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公開番号
2024167065
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2024077691
出願日
2024-05-13
発明の名称
無溶剤接着剤
出願人
三井化学株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
C09J
175/04 20060101AFI20241122BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】優れた接着特性と、優れた初期硬化性とを有する無溶剤接着剤を提供すること。
【解決手段】無溶剤接着剤は、ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分と、活性エネルギー線硬化性成分とを含有する。ポリイソシアネート成分は、イソシアネート基末端プレポリマーを含有する。ポリオール成分は、マクロポリオールを含有する。活性エネルギー線硬化性成分は、活性エネルギー線硬化性プレポリマーを含有する。ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分と、活性エネルギー線硬化性成分との総量に対して、活性エネルギー線硬化性成分の含有割合が、15質量%以上75質量%以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分と、活性エネルギー線硬化性成分とを含有し、
前記ポリイソシアネート成分は、イソシアネート基末端プレポリマーを含有し、
前記ポリオール成分は、マクロポリオールを含有し、
前記活性エネルギー線硬化性成分は、活性エネルギー線硬化性プレポリマーを含有し、
前記ポリイソシアネート成分と、前記ポリオール成分と、前記活性エネルギー線硬化性成分との総量に対して、前記活性エネルギー線硬化性成分の含有割合が、15質量%以上75質量%以下である、無溶剤接着剤。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記イソシアネート基末端プレポリマーは、原料ポリイソシアネートと原料ポリオールとの反応生成物を含有し、
前記原料ポリオールが、ポリエステルポリオールを含有する、請求項1に記載の無溶剤接着剤。
【請求項3】
前記ポリイソシアネート成分の総量に対するイソシアネートモノマーの含有割合が、1.0質量%以下である、請求項1に記載の無溶剤接着剤。
【請求項4】
前記マクロポリオールが、酸変性マクロポリオールを含有する、請求項1に記載の無溶剤接着剤。
【請求項5】
前記ポリイソシアネート成分と、前記ポリオール成分と、前記活性エネルギー線硬化性成分との総量に対して、前記活性エネルギー線硬化性成分の含有割合が、25質量%以上40質量%以下である、請求項1に記載の無溶剤接着剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無溶剤接着剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ラミネート用接着剤を使用して複数のフィルムをラミネートすることにより、ラミネートフィルムが製造されている。ラミネート用接着剤としては、例えば、無溶剤接着剤が知られている。無溶剤接着剤は、溶剤を含有しないため、溶剤系接着剤に比べ、優れた環境性を有する。また、無溶剤接着剤は、溶剤の乾燥処理を必要としないため、溶剤系接着剤に比べ、優れた低コスト性を有する。
【0003】
無溶剤接着剤としては、例えば、無溶剤ポリウレタン接着剤が、提案されている。無溶剤ポリウレタン接着剤は、例えば、ポリオール成分を含有する主剤と、ポリイソシアネート成分を含有する硬化剤とを備えている。主剤および硬化剤は、例えば、使用時に混合される。
【0004】
より具体的には、無溶剤接着剤(無溶剤ポリウレタン接着剤)として、以下に示す2液硬化型無溶剤系接着剤が、提案されている。この2液硬化型無溶剤系接着剤は、主剤および硬化剤を備える。主剤は、末端酸変性ポリエステルポリオールを含有する。硬化剤は、ポリイソシアネートと、3量体とを含有する。上記ポリイソシアネートは、ポリエステルポリオールおよびキシリレンジイソシアネートの反応生成物を含有する。上記3量体は、イソシアネート基の一部をイソブタノールで反応させたヘキサメチレンジイソシアネートの3量体を含有する。主剤および硬化剤は、混合して使用される。このような2液硬化型無溶剤系接着剤は、優れた接着特性を有する(例えば、特許文献1(実施例4)参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-059734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、溶剤不存在下における塗布性が要求されるため、上記の無溶剤接着剤は、比較的低粘度を有するように、調製されている。そのため、2液硬化反応が進行していないラミネート直後の無溶剤接着剤は、流動性を有する。その結果、ラミネートフィルムにおいて、フィルムの位置ずれが発生する場合があり、品質不良が生じる場合がある。
【0007】
そのため、無溶剤系接着剤には、ラミネート直後の接着剤の流動性を抑制するために、初期硬化性の向上が、要求されている。
【0008】
本発明は、優れた接着特性と、優れた初期硬化性とを有する無溶剤接着剤である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分と、活性エネルギー線硬化性成分とを含有し、前記ポリイソシアネート成分は、イソシアネート基末端プレポリマーを含有し、前記ポリオール成分は、マクロポリオールを含有し、前記活性エネルギー線硬化性成分は、活性エネルギー線硬化性プレポリマーを含有し、前記ポリイソシアネート成分と、前記ポリオール成分と、前記活性エネルギー線硬化性成分との総量に対して、前記活性エネルギー線硬化性成分の含有割合が、15質量%以上75質量%以下である、無溶剤接着剤を、含んでいる。
【0010】
本発明[2]は、前記イソシアネート基末端プレポリマーは、原料ポリイソシアネートと原料ポリオールとの反応生成物を含有し、前記原料ポリオールが、ポリエステルポリオールを含有する、上記[1]に記載の無溶剤接着剤を、含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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