TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024178070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096632
出願日
2023-06-12
発明の名称
液晶表示装置
出願人
シャープディスプレイテクノロジー株式会社
代理人
弁理士法人イノベンティア
主分類
G02F
1/1345 20060101AFI20241217BHJP(光学)
要約
【課題】ソース引き出し線の長さの差異に起因する寄生容量の影響を抑制し、より優れた表示品位で画像を表示することが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置は、ソースドライバと、複数のソースバスラインとソースドライバとをそれぞれ接続する複数のソース引き出し線と、複数のソースバスラインと交差し、共通電位に接続された複数の容量配線とを備える。各容量配線は、複数のソースバスラインと重っている。複数のソース引き出し線は、第1ソース引き出し線および第1ソース引き出し線よりも寄生容量が大きい第2ソース引き出し線を含み、第1および第2ソース引き出し線は、第1および第2ソースバスラインとそれぞれ接続され、第2ソースバスラインと複数の容量配線とが形成する寄生容量は、第1ソースバスラインと複数の容量配線とが形成する寄生容量よりも小さい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
表示領域および前記表示領域の外側に位置する非表示領域を含む主面を有する基板と、
前記表示領域に位置し、第1方向に伸びる複数のゲートバスラインと、
前記表示領域に位置し、前記複数のゲートバスラインと交差する方向に伸びる複数のソースバスラインであって、少なくとも1つの第1ソースバスラインおよび少なくとも1つの第2ソースバスラインを含む複数のソースバスラインと、
前記表示領域において2次元に配列され、前記複数のゲートバスラインのうちの隣接する一対のゲートバスライン、および、前記複数のソースバスラインのうちの隣接する一対のソースバスラインにそれぞれ囲まれた複数の画素と、
前記非表示領域に配置された少なくとも1つのソースドライバと、
前記複数のソースバスラインの一端と前記ソースドライバとをそれぞれ接続する複数のソース引き出し線と、
前記表示領域に位置し、前記少なくとも1つの第1ソースバスラインおよび前記少なくとも1つの第2ソースバスラインとそれぞれ交差するように配置された複数の容量配線であって、共通電位に接続された複数の容量配線と、
を備え、
各容量配線は、前記第1方向に伸びる第1部分と、前記少なくとも1つの第1ソースバスラインおよび前記少なくとも1つの第2ソースバスラインと交差する位置において、前記ソースバスラインの伸びる方向に沿ってそれぞれ伸び、前記ソースバスラインと重っている複数の第2部分とを有し、
前記複数のソース引き出し線は、少なくとも1つの第1ソース引き出し線および少なくとも1つの第2ソース引き出し線を含み、
前記少なくとも1つの第1ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第1ソースバスラインと接続され、前記少なくとも1つの第2ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第2ソースバスラインと接続され、
前記少なくとも1つの第2ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第1ソース引き出し線よりも長く、
前記第2ソースバスラインと前記複数の容量配線の1つとが重なる面積は、前記第1ソースバスラインと前記複数の容量配線の1つとが重なる面積よりも小さい、
液晶表示装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記第2ソース引き出し線は、前記第1ソース引き出し線よりも長く、
前記各容量配線の前記複数の第2部分のうち、前記第2ソースバスラインと重なる第2部分の前記第2ソースバスラインに沿った長さは、前記第1ソースバスラインと重なる第2部分の前記第1ソースバスラインに沿った長さよりも小さい、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記複数のソース引き出し線は、少なくとも1つの第3ソース引き出し線をさらに含み、
前記複数のソースバスラインは、前記少なくとも1つの第3ソース引き出し線が接続された少なくとも1つの第3ソースバスラインをさらに含み、
前記少なくとも1つの第3ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第2ソース引き出し線よりも長く、
前記第3ソースバスラインは、前記複数の容量配線と交差していない、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記表示領域に配置された複数のダミー配線をさらに備え、
各ダミー配線は、前記第1方向に伸びており、前記第3ソースバスラインに隣接して、前記複数の容量配線の1つの延長線上に位置しており、いずれのソースバスラインとも交差していない、請求項3に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
前記複数のソース引き出し線は、少なくとも1つの第3ソース引き出し線をさらに含み、
前記複数のソースバスラインは、前記少なくとも1つの第3ソース引き出し線に接続された少なくとも1つの第3ソースバスラインをさらに含み、
前記少なくとも1つの第3ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第2ソース引き出し線よりも長く、
各容量配線の前記第1部分は、前記第3ソースバスラインと交差するように伸びており、
前記第3ソースバスラインと前記複数の容量配線の1つとが重なる面積は、前記第2ソースバスラインと前記複数の容量配線の1つとが重なる面積よりも小さい、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項6】
前記各容量配線は、前記第3ソースバスラインと交差する位置において、前記第3ソースバスラインの伸びる方向に沿って伸びる第2部分を有していない、請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
前記複数の画素のそれぞれは、画素電極と、前記画素電極に接続されたTFTとを含み、
前記画素電極は、前記複数のソースバスラインに沿って伸びた複数のスリット状の開口部を有し、
各容量配線は、前記複数の画素のうち前記第1方向に配列された画素の前記画素電極の複数の開口部の折れ曲がる位置と重なるように前記表示領域に配置されている、請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
複数の開口部のそれぞれは、前記一対のゲートバスラインにそれぞれ近接した第1屈曲部および第2屈曲部と、前記第1屈曲部と第2屈曲部との間に位置する第3屈曲部とを有する請求項7に記載の液晶表示装置。
【請求項9】
各容量配線は、第1方向に配列された画素における前記第1屈曲部または前記第2屈曲部と重なるように前記表示領域に配置されている、請求項8に記載の液晶表示装置。
【請求項10】
各容量配線は、第1方向に配列された画素における前記第3屈曲部と重なるように前記表示領域に配置されており、
前記複数の第2部分は、前記第1屈曲部および前記第2屈曲部に向かって前記第1部分からそれぞれ伸びている、請求項8に記載の液晶表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液晶表示装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、表示領域の画素に接続された複数のゲートバスラインと複数のソースバスラインとを備えている。このうち、ソースバスラインは、表示領域の周囲に配置されたソースドライバとソース引き出し線によって接続されている。
【0003】
複数のソースバスラインが配置される間隔と、ソースドライバの端子の間隔が異なるため、ソース引き出し線の長さは互いに異なっており、長さに応じて抵抗や寄生容量の大きさも異なる。このため、ソースバスラインの位置によって、ソースバスラインに印加されるデータ信号の鈍り方にも差異が生じ、表示品位が低下することがある。例えば、均一な色で表示領域全体を表示するように、画像信号が入力される場合でも、ストライプ状の輝度ムラが生じることがある。
【0004】
特許文献1は、このような不具合を抑制するため、データ線(ソースバスライン)とは別な共通線を配置し、寄生容量を調節することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2019-536093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、ソース引き出し線の長さの差異に起因する抵抗および寄生容量の影響を抑制し、より優れた表示品位で画像を表示することが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態に係る液晶表示装置は、表示領域および前記表示領域の外側に位置する非表示領域を含む主面を有する基板と、前記表示領域に位置し、第1方向に伸びる複数のゲートバスラインと、前記表示領域に位置し、前記複数のゲートバスラインと交差する方向に伸びる複数のソースバスラインであって、少なくとも1つの第1ソースバスラインおよび少なくとも1つの第2ソースバスラインを含む複数のソースバスラインと、前記表示領域において2次元に配列され、前記複数のゲートバスラインのうちの隣接する一対のゲートバスライン、および、前記複数のソースバスラインのうちの隣接する一対のソースバスラインにそれぞれ囲まれた複数の画素と、前記非表示領域に配置された少なくとも1つのソースドライバと、前記複数のソースバスラインの一端と前記ソースドライバとをそれぞれ接続する複数のソース引き出し線と、前記表示領域に位置し、前記少なくとも1つの第1ソースバスラインおよび前記少なくとも1つの第2ソースバスラインとそれぞれ交差するように配置された複数の容量配線であって、共通電位に接続された複数の容量配線と、を備え、各容量配線は、前記第1方向に伸びる第1部分と、前記少なくとも1つの第1ソースバスラインおよび前記少なくとも1つの第2ソースバスラインと交差する位置において、前記ソースバスラインの伸びる方向に沿ってそれぞれ伸び、前記ソースバスラインと重っている複数の第2部分とを有し、前記複数のソース引き出し線は、少なくとも1つの第1ソース引き出し線および前記第1ソース引き出し線よりも寄生容量が大きい少なくとも1つの第2ソース引き出し線を含み、前記少なくとも1つの第1ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第1ソースバスラインと接続され、前記少なくとも1つの第2ソース引き出し線は、前記少なくとも1つの第2ソースバスラインと接続され、前記第2ソースバスラインと前記複数の容量配線とが形成する寄生容量は、前記第1ソースバスラインと前記複数の容量配線とが形成する寄生容量よりも小さい。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一実施形態によれば、ソース引き出し線の長さの差異に起因する抵抗および寄生容量の影響を抑制し、より優れた表示品位で画像を表示することが可能な液晶表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態による液晶表示装置の構成例を示す模式的な断面図である。
図2は、図1に示す液晶表示装置におけるアクティブマトリクス基板の構成を示す模式的平面図である。
図3は、図1に示す表示装置の各画素の構成例を示す回路図である。
図4は、アクティブマトリクス基板の1画素分の主要な構造を示す平面図である。
図5は、図4のA-A線における、液晶パネルの断面図である。
図6は、図4のB-B線における、液晶パネルの断面図である。
図7は、ソース引き出し線の断面構造を示す模式図である。
図8は、ソース引き出し線の断面構造を示す模式図である。
図9は、ソース引き出し線の断面構造を示す模式図である。
図10は、ソース引き出し線の断面構造を示す模式図である。
図11は、ソース引き出し線の断面構造を示す模式図である。
図12は、容量配線および画素電極を示す平面図である。
図13は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図14は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図15は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図16は、第2実施形態の液晶表示装置におけるアクティブマトリクス基板の構成を示す模式的平面図である。
図17は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図18は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図19は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図20は、第2実施形態の他の例による画素電極、ソースバスラインおよび容量配線を示す平面図である。
図21は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図22は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図23は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図24は、第3実施形態の液晶表示装置におけるアクティブマトリクス基板の構成を示す模式的平面図である。
図25は、画素電極、ソースバスライン、ゲートバスラインおよび容量配線を示す平面図である。
図26は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図27は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
図28は、容量配線およびソースバスラインを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
特許文献1に開示された液晶表示装置は、各画素単位においてゲートバスラインと平行に伸びる第2サブラインと、ソースバスラインと平行に伸び、各画素単位の第2サブラインを接続している第1サブラインとを含む共通線を備えている。第2サブラインはソースバスラインと絶縁層を介して重なっており、第2サブラインとソースバスラインとが重なる面積によって、寄生容量の大きさを調節することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
姿勢矯正メガネ
1か月前
株式会社ハセガワ
眼鏡
25日前
住友電気工業株式会社
光フィルタ
16日前
シャープ株式会社
表示装置
25日前
HOYA株式会社
光インテグレータ
1か月前
個人
化粧用補助部材
1か月前
白金科技股分有限公司
フィルター
16日前
株式会社ニコン
光学系及び光学機器
1か月前
新光電気工業株式会社
光導波路装置
25日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
18日前
三菱電機株式会社
高出力レーザ用反射ミラー
23日前
東レエンジニアリング株式会社
レーザ強度調節方法
1か月前
日本放送協会
磁壁移動型空間光変調器
1か月前
日東電工株式会社
偏光板
1か月前
マクセル株式会社
空中浮遊映像表示装置
23日前
株式会社NTTドコモ
表示装置
1か月前
株式会社三栄コンサルタント
底樋内部観察装置
1か月前
矢崎総業株式会社
光コネクタ用固定部材
23日前
キヤノン株式会社
走査光学装置及び画像形成装置
2日前
怡利電子工業股ふん有限公司
拡大表示装置
23日前
日亜化学工業株式会社
光学部材、光源モジュール
1か月前
株式会社ジャパンディスプレイ
表示装置
16日前
大日本印刷株式会社
調光セル、調光部材及び移動体
2日前
アルプスアルパイン株式会社
表示装置
3日前
株式会社クラレ
逆波長分散性光学フィルムとその製造方法
1か月前
富士フイルム株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
光学系および画像表示装置
1か月前
株式会社トクヤマ
光学積層シート、光学物品、レンズ、及び眼鏡
24日前
白金科技股分有限公司
複合感光構造及びその製造方法
16日前
キヤノン株式会社
情報処理装置および撮像装置
1か月前
セーレンKST株式会社
光合波器
17日前
キヤノン株式会社
撮像装置およびその制御方法
1か月前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法
2日前
キヤノン株式会社
非線形光学顕微鏡
1か月前
東芝テック株式会社
光源モジュール
1か月前
株式会社コシナ
光学レンズ系
1か月前
続きを見る
他の特許を見る