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公開番号2024179685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098719
出願日2023-06-15
発明の名称ショーケース
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F25D 11/00 20060101AFI20241219BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】温調センサと庫内温度センサとの入れ替え作業を不要なものとすることができ、しかも製造作業の容易化を図ること。
【解決手段】ケース本体10の内部に画成され、上下方向に沿って商品載置棚21が複数段設けられた収納室14と、収納室14と通風路15との間で、空気を循環させる送風ファン19と、送風ファン19により通風路15を通過する空気の温度を冷却する蒸発器18とを備えたショーケース1であって、通風路15における蒸発器18により冷却された空気が通過する第1個所と、収納室14の任意の第2個所とに設置された2つの温度センサS1,S2からそれぞれ検知温度を入力した場合に、所定時間における温度変化の大きい温度センサS1,S2を温調センサと判定するとともに、他方の温度センサS1,S2を庫内温度センサと判定する制御部30を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ケース本体の内部に画成され、かつ上下方向に沿って商品載置棚が複数段設けられた収納室と、
前記収納室と該収納室の外部となる通風路との間で、空気を循環させる空気循環手段と、
前記空気循環手段により前記通風路を通過する空気の温度を調整する温度調整手段と
を備え、
前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースであって、
前記通風路における前記温度調整手段により温度が調整された空気が通過する第1個所と、前記収納室の任意の第2個所とに設置された2つの温度センサからそれぞれ検知温度を入力した場合に、所定時間における温度変化の大きい温度センサを前記第1個所に設置された温調センサと判定するとともに、他方の温度センサを前記第2個所に設置された庫内温度センサと判定する制御部を備えたことを特徴とするショーケース。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
前記温度調整手段は、前記通風路を通過する空気を冷却する蒸発器により構成され、
前記制御部は、前記2つの温度センサからそれぞれ検知温度を入力した場合に、所定時間における温度低下が大きく、かつ検知温度が小さい温度センサを前記温調センサと判定するとともに、他方の温度センサを前記庫内温度センサと判定することを特徴とする請求項1に記載のショーケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショーケースに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、収納室に上下方向に沿って複数段設けられた商品載置棚に載置された商品を冷却するショーケースが特許文献1に提案されている。このショーケースでは、収納室の内部温度を検知する庫内温度センサや、蒸発器で冷却されて収納室に吹き出される空気の温度を検知する温調センサ等の複数の温度センサが設けられている。そして、上記ショーケースでは、温度センサの取付間違いが生じた場合に、異常発生を報知するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-112580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、温調センサとして用いられる温度センサと、庫内温度センサとして用いられる温度センサとは、同一種類のものであり、製造工程において、温度センサの取付間違いが発生するおそれがある。
【0005】
このように取付間違いが発生した場合に異常発生が報知されることとなるが、温調センサ及び庫内温度センサは、断熱材やシール材等で被覆されて設置されており、結果的に、入れ替え作業が煩雑なものとなる。またそのような入れ替え作業を回避するために、製造工程において温調センサと庫内温度センサとの取付間違いの有無を確認する作業が必要になり、結果的に製造作業が煩雑なものとなる。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、温調センサと庫内温度センサとの入れ替え作業を不要なものとすることができ、しかも製造作業の容易化を図ることができるショーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、ケース本体の内部に画成され、かつ上下方向に沿って商品載置棚が複数段設けられた収納室と、前記収納室と該収納室の外部となる通風路との間で、空気を循環させる空気循環手段と、前記空気循環手段により前記通風路を通過する空気の温度を調整する温度調整手段とを備え、前記商品載置棚に載置された商品を所望の温度状態に保持するショーケースであって、前記通風路における前記温度調整手段により温度が調整された空気が通過する第1個所と、前記収納室の任意の第2個所とに設置された2つの温度センサからそれぞれ検知温度を入力した場合に、所定時間における温度変化の大きい温度センサを前記第1個所に設置された温調センサと判定するとともに、他方の温度センサを前記第2個所に設置された庫内温度センサと判定する制御部を備えたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記温度調整手段は、前記通風路を通過する空気を冷却する蒸発器により構成され、前記制御部は、前記2つの温度センサからそれぞれ検知温度を入力した場合に、所定時間における温度低下が大きく、かつ検知温度が小さい温度センサを前記温調センサと判定するとともに、他方の温度センサを前記庫内温度センサと判定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、制御部は、通風路における温度調整手段により温度が調整された空気が通過する第1個所と、収納室の任意の第2個所とに設置された2つの温度センサからそれぞれ検知温度を入力した場合に、所定時間における温度変化の大きい温度センサを第1個所に設置された温調センサと判定するとともに、他方の温度センサを第2個所に設置された庫内温度センサと判定するので、第1温度センサと第2温度センサとの入れ替え作業等を必要としない。また製造工程において、製造業者は、温調センサと庫内温度センサとについては、取付間違いを考慮せずに取付作業を行うことができ、しかもその後に取付間違いの有無をチェックする必要もない。従って、温調センサと庫内温度センサとの入れ替え作業を不要なものとすることができ、しかも製造作業の容易化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。
図2は、本発明の実施の形態であるショーケースの特徴的な制御系を示すブロック図である。
図3は、図2に示した制御部が実施する温度センサ判定処理の処理内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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