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公開番号
2024178356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2024165232,2023077671
出願日
2024-09-24,2014-08-07
発明の名称
積層体
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241217BHJP(光学)
要約
【課題】黒表示時斜めから見た時の光漏れ抑制に優れる光学フィルムを得るための積層体を提供すること。
【解決手段】基材及び光学異方性層を有し、かつ光学異方性層が下記式(1)、(2)及び(3)を満たす積層体の提供。Δn
50
(450)/Δn
50
(550)≦1.00(1)1.00≦Δn
50
(650)/Δn
50
(550)(2)(ここで、Δn
50
(450)、Δn
50
(550)、Δn
50
(650)はそれぞれ波長450nm、550nm、650nmにおいて、進相軸を傾斜中心軸として50度傾斜させ、測定したときに得られる位相差値から導出される複屈折である。)nz>nx≒ny(3)(nx、nyは、基材平面に対して平行な方向の屈折率を示し、nxとnyはそれぞれ直交し、nzはnx及びnyのいずれにも直交する方向の屈折率を示す。)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材及び光学異方性層を有し、かつ光学異方性層が下記式(1)、(2)及び(3)を
満たす層であって、重合性液晶化合物及び光重合開始剤及びレベリング剤を含む組成物から得られるコーティング層であり、前記重合性液晶化合物が式(A)で表される化合物であり、
TIFF
2024178356000028.tif
32
80
[式(A)中、
X
1
は、酸素原子、硫黄原子又は-NR
1
-を表す。R
1
は、水素原子又は炭素数1~4
のアルキル基を表す。
Y
1
は、置換基を有していてもよい炭素数6~12の1価の芳香族炭化水素基、又は置換
基を有していてもよい炭素数3~12の1価の芳香族複素環式基を表す。
Q
3
及びQ
4
は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20
の1価の脂肪族炭化水素基、炭素数3~20の脂環式炭化水素基、置換基を有していても
よい炭素数6~20の1価の芳香族炭化水素基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、-
NR
2
R
3
又は-SR
2
を表すか、Q
3
及びQ
4
が互いに結合して、これらがそれぞれ結
合する炭素原子とともに芳香環又は芳香族複素環を形成していてもよい。R2及びR3は
、それぞれ独立に、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
D
1
及びD
2
は、それぞれ独立に、単結合、-C(=O)-O-、-C(=S)-O-、
-CR
4
R
5
-、-CR
4
R
5
-CR
6
R
7
-、-O-CR
4
R
5
-、-CR
4
R
5
-O
-CR
6
R
7
-、-CO-O-CR
4
R
5
-、-O-CO-CR
4
R
5
-、-CR
4
R
5
-O-CO-CR
6
R
7
-、-CR
4
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
基材と光学異方性層との間に配向膜層を有し、該配向膜層がポリイミド、ポリアミド及びポリアミック酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
配向膜層が重合性液晶化合物を垂直配向させる配向規制力を有する請求項2に記載の積
層体。
【請求項4】
偏光板(A)、請求項1~3のいずれかに記載の積層体、偏光板(B)の順に積層した
構成において、偏光板(A)と偏光板(B)の吸収軸が直交し、かつ、次の(a)及び(
b)のいずれの場合においても、偏光板(B)側から光を入射し偏光板(A)側から透過
光を検出した時に得られる波長550nmにおける透過率Tが下記式(D)を満たす、請
求項1~3のいずれかに記載の積層体。
(a)積層体を構成する基材の面内に遅相軸が存在する場合、該基材を偏光板(B)側に
配置し、かつ、基材の遅相軸を偏光板(B)の吸収軸と平行に積層する。
(b)積層体を構成する基材面内に遅相軸が存在しない場合、該基材を偏光板(B)側に
配置する。
0.000< T <0.005 (D)
(ここで、透過率Tは、偏光板(A)と偏光板(B)の吸収軸を平行に配置した場合の透
過率を100%とした時の値である)
【請求項5】
基材が、下記式(4)を満たす請求項1~4のいずれかに記載の積層体。
nx>ny≒nz (4)
(ここで、nx、nyは、基材平面に対して平行な方向の屈折率を示し、nxとnyはそ
れぞれ直交し、nzはnx及びnyのいずれにも直交する方向の屈折率を示す。)
【請求項6】
基材が、下記式(5)及び(6)を満たす請求項1~5のいずれかに記載の積層体。
Δn(450)/Δn(550)≧1.00 (5)
1.00≧Δn(650)/Δn(550) (6)
(Δn(450)、Δn(550)、Δn(650)はそれぞれ波長450nm、550
nm、650nmにおいて、測定したときに正面位相差値から導出される複屈折である。
)
【請求項7】
基材が、下記式(7)及び(8)を満たす請求項1~6のいずれかに記載の積層体。
Δn(450)/Δn(550)≦1.00 (7)
1.00≦Δn(650)/Δn(550) (8)
(Δn(450)、Δn(550)、Δn(650)は上記と同じ意味を表す。)
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の積層体を含む偏光板。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の積層体を備えた表示装置。
【請求項10】
請求項1~4のいずれかに記載の積層体においての光学異方性層を、粘接着剤を介して
被転写基材に転写し、被転写基材、粘接着剤層及び光学異方性層からなる第2の積層体を
得る積層体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
フラットパネル表示装置(FPD)には、偏光板及び位相差板等の光学フィルムを含む
部材が用いられている。このような光学フィルムとして、重合性液晶化合物、光重合開始
剤及び溶剤を含む組成物を基材上に塗布することにより製造されたものが知られている。
例えば、特許文献1には、重合性液晶化合物を含む組成物を基材上に塗布し、垂直配向さ
せて重合することによりで得られる光学フィルムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-342332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の光学フィルムは黒表示時斜めから見た時の光漏れ抑制が十分では
なかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の発明を含む。
[1] 基材及び光学異方性層を有し、かつ光学異方性層が下記式(1)、(2)及び(3
)を満たす積層体。
Δn
50
(450)/Δn
50
(550)≦1.00 (1)
1.00≦Δn
50
(650)/Δn
50
(550) (2)
(ここで、Δn
50
(450)、Δn
50
(550)、Δn
50
(650)はそれぞれ波
長450nm、550nm、650nmにおいて、進相軸を傾斜中心軸として50度傾斜
させ、測定したときに得られる位相差値から導出される複屈折である。)
nz>nx≒ny (3)
(nx、nyは、基材平面に対して平行な方向の屈折率を示し、nxとnyはそれぞれ
直交し、nzはnx及びnyのいずれにも直交する方向の屈折率を示す。)
[2] 光学異方性層が、重合性液晶化合物及び光重合開始剤を含む組成物から形成される
[1]に記載の積層体。
[3] 基材と光学異方性層との間に配向膜層を有し、該配向膜層がポリイミド、ポリアミ
ド及びポリアミック酸からなる群から選ばれる少なくとも1種を含む[1]又は[2]に記載
の積層体。
[4] 配向膜層が重合性液晶化合物を垂直配向させる配向規制力を有する[3]に記載の積
層体。
[5] 偏光板(A)、[1]~[4]のいずれかに記載の積層体、偏光板(B)の順に積層し
た構成において、偏光板(A)と偏光板(B)の吸収軸が直交し、かつ、次の(a)及び
(b)のいずれの場合においても、偏光板(B)側から光を入射し偏光板(A)側から透
過光を検出した時に得られる波長550nmにおける透過率Tが下記式(D)を満たす、
[1]~[4]のいずれかに記載の積層体。
(a)積層体を構成する基材の面内に遅相軸が存在する場合、該基材を偏光板(B)側に
配置し、かつ、基材の遅相軸を偏光板(B)の吸収軸と平行に積層する。
(b)積層体を構成する基材面内に遅相軸が存在しない場合、該基材を偏光板(B)側に
配置する。
0.000< T <0.005 (D)
(ここで、透過率Tは、偏光板(A)と偏光板(B)の吸収軸を平行に配置した場合の透
過率を100%とした時の値である)
[6] 基材が、下記式(4)を満たす[1]~[5]のいずれかに記載の積層体。
nx>ny≒nz (4)
(ここで、nx、nyは、基材平面に対して平行な方向の屈折率を示し、nxとnyはそ
れぞれ直交し、nzはnx及びnyのいずれにも直交する方向の屈折率を示す。)
[7] 基材が、下記式(5)及び(6)を満たす[1]~[6]のいずれかに記載の積層体。
Δn(450)/Δn(550)≧1.00 (5)
1.00≧Δn(650)/Δn(550) (6)
(Δn(450)、Δn(550)、Δn(650)はそれぞれ波長450nm、550
nm、650nmにおいて、測定したときに正面位相差値から導出される複屈折である。
)
[8] 基材が、下記式(7)及び(8)を満たす[1]~[6]のいずれかに記載の積層体。
Δn(450)/Δn(550)≦1.00 (7)
1.00≦Δn(650)/Δn(550) (8)
【発明の効果】
【0006】
本発明の積層体によれば、黒表示時斜めから見た時の光漏れ抑制に優れる光学フィルム
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の積層体の一例を示す断面模式図である。
本発明の積層体を含む偏光板の一例を示す断面模式図である。
本発明の積層体を備えた液晶表示装置の一例を示す断面模式図である。
本発明の積層体を備えた有機EL表示装置の一例を示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本発明を説明する。
【0009】
本発明は、基材及び光学異方性層を有し、かつ光学異方性層が下記式(1)、(2)及
び(3)を満たす積層体である。本発明の積層体(以下、本積層体ということがある。)
は、好ましくは組成及び光学特性が同一である1種類の光学異方性層を有する。
Δn
50
(450)/Δn
50
(550)≦1.00 (1)
1.00≦Δn
50
(650)/Δn
50
(550) (2)
(ここで、Δn
50
(450)、Δn
50
(550)、Δn
50
(650)はそれぞれ波
長450nm、550nm、650nmにおいて、進相軸を傾斜中心軸として50度傾斜
させ、測定したときに得られる位相差値から導出される複屈折である。)
nz>nx≒ny (3)
(nx、nyは、基材平面に対して平行な方向の屈折率を示し、nxとnyはそれぞれ
直交し、nzはnx及びnyのいずれにも直交する方向の屈折率を示す。)
【0010】
基材としては、通常透明基材が用いられる。透明基材とは、光、特に可視光を透過し得
る透光性を有する基材を意味し、透光性とは、波長380~780nmにわたる光線に対
しての透過率が80%以上となる特性をいう。具体的な透明基材としては、ガラスおよび
透光性樹脂基材が挙げられ、透光性樹脂基材が好ましい。基材には、通常フィルム状のも
のが用いられ、好ましくはロール状のフィルムが用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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