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公開番号
2025002316
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102400
出願日
2023-06-22
発明の名称
保冷システム
出願人
株式会社 スギヤマゲン
代理人
弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類
F25D
3/00 20060101AFI20241226BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】断熱容器のなかの温度を素早く下げる。
【解決手段】送風装置35は、断熱容器のなかに配置され、前記断熱容器のなかに収容された保冷材34に空気を吹き付けることにより、保冷材34によって冷却された空気を、前記断熱容器のなかで循環させる。送風装置35は、例えば、保冷材34の主たる表面に沿って空気を吹き付ける。送風装置35は、例えば、保冷材34に吹き付ける空気を吹き出す吹出口と、前記吹出口から吹き出される空気を、前記吹出口が空気を吹き出す方向に対して略垂直な方向から吸い込む吸入口とを有する。送風装置35は、例えば、ブロアファンである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
断熱容器のなかに配置され、前記断熱容器のなかに収容された保冷材に空気を吹き付けることにより、前記保冷材によって冷却された空気を、前記断熱容器のなかで循環させる送風装置
を備える、保冷システム。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記送風装置は、前記保冷材の主たる表面に沿って前記空気を吹き付ける、
請求項1の保冷システム。
【請求項3】
前記送風装置は、
前記保冷材に吹き付ける前記空気を吹き出す吹出口と、
前記吹出口から吹き出される空気を、前記吹出口が空気を吹き出す方向に対して略垂直な方向から吸い込む吸入口と
を有する、請求項1又は2の保冷システム。
【請求項4】
前記送風装置は、ブロアファンである、
請求項1又は2の保冷システム。
【請求項5】
前記送風装置から吹き出される前記空気が当たる位置に、前記保冷材を保持する保持部材
を更に備える、請求項1又は2の保冷システム。
【請求項6】
前記送風装置に動作電力を供給する蓄電池
を更に備える、請求項1又は2の保冷システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、保冷システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、運搬ボックス内の空気を循環させる送風手段と、送風手段が循環させる空気を冷却する保冷剤とを有する空調ユニットを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許5743247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の空調ユニットは、外部から電力を得ることができない運搬中であっても、運搬ボックス内の温度を厳密に管理し、所定の範囲内に保つことができる。
しかし、運搬ボックス内の温度が高く、目標温度範囲から大きく外れている場合は、運搬ボックス内の温度を下げて目標温度範囲内にするには時間がかかるため、運搬ボックス内の温度をあらかじめ目標温度範囲内にしておく必要がある。
この発明は、例えばこのような課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
保冷システムは、送風装置を有する。前記送風装置は、断熱容器のなかに配置され、前記断熱容器のなかに収容された保冷材に空気を吹き付けることにより、前記保冷材によって冷却された空気を、前記断熱容器のなかで循環させる。
【発明の効果】
【0006】
送風装置が保冷材に空気を吹き付けるので、空気と保冷材との間の熱交換が促進され、断熱容器のなかの温度を素早く下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
保冷システムの一例を示す斜視図。
保冷ユニットの一例を示す斜視図。
保冷材の一例を示す斜視図。
送風装置の一例を示す斜視図。
保持部材の一例を示す斜視図。
保冷ユニットの一例を示す側面視断面図。
実験結果を示すグラフ図。
送風装置の静圧風量特性を示すグラフ図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1を参照して、保冷システム10について説明する。
保冷システム10は、例えば冷凍食品など比較的少量の保冷対象物を、例えば1時間など比較的短時間輸送するため、摂氏-15度以下に保つシステムである。
保冷システム10は、例えば、断熱容器12と、保冷ユニット13a及び13bとを有する。
【0009】
断熱容器12は、例えば真空断熱材などの断熱材料で形成された容器であり、内部空間に保冷対象物を収容する。例えば、天面板21と、前面板22と、背面板23と、左側面板24と、右側面板25と、底面板26とを有する略直方体箱状である。
天面板21は、例えば、天面扉27を有する。また、前面板22は、例えば、前面扉28を有する。図1は、天面扉27及び前面扉28が開いた状態を示している。天面扉27は、下側(-Z側)の縁を軸にして手前側(-Y側)に回動して、閉じることができる。前面扉28は、奥側(+Y側)の縁を軸にして上側(+Z側)に回動して、閉じることができる。天面扉27や前面扉28を開くことにより、保冷対象物などを出し入れすることができる。また、天面扉27及び前面扉28を閉じることにより、断熱容器12の内部空間を密閉することができる。
なお、扉の形状は、図示した形状に限らず、例えば、天面板21の全体が上側(+Z側)に片開きする形状であってもよいし、前面板22の全体が手前側(-Y側)に片開きする形状であってもよいし、前面板22が左右(±X方向)に観音開きする形状であってもよいし、他の形状であってもよい。
【0010】
保冷ユニット13a及び13bは、断熱容器12のなかに配置され、断熱容器12のなかに収容された保冷対象物を冷却する。
保冷ユニット13a及び13bは、例えば、底面板26の上に配置される。この場合、保冷ユニット13a及び13bの上に、簀子など(不図示)を配置して、断熱容器12のなかに収容される保冷対象物と保冷ユニット13a及び13bとの間に隙間ができ、保冷対象物による荷重が保冷ユニット13a及び13bにかからないようにすることが好ましい。
なお、保冷ユニット13a及び13bの配置位置は、図示した位置に限らず、例えば、前面板22や背面板23や左側面板24や右側面板25の内側であってもよいし、天面板21の下側であってもよい。また、保冷ユニット13aと保冷ユニット13bとを異なる位置に配置してもよい。
また、保冷ユニットの数は、二つに限らず、一つだけであってもよいし、三つ以上であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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