
前記第1ファンネル部は、
円錐形状、角錐形状、及び半球形状のいずれかを含む、
請求項3に記載の気液分離器。
【請求項5】
前記冷媒は、
二酸化炭素冷媒である、
請求項1に記載の気液分離器。
【請求項6】
気液二相の冷媒が液冷媒とガス冷媒とに分離する、冷凍サイクル装置に取り付けて用いられる気液分離器(10b)であって、
筒部(11a)を有し、内部で冷媒が分離する本体部(11)を備え、
前記筒部は、
前記前記冷凍サイクル装置に取り付けられた状態において、中心軸(o)が前記冷凍サイクル装置のケーシング(70)の底面(70a)に対して直交し、
前記本体部は、
前記ガス冷媒が流出する第2開口(11h)が形成され、
前記筒部の前記中心軸が鉛直方向となす角度θが10度以上30度以下である傾斜姿勢であるとき、前記ガス冷媒が前記第2開口から流出する、
気液分離器。
【請求項7】
前記本体部が傾斜姿勢であるとき、
前記第2開口は、
前記鉛直方向において前記本体部の最上部に位置する、
請求項6に記載の気液分離器。
【請求項8】
前記本体部は、
前記筒部の端部から前記筒部の長手方向に沿って延びる先細り形状の第2ファンネル部(11h)をさらに有し、
前記第2開口は、
前記第2ファンネル部の先端に設けられ、
前記本体部が傾斜姿勢であるとき、前記第2ファンネル部が前記筒部と接続する接続部(11i)よりも前記鉛直方向における上方に位置する、
請求項7に記載の気液分離器。
【請求項9】
前記第2ファンネル部は、
円錐形状、角錐形状、及び半球形状のいずれかを含む、
請求項8に記載の気液分離器。
【請求項10】
前記冷媒は、
二酸化炭素冷媒である、
請求項6に記載の気液分離器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
気液分離器及び冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特表2012-504747号公報)は、気液分離器(フラッシュタンク)を備えた冷凍サイクル装置(冷媒蒸気圧縮システム)を開示している。
【0003】
当該気液分離器は、シェルの内部に、小さな開口が設けられた複数の隔壁や螺旋部材が設けられている。隔壁や螺旋部材は、シェルの内部での液冷媒のスロッシング(揺れ)で、気液分離効率が低下することを抑制する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1が開示する気液分離器の気液分離効率には、改善の余地がある。本開示は、気液分離効率の高い気液分離器及びこれを用いた冷凍サイクル装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点の気液分離器は、気液二相の冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離する、冷凍サイクル装置に取り付けて用いられる気液分離器である。気液分離器は、筒部を有する本体部を備える。筒部は、気液分離器が冷凍サイクル装置に取り付けられた状態において、中心軸が冷凍サイクル装置のケーシングの底面に対して直交する。本体部は、液冷媒が流出する第1開口が形成され、筒部の中心軸が鉛直方向となす角度θが10度以上30度以下である傾斜姿勢であるとき、液冷媒が第1開口から流出する。
【0006】
これにより、気液分離器では、本体部が傾斜姿勢であっても、内部の液冷媒は第1開口から流出することができ、内部のガス冷媒が第1開口から流出することが抑制される。このため、本体部の内部においてガス冷媒から分離された液冷媒に、第1開口よりも下流においてガス冷媒が混じり込むことが抑制される。したがって、気液分離器は、高い気液分離効率を実現できる。
【0007】
第2観点の気液分離器は、第1観点の気液分離器であって、本体部が傾斜姿勢であるとき、第1開口は、鉛直方向において本体部の最下部に位置する。
【0008】
これにより、気液分離器では、本体部が傾斜姿勢であっても、内部の液冷媒は第1開口から流出することができ、内部のガス冷媒が第1開口から流出することが抑制される。このため、本体部の内部においてガス冷媒から分離された液冷媒に、第1開口よりも下流においてガス冷媒が混じり込むことが抑制される。したがって、気液分離器は、高い気液分離効率を実現できる。
【0009】
第3観点の気液分離器は、第1観点又は第2観点の気液分離器であって、本体部は、第1ファンネル部をさらに有する。筒部は、筒状の部材である。第1ファンネル部は、筒部の端部から筒部の長手方向に沿って、筒部から離れる方向に延びる先細り形状の部材である。第1開口は、第1ファンネル部の先端に設けられる。第1開口は、本体部が傾斜姿勢であるとき、第1ファンネル部が筒部と接続する接続部よりも鉛直方向における下方に位置する。
【0010】
これにより、気液分離器では、本体部が傾斜姿勢であっても、内部の液冷媒は第1開口から流出することができ、内部のガス冷媒が第1開口から流出することが抑制される。このため、本体部の内部においてガス冷媒から分離された液冷媒に、第1開口よりも下流においてガス冷媒が混じり込むことが抑制される。したがって、気液分離器は、高い気液分離効率を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)

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