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公開番号
2024178053
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-24
出願番号
2023096553
出願日
2023-06-12
発明の名称
洗濯機
出願人
青島海爾洗衣机有限公司
,
QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
,
アクア株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D06F
33/38 20200101AFI20241217BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】洗濯物のすすぎ具合を精度良く判定でき、洗濯物をきれいにすすがれた状態に仕上げられ得る洗濯機を提供する。
【解決手段】全自動洗濯機1は、洗剤を含む水を用いて洗濯物を洗う洗い工程と、水を用いて洗濯物をすすぐすすぎ工程と、洗濯脱水槽の回転により遠心力を発生させて洗濯物を脱水する脱水工程とを含む洗濯運転を実行する制御部301と、外槽内の底部に溜まった水の導電率を測定するための導電率センサ60を、を備える。制御部301は、すすぎ工程に続く脱水工程において、洗濯物から絞り出されて外槽内に溜まった脱液の導電率を導電率センサ60により測定する脱液導電率測定工程を実行し、脱液の導電率に基づいてすすぎ工程の回数を調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体内に配置され、水が溜められる外槽と、
前記外槽内に配置された内槽と駆動モータとを含み、前記内槽内に収容された洗濯物に前記駆動モータが発生するトルクに基づく機械力を加える洗濯ユニットと、
前記洗濯ユニットの動作を制御して、洗剤を含む水を用いて洗濯物を洗う洗い工程と、水を用いて洗濯物をすすぐすすぎ工程と、前記内槽の回転により遠心力を発生させて洗濯物を脱水する脱水工程とを含む洗濯運転を実行する制御部と、
前記外槽内の底部に溜まった水の導電率を測定するための導電率センサと、を備え、
前記制御部は、
前記すすぎ工程に続く前記脱水工程において、洗濯物から絞り出されて前記外槽内に溜まった脱液の導電率を前記導電率センサにより測定する脱液導電率測定工程を実行し、
前記脱液の導電率に基づいて前記すすぎ工程の回数を調整する、
ことを特徴とする洗濯機。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の洗濯機において、
水道栓に繋がる給水バルブを含み、前記外槽内に水道水を供給する給水装置を、さらに備え、
前記制御部は、
前記給水装置を動作させて前記外槽内に水道水を溜め、当該水道水の導電率を前記導電率センサにより測定する水導電率測定工程を実行し、
前記水道水の導電率を基準導電率に決定し、
前記脱液の導電率を、前記基準導電率が大きいほど小さくなるように補正し、
補正後の前記脱液の導電率に基づいて前記すすぎ工程の回数を調整する、
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項3】
請求項2に記載の洗濯機において、
液体の洗剤が貯められる洗剤タンクを含み、当該洗剤タンク内の洗剤を前記外槽内に自動投入する洗剤投入装置を、さらに備え、
前記制御部は、
前記洗い工程での給水時に、前記洗剤投入装置および前記給水装置を動作させて前記外槽内に洗剤を含む水を溜め、
前記洗剤投入装置により前記外槽内に洗剤が投入される前に前記水導電率測定工程を実行する、
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項4】
請求項2または3に記載の洗濯機において、
記憶部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記基準導電率を前記記憶部に記憶し、
前記水導電率測定工程で測定された前記水道水の導電率が、前記記憶部に記憶されている前記基準導電率よりも小さい場合に、当該水道水の導電率を新たな前記基準導電率に決定する、
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項5】
請求項2に記載の洗濯機において、
前記制御部は、
前記洗い工程の前に1回目の前記水導電率測定工程を実行し、
1回目の前記すすぎ工程に続く前記脱水工程の後に2回目の前記水導電率測定工程を実行し、
1回目および2回目の前記水導電率測定工程で測定された2つの前記水道水の導電率のうち小さい導電率を前記基準導電率に決定し、
2回目の前記すすぎ工程に続く前記脱水工程において前記脱液導電率測定工程を実行する、
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項6】
請求項2に記載の洗濯機において、
前記導電率センサは、前記外槽の底面部の内面から上方に突き出すように配置された一対の電極を含み、
前記制御部は、
前記水導電率測定工程において、前記導電率センサにより測定された導電率の変化率を監視し、当該変化率が規定値以下となった後の導電率を、前記水道水の導電率に決定し、
前記脱液導電率測定工程において、前記導電率センサにより測定された導電率の変化率を監視し、当該変化率が前記規定値以下となった後の導電率を、前記脱液の導電率に決定する、
ことを特徴とする洗濯機。
【請求項7】
請求項1に記載の洗濯機において、
前記洗濯運転は、少なくとも2回の前記すすぎ工程と、1回目の前記すすぎ工程に続く前記中間脱水工程と、2回目の前記すすぎ工程に続き、前記中間脱水工程よりも前記内槽が高い脱水回転数で長い脱水時間回転する最終脱水工程とを含み、
前記制御部は、
前記最終脱水工程において前記脱液導電率測定工程を実行し、
前記脱液の導電率に基づいて前記すすぎ工程を追加する場合に、実行中の前記最終脱水工程において、前記脱水回転数を低くなるように変更し、および/または、前記脱水時間を短くなるように変更し、
追加された前記すすぎ工程の後に前記最終脱水工程を実行する、
ことを特徴とする洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、外槽内に溜められたすすぎ用の水(以下、「すすぎ水」と称する)の導電率を検知することにより洗濯物のすすぎ具合を確認し、すすぎ不足になりにくいように、すすぎ工程の回数などを調整するようにした洗濯機が知られている。このような洗濯機の一例が、以下の特許文献1に示されている。
【0003】
特許文献1の洗濯機では、すすぎ工程において、水受け槽(外槽)内に所定量のすすぎ水が給水される。洗濯兼脱水槽が回転するとともに、水受け槽内のすすぎ水が、ポンプにより循環水路を通って洗濯兼脱水槽の上部まで送られ、水供給ノズルから洗濯兼脱水槽内の内部に散水される。循環水路の途中で導電率検知手段によりすすぎ水の導電率が検知され、導電率が所定値より大きい場合、繰り返し回数が所定回数に達していなければ、中間脱水工程を経てすすぎ工程が繰り返される。繰り返し回数が所定回数に達していれば、溜めすすぎのすすぎ工程が行われる。溜めすすぎでは、洗濯兼脱水槽、即ち水受け槽内に所定水位まで給水され、洗濯兼脱水槽内に配置された攪拌翼が回転して洗濯物が攪拌される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-308485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の洗濯機のように、外槽内に溜められたすすぎ水の導電率が検知される構成では、洗濯物を良好にすすぐことができず、すすぎ水の中に洗濯物から円滑に洗剤が排出されないような状況が生じた場合に、検知されたすすぎ水の導電率が小さくなるため、洗濯物に多くの洗剤が残っているにも関わらず洗濯物が十分にすすがれていると判定されて、すすぎ不足の状態で洗濯運転が終了してしまう、ということが懸念される。
【0006】
なお、上記特許文献1の洗濯機では、たとえば、洗濯兼脱水槽内での洗濯物の配置状況によって散布された水の洗濯物への掛かり具合が悪くなった場合に、洗濯物からすすぎ水の中に円滑に洗剤が排出されにくくなることが考えられる。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、洗濯物のすすぎ具合を精度良く判定でき、洗濯物をきれいにすすがれた状態に仕上げられ得る洗濯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の主たる態様に係る洗濯機は、筐体内に配置され、水が溜められる外槽と、前記外槽内に配置された内槽と駆動モータとを含み、前記内槽内に収容された洗濯物に前記駆動モータが発生するトルクに基づく機械力を加える洗濯ユニットと、前記洗濯ユニットの動作を制御して、洗剤を含む水を用いて洗濯物を洗う洗い工程と、水を用いて洗濯物をすすぐすすぎ工程と、前記内槽の回転により遠心力を発生させて洗濯物を脱水する脱水工程とを含む洗濯運転を実行する制御部と、前記外槽内の底部に溜まった水の導電率を測定するための導電率センサと、を備える。ここで、前記制御部は、前記すすぎ工程に続く前記脱水工程において、洗濯物から絞り出されて前記外槽内に溜まった脱液の導電率を前記導電率センサにより測定する脱液導電率測定工程を実行し、前記脱液の導電率に基づいて前記すすぎ工程の回数を調整する。
【0009】
たとえば、2回目のすすぎ工程に続く脱水工程において脱液の導電率が測定される場合、制御部は、すすぎ工程の回数を調整する方法として、脱液の導電率に基づいてすすぎが不十分であると判定すると、当該脱水工程の後にすすぎ工程を追加し、脱液の導電率に基づいてすすぎが十分であると判定すると、当該脱水工程の後にすすぎ工程を追加しないようにすることができる。
【0010】
あるいは、1回目のすすぎ工程に続く脱水工程において脱液の導電率が測定される場合、制御部は、すすぎ工程の回数を調整する方法として、脱液の導電率に基づいて、残り1回のすすぎ工程ではすすぎが不十分になり得ると判定すると、当該脱水工程の後にすすぎ工程を2回行い、脱液の導電率に基づいて、残り1回のすすぎ工程ですすぎが十分になり得ると判定すると、当該脱水工程の後にすすぎ工程を1回行うようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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