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公開番号2024179831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023099041
出願日2023-06-16
発明の名称ソフトウェア開発支援装置、及びソフトウェア開発支援装置の制御方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06F 8/30 20180101AFI20241219BHJP(計算;計数)
要約【課題】レビュワーの適任度を適切に評価し、適任度に応じた権限をレビュワーに付与した上でソフトウェアの変更許否を決定する。
【解決手段】ソフトウェア開発支援装置であって、ソフトウェアの変更許諾に関する判断権限を有するレビュワー毎に判断権限の強さを表す権限レベルを記憶する権限レベル記憶部と、ソフトウェアの変更が許諾されるための判定基準を記憶する判定基準記憶部と、ソフトウェアの変更内容を特定したソフトウェアの変更要求を取得する変更要求取得部と、変更要求に対する一人以上のレビュワーによるコメント及び変更許諾に関する判断結果を取得する判断結果取得部と、各レビュワーの判断結果及び権限レベルと判定基準とに基づいてソフトウェアの変更許否を決定するソフトウェア変更決定部と、レビュワーによるコメントの内容を元にレビュワーの権限レベルを更新する権限レベル更新部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ソフトウェアの開発を支援するソフトウェア開発支援装置であって、
プロセッサ及びメモリを備え、
前記ソフトウェアの変更許諾に関する判断権限を有するレビュワー毎に、前記判断権限の強さを表す権限レベルを記憶する権限レベル記憶部と、
前記ソフトウェアの変更が許諾されるための判定基準を記憶する判定基準記憶部と、
前記ソフトウェアの変更内容を特定した前記ソフトウェアの変更要求を取得する変更要求取得部と、
前記ソフトウェアの変更要求に対する一人以上の前記レビュワーによるコメント及び前記ソフトウェアの変更許諾に関する判断結果を取得する判断結果取得部と、
前記各レビュワーの判断結果及び権限レベルと、前記判定基準と、に基づいて、前記ソフトウェアの変更許否を決定するソフトウェア変更決定部と、
前記レビュワーによるコメントの内容を元に、前記レビュワーの権限レベルを新たな権限レベルに更新する権限レベル更新部と、
を備える、ソフトウェア開発支援装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記権限レベルは、前記判断権限が強いほど大きな値となる数値データであり、
前記ソフトウェア変更決定部は、前記ソフトウェアの変更を許諾する旨の判断を行った各レビュワーの権限レベルの総和が、前記判定基準として定められる所定の判定値以上となる場合に、前記ソフトウェアの変更を許諾する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記権限レベルは、前記判断権限が強いほど大きな値となる数値データであり、
前記ソフトウェア変更決定部は、前記ソフトウェアの変更を許諾する旨の判断を行った各レビュワーの権限レベルの総和から、前記ソフトウェアの変更を却下する旨の判断を行った各レビュワーの権限レベルの総和を減じて求まる算定値が、前記判定基準として定められる所定の判定値以上となる場合に、前記ソフトウェアの変更を許諾する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項4】
請求項3に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記ソフトウェア変更決定部は、前記ソフトウェアの変更を却下する旨の判断を行った第1レビュワーよりも強い権限レベルを有する第2レビュワーが、前記ソフトウェアの変更を許諾する旨の判断を行っている場合には、前記算定値に、前記第1レビュワーの権限レベルに応じた値を加算することで前記算定値を補正する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項5】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記権限レベルは、前記判断権限が強いほど大きな値となる数値データであり、
前記コメントの適性度を評価するためのキーワードと、前記キーワードに応じて定められるポイントと、をキーワード毎に対応付けて記憶したキーワード記憶部と、
をさらに備え、
前記権限レベル更新部は、前記レビュワーから得られたコメントに含まれている前記キーワードに対応するポイントの総和と、前記レビュワーの現在の権限レベルと、に基づいて、前記レビュワーの権限レベルを前記新たな権限レベルに更新する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項6】
請求項5に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記権限レベル更新部は、前記レビュワーの現在の権限レベルに前記ポイントの総和を加算することにより、前記新たな権限レベルを計算する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項7】
請求項5に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記権限レベル更新部は、前記レビュワーの現在の権限レベルと、前記現在の権限レベルに前記ポイントの総和を加算した暫定権限レベルと、を所定比率で按分することにより、前記新たな権限レベルを計算する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項8】
請求項5に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記権限レベルの段階毎に、当該段階の権限レベルを獲得するために必要な前記ポイントの値を対応付けて記憶した権限レベル管理テーブルと、
をさらに備え、
前記権限レベル更新部は、前記レビュワーの最新のコメントから算出される前記ポイントの総和を、前記レビュワーのそれ以前のコメントから算出される前記ポイントの累積値に加算することにより、前記ポイントの累積値を最新の累積値に更新した上で、前記ポイントの最新の累積値と、前記権限レベル管理テーブルと、を元に、前記レビュワーの権限レベルを前記新たな権限レベルに更新する、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項9】
請求項1に記載のソフトウェア開発支援装置であって、
前記コメントには、前記レビュワーによって作成されたテキストデータ、及び前記レビュワーの発言内容を録音した音声データの少なくともいずれかが含まれる、
ソフトウェア開発支援装置。
【請求項10】
ソフトウェアの開発を支援する、プロセッサ及びメモリを備えたソフトウェア開発支援装置の制御方法であって、
前記ソフトウェア開発支援装置が、
前記ソフトウェアの変更許諾に関する判断権限を有するレビュワー毎に、前記判断権限の強さを表す権限レベルを記憶し、
前記ソフトウェアの変更が許諾されるための判定基準を記憶し、
前記ソフトウェアの変更内容を特定した前記ソフトウェアの変更要求を取得し、
前記ソフトウェアの変更要求に対する一人以上の前記レビュワーによるコメント及び前記ソフトウェアの変更許諾に関する判断結果を取得し、
前記各レビュワーの判断結果及び権限レベルと、前記判定基準と、に基づいて、前記ソフトウェアの変更許否を決定し、
前記レビュワーによるコメントの内容を元に、前記レビュワーの権限レベルを新たな権限レベルに更新する、
ソフトウェア開発支援装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェア開発支援装置、及びソフトウェア開発支援装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年のソフトウェア開発は、アジャイル型の手法に従って行われることが多い。
【0003】
アジャイル型でソフトウェア開発を行う場合は、かつて主流であったウォーターフォール型のように、プロジェクトの初期段階で要件定義や設計の全体構成を詳細に決定し、綿密な計画を立ててから開発を進めるのではなく、小規模の開発を行いながら、仕様変更や要件変更をその都度採り入れるようにして柔軟に開発を進めていく。
【0004】
そのためアジャイル型の場合、効率的なチーム内でのコラボレーション環境とソフトウェアのバージョン管理機能を提供するシステムが重要となる。そしてこのようなシステムとして、GitHubやGitLab、Gerritのような様々なプラットフォームが開発され、多くの企業や団体、個人に利用されている。
【0005】
これらのプラットフォームでは、クラウド上に設けられたリポジトリ上に、開発中のソースコードやライブラリ等のソフトウェアが保存され、プロジェクトチームのメンバーで共有される。
【0006】
そしてソフトウェア開発者は、ソフトウェアの変更を希望する場合、プルリクエストと呼ばれるソフトウェアの変更部分を特定したレビュー依頼を行う。そしてレビュワーにアサインされている担当者がこの変更部分に対するレビューを行い、一定数のレビュワーから承認が得られるなどの所定の条件が満たされると、この変更部分がソフトウェアに正式に反映(マージ)される。
【0007】
このようなソフトウェアのレビュー技術に関しては、様々な技術が開発されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2016-133946号公報
特開2012-138032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、レビュワーにアサインされる担当者は様々であり、例えばソフトウェア開発の経験年数や、これまでに経験してきた開発プロジェクトの内容や役割などが一人ひとり異なる。
【0010】
このため、例えばアジャイル型の手法でソフトウェア開発を行っているプロジェクトであるにも関わらず、アジャイル型のソフトウェア開発手法に不慣れな担当者がレビュワーにアサインされている場合、適切なレビューが行われていない可能性もある。この場合、不適切な観点でなされたレビューによって無駄な再レビュー依頼が増加し、ソフトウェア開発効率を低下させてしまう可能性もある。
(【0011】以降は省略されています)

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