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公開番号2024172475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090219
出願日2023-05-31
発明の名称異音診断システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類G01H 3/00 20060101AFI20241205BHJP(測定;試験)
要約【課題】未知の異音であってもその発生位置を特定する。
【解決手段】車室外の音源で発生する音の音圧に対する音源から車室内へ伝搬する音の音圧の割合として音源の位置毎に定められるボディ感度データのデータベースを記憶する記憶部と、車室内での音のデータとしての車室内音データと車室外での音のデータとしてのモニタデータとを取得する音取得部と、モニタデータを取得した取得位置に対応するボディ感度データを取得するボディ感度取得部と、ボディ感度データと車室内音データとを用いて異音発生源で発生していると推定される音のデータとしての音源推定データを算出する音源推定部と、モニタデータと音源推定データとが一致しているときには、取得位置の近傍に異音の発生源があると判定する判定部と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両で発生する異音を診断する異音診断システムであって、
車室外の音源で発生する音の音圧に対する前記音源から車室内へ伝搬する音の音圧の割合として前記音源の位置毎に定められるボディ感度データのデータベースを記憶する記憶部と、
車室内での音のデータとしての車室内音データと車室外での音のデータとしてのモニタデータとを取得する音取得部と、
前記モニタデータを取得した取得位置に対応する前記ボディ感度データを取得するボディ感度取得部と、
前記ボディ感度データと前記車室内音データとを用いて異音発生源で発生していると推定される音のデータとしての音源推定データを算出する音源推定部と、
前記モニタデータと前記音源推定データとが一致しているときには、前記取得位置の近傍に前記異音の発生源があると判定する判定部と、
を備える異音診断システム。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1記載の異音診断システムであって、
前記モニタデータと前記音源推定データとが一致しているときには、前記取得位置を用いて前記異音の原因を診断する診断部
を備える異音診断システム。
【請求項3】
請求項1または2記載の異音診断システムであって、
前記モニタデータと前記音源推定データとが一致しているときには、前記判定部による判定結果をユーザに報知する報知部
を備える異音診断システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、異音診断システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の異音診断システムとしては、車両において異音の発生位置を推定するものが提案されている(特に、特許文献1参照)。このシステムでは、車両の走行状態に紐付けられた既知の異音の発生位置のマップと特定の異音が発生する際の車両の走行状態とに基づいて、異音が発生する発生位置候補を抽出したうえで、車室内で音を集音し、集音した音の音圧の周波数部分に基づいて、所定の発生位置候補が実際の異音の発生位置である可能性があるか否かを判定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-96554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の異音診断システムでは、既知の異音の発生位置のマップを用いていることから、未知の異音が発生しているときに、その未知の異音の発生位置を特定することが困難である。
【0005】
本開示の異音診断システムは、未知の異音であってもその発生位置を特定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の異音診断システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の異音診断システムは、
車両で発生する異音を診断する異音診断システムであって、
車室外の音源で発生する音の音圧に対する前記音源から車室内へ伝搬する音の音圧の割合として前記音源の位置毎に定められるボディ感度データのデータベースを記憶する記憶部と、
車室内での音のデータとしての車室内音データと、車室外での音のデータとしてのモニタデータとを取得する音取得部と、
前記モニタデータを取得した取得位置に対応する前記ボディ感度データを取得するボディ感度取得部と、
前記ボディ感度データと前記車室内音データとを用いて異音発生源で発生していると推定される音のデータとしての音源推定データを算出する音源推定部と、
前記モニタデータと前記音源推定データとが一致しているときには、前記取得位置の近傍に前記異音の発生源があると判定する判定部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の異音診断システムでは、車室外の音源で発生する音の音圧に対する音源から車室内へ伝搬した音の音圧の割合として音源の位置毎に定められるボディ感度データのデータベースを記憶している。車室内での音のデータとしての車室内音データと、車室外での音のデータとしてのモニタデータとを取得する。そして、モニタデータを取得した取得位置に対応するボディ感度データを取得する。更に、ボディ感度データと車室内音データとを用いて異音発生源で発生していると推定される音のデータとしての音源推定データを算出する。そして、モニタデータと音源推定データとが一致しているときには、取得位置の近傍に異音の発生源があると判定する。こうすれば、予め異音のデータを取得することなく、異音の発生源の位置を特定できる。この結果、未知の異音であってもその発生位置を特定できる。
【0009】
こうした本開示の異音診断システムにおいて、前記モニタデータと前記音源推定データとが一致しているときには、前記取得位置を用いて前記異音の原因を診断する診断部を備えていてもよい。こうすれば、より高い精度で異音の原因を特定できる。
【0010】
前記モニタデータと前記音源推定データとが一致しているときには、前記判定部による判定結果をユーザに報知する報知部を備えていてもよい。こうすれば、異音の発生位置を特定できたことをユーザに認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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