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公開番号
2024167146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-02
出願番号
2023143932
出願日
2023-09-05
発明の名称
開閉の省力化の自動構造及び傘
出願人
太陽城(厦門)戸外用品科技股ふん有限公司
代理人
個人
主分類
A45B
25/16 20060101AFI20241125BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】 開閉の省力化の自動構造及び傘を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、傘の技術分野に関し、特に、開閉の省力化の自動構造及び傘に関する。本体ベースと、可動ボタンと、ストッパー組立体と、H型レバーと備えた開閉の省力化の自動構造であって、H型レバーは可動ボタンとストッパー組立体との間に回転可能に設けられる。本発明は、従来の自動傘の手元にあるストッパー組立体を下に移動させることにより、第1バネを手元のより奥まで延ばせ、第1バネの押し縮める程度が小さくなり、同じ長さのバネを下向きに押し縮めるとき、使用者から出される力は減らし、閉傘の省力化の目的を達成し、ストッパー組立体の位置が下に移動すると同時に、元の距離が増加するため、摺動組立体と回転可能なH型レバーを設け、摺動組立体が下に移動すると、H型レバーの回転をトリガーすることで、ストッパー組立体を動かせて、傘の自動開閉を完了する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉の省力化の自動構造であって、
収容室を内設した本体ベースと、
前記本体ベース内に移動自在に設けられ、その上に摺動組立体を設けた可動ボタンと、
前記収容室内に設けられ、前記可動ボタンの下に位置する前記ストッパー組立体と、
前記収容室内に回転可能に設けられ、前記収容室内に設けられた回転軸と、前記回転軸に回転可能に連結された2つのレバーアームとを備え、前記回転軸の上方の前記レバーアーム部分はパワーアームで、前記回転軸の下方の前記レバーアーム部分が抵抗アームであり、前記パワーアーム上にパワーアーム突起部が設けられ、2つの前記パワーアーム突起部は前記摺動組立体に移動自在に当接でき、2つの前記抵抗アームが前記ストッパー組立体に当接するH型レバーと
を備えることを特徴とする、開閉の省力化の自動構造。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記摺動組立体は、スライダバネと、第2摺動溝と、スライダとを備え、前記可動ボタンには第1摺動溝が設けられ、前記スライダ内には前記第1摺動溝と連通する前記第2摺動溝が設けられ、前記スライダバネの一端は前記スライダに連結され、前記スライダバネの他端は前記第2摺動溝及び前記第1摺動溝を貫通して前記可動ボタンと連結し、前記スライダ上に2つのスライダ突起部が設けられ、2つの前記スライダ突起部は前記パワーアーム突起部に移動可能に当接することを特徴とする、請求項1に記載の開閉の省力化の自動構造。
【請求項3】
前記ストッパー組立体は、ストッパーと、ストッパーバネと、U字型ストッパーカバーとを備え、前記ストッパーは前記ストッパーカバーの底部内に移動可能に設けられ、前記ストッパーバネを介して前記本体ベースと連結し、前記ストッパーカバーの頂部はストップアームで、2つの前記ストップアームは前記抵抗アームに当接することを特徴とする、請求項1に記載の開閉の省力化の自動構造。
【請求項4】
前記本体ベース内に前記収容室の延在方向と直交するボタン溝が設けられ、前記可動ボタンは前記ボタン溝内に設けられ、U字金具と、ボダンバネとを備え、前記U字金具は前記ボダンバネを介して前記本体ベースに移動可能に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の開閉の省力化の自動構造。
【請求項5】
前記可動ボタンは、外側ボタンも備え、前記外側ボタンは前記U字金具に連結され、前記収容室外まで延在し、前記第1摺動溝は前記外側ボタンの上に設けられ、前記スライダバネ内にスライダガイドピンも設けられることを特徴とする、請求項4に記載の開閉の省力化の自動構造。
【請求項6】
開閉の省力化の自動傘であって、中棒と、請求項1~5のいずれか一項に記載の開閉の省力化の自動構造を有する手元とを備え、前記中棒内に第1バネ及び弾丸状部材が設けられ、前記弾丸状部材の頂端は前記第1バネ内に設けられ、前記弾丸状部材の底端は前記ストッパーと嵌合できることで、前記中棒を縮めることができることを特徴とする、開閉の省力化の自動傘。
【請求項7】
前記中棒は、内管と、中管と、外管とを備え、前記中管は前記内管を外嵌し、前記外管は前記中管を外嵌し、前記外管上に上ロクロが設けられ、前記外管が下ロクロで外嵌され、前記外管上に楔形ブロックが設けられ、前記可動ボタンは前記楔形ブロックと嵌着し、前記外管が前記摺動組立体に当接することを特徴とする、請求項6に記載の開閉の省力化の自動傘。
【請求項8】
前記第1バネは、前記内管内に設けられることを特徴とする、請求項7に記載の開閉の省力化の自動傘。
【請求項9】
前記上ロクロ内にプーリ組立体が設けられ、前記プーリ組立体は引き紐を備え、前記引き紐の一端は前記上ロクロに連結され、前記引き紐の他端は前記第1バネを通って延び、前記引き紐の他端にフックが設けられ、前記フックは前記ストッパー組立体に係設されることを特徴とする、請求項7に記載の開閉の省力化の自動傘。
【請求項10】
上部受骨と、下部受骨とを備えた親骨も備え、前記上部受骨と前記下部受骨との間に第2バネが設けられることを特徴とする、請求項6に記載の開閉の省力化の自動傘。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、傘の技術分野に関し、特に、開閉の省力化の自動構造及び傘に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の自動開閉傘は、一般的に中棒の内腔に開傘バネを設けて中棒を伸ばす力を与え、各親骨に引張りバネ等の構造を設けて親骨を閉じる力を与えている。開傘は、開傘バネの弾性力を解放して傘を開き、閉傘は親骨の引張りバネの弾性力を解放して傘を閉じ、中棒を縮めるのは開傘のためにエネルギーを蓄えるためであるが、中棒を傘の尾端から押し込む又は下ロクロを引き下げて中棒を縮めるかを問わず必要な力は比較的大きいため、高齢者、子供、及び力の弱い人にとっては非常に不便である。開傘バネの弾性力が強いため、高齢者、子供、及び力の弱い人が使用する場合、一度に中棒を奥まで縮めることができない場合、逆戻りで人を傷つける恐れがある。そのため、開閉を省力化する傘が市場に出回っている。
【0003】
例えば逆戻り防止の自開閉傘は、閉傘の際に中棒を縮める途中で手を離しても逆戻らない。高齢者、子供が使用しても安全上問題はないが、中棒を縮める際に必要な力は軽減されない。
【0004】
さらに例えば、開傘バネが縮んだ後のスペースを増やすため、以前の1本を2本に変更した。開傘、閉傘時、2本のバネはバネ接続スリーブ上で重なることができることで、開傘の力が強くなり、閉傘がより楽になる。ただし構造が複雑で、組み立てコストが高く、組み立てが難しいという不良な欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の他の特徴及び利点は、以下の明細書で説明され、明細書から部分的に明らかになるか、又は本発明を実施することによって理解される。本発明の目的及び他の利点は、明細書、特許請求の範囲、及び明細書の他の図面で特別に指摘された構造を通じて実現及び取得することができる。
【0006】
本発明は、上述の問題点の克服を意図しており、従来の自動傘の手元にあるストッパー組立体を下方に移動させることにより、第1バネを手元のより奥まで延ばせることができ、第1バネの長さが長くなり、押し縮める程度が小さくなり、同じ長さのバネを下向きに押し縮めるとき、使用者から出される力は減らし、閉傘の省力化の目的を達成し、ストッパー組立体の位置が下に移動すると同時に、ストッパー組立体と可動ボタンとの間の距離が増加し、両者間の距離の増加に対応するため、上下に移動できる摺動組立体と回転可能なH型レバーを設け、摺動組立体が下に移動すると、H型レバーの回転をトリガーすることで、ストッパー組立体を動かせて、傘の自動開閉を完了する自動構造及び傘を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、本体ベースと、可動ボタンと、ストッパー組立体と、H型レバーと備えた開閉の省力化の自動構造を提供するものとした。本体ベース内には、収容室が設けられ、可動ボタンは、本体ベース内に移動自在に設けられ、可動ボタン上に摺動組立体が設けられ、ストッパー組立体は、収容室内に設けられ、可動ボタンの下に位置し、H型レバーは、収容室内に回転可能に設けられ、収容室内に設けられた回転軸と、回転軸に回転可能に連結された2つのレバーアームとを備え、回転軸の上方のレバーアーム部分はパワーアームで、回転軸の下方のレバーアーム部分が抵抗アームであり、パワーアーム上にパワーアーム突起部が設けられ、2つのパワーアーム突起部は摺動組立体に移動自在に当接でき、2つの抵抗アームがストッパー組立体に当接する。
【0008】
本発明は、ストッパー組立体の位置を手元の尾部に近づけることにより、第1バネの伸び縮みの長さを大幅に増加することで、押し縮める程度が小さくなり、同じ長さのバネを下向きに押し縮めるとき、使用者から出される力は減らし、閉傘の省力化の目的を達成する。なお、ストッパー組立体の位置が下方に移動するため、ストッパー組立体の上方に位置する摺動組立体とストッパー組立体との距離が長くなり、本発明は摺動組立体とストッパー組立体との間にH型レバーに設けることにより、H型レバーが摺動組立体とストッパー組立体との間に可動連結の役割を果たすことができるようにし、摺動組立体が下に移動すると、H型レバーの回転をトリガーすることで、ストッパー組立体を動かせて、傘の自動開閉を完了する。
【0009】
いくつかの実施形態において、摺動組立体は、スライダバネと、第2摺動溝と、スライダとを備え、可動ボタンには第1摺動溝が設けられ、スライダ内には第1摺動溝と連通する第2摺動溝が設けられ、スライダバネの一端はスライダに連結され、スライダバネの他端は第2摺動溝及び第1摺動溝を貫通して可動ボタンと連結し、スライダ上に2つのスライダ突起部が設けられ、2つのスライダ突起部はパワーアーム突起部に移動可能に当接する。本体ベースは傘の手元に相当し、設けられた収容室は中棒の位置を固定するために用いられ、左右に動く可動ボタンは傘の開閉を制御するために用いられ、傘が閉じた時、下ロクロが摺動組立体に当接し、スライダバネの作用下でスライダを押し下げることができ、スライダの末端にスライダ突起部が設けられ、元の状態でスライダ突起部はH型レバーのパワーアーム上の2つのパワーアーム突起部に当接し、H型レバーにわずかな回転を生じさせ、押し下げプロセスが発生した時、両者の突起部が当接状態から離れ、スライダ突起部が下に移動し、H型レバーが戻る。
【0010】
いくつかの実施形態において、ストッパー組立体は、ストッパーと、ストッパーバネと、U字型ストッパーカバーとを備え、ストッパーはストッパーカバーの底部内に移動可能に設けられ、ストッパーバネを介して本体ベースと連結し、ストッパーカバーの頂部はストップアームで、2つのストップアームは抵抗アームに当接する。ストッパーは、ストッパーバネの作用下で、横方向に移動でき、2つのストップアーム間に自動傘のフックが掛合され、ストップアームの末端は抵抗アームの末端に当接し、抵抗アームが移動すると、ストップアームが押され、ストッパーバネを押し縮め、2つのストップアーム間に固定されていたフックが外され、フックが2つのストップアーム間に再度係入した時、ストッパーバネの設置により、係入過程がスムーズになり、抵抗アームを移動させない。
(【0011】以降は省略されています)
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