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公開番号
2024166934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083371
出願日
2023-05-19
発明の名称
エネルギー応答性組成物の製造方法、エネルギー応答性組成物
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
101/02 20060101AFI20241122BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 配位子にポリマーを用いた場合であっても、量子ドットを高密度に配置することができるエネルギー応答性組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】 エネルギー応答性組成物の製造方法が、所定値以下の比誘電率を呈する溶媒と、複数の炭素を含む主鎖と主鎖より極性を帯びた極性基を有し、溶媒中で自己会合する会合性ポリマーと、を含むポリマー含有液を調製する工程と、エネルギー応答性を有するナノ粒子とポリマー含有液とを接触させ混合液を調製する工程と、を含み、
溶媒の含有量を低減することで混合液からナノ粒子と会合性ポリマーとを含むエネルギー応答性保護粒子を複数含むエネルギー応答性組成物を抽出する工程と、を含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定値以下の比誘電率を呈する溶媒と、複数の炭素を含む主鎖と主鎖より極性を帯びた極性基を有し、溶媒中で自己会合する会合性ポリマーと、を含むポリマー含有液を調製する工程と、
エネルギー応答性を有するナノ粒子とポリマー含有液とを接触させ混合液を調製する工程と、を含み、
溶媒の含有量を低減することで混合液からナノ粒子と会合性ポリマーとを含むエネルギー応答性保護粒子を複数含むエネルギー応答性組成物を抽出する工程と、を含むエネルギー応答性組成物の製造方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
エネルギー応答性組成物を抽出する工程は、複数のエネルギー応答性保護粒子のうち隣接する一対のエネルギー応答性保護粒子は、それぞれが有する会合性ポリマー同士が接することで互いに接し、それぞれが有するナノ粒子同士は離間する請求項1に記載のエネルギー応答性組成物の製造方法。
【請求項3】
エネルギー応答性組成物を抽出する工程は、溶媒を除去する工程を含む請求項1または2に記載のエネルギー応答性組成物の製造方法。
【請求項4】
ナノ粒子は、ペロブスカイト型結晶構造を含む請求項1または2に記載のエネルギー応答性組成物の製造方法。
【請求項5】
エネルギー応答性を有するナノ粒子と、
複数の炭素を含む主鎖と前記主鎖より極性を帯びた極性基を有しナノ粒子に配位する会合性ポリマーと、を有するエネルギー応答性保護粒子を複数含み、
複数のエネルギー応答性保護粒子のうち隣接する一対のエネルギー応答性保護粒子は、それぞれが有する会合性ポリマー同士が接することで互いに接し、それぞれが有するナノ粒子同士は離間するエネルギー応答性組成物。
【請求項6】
ナノ粒子は、ペロブスカイト型結晶構造を含む請求項5に記載のエネルギー応答性組成物。
【請求項7】
配位子は、ナノ粒子が粒子毎に保護されるようにナノ粒子に配位している請求項5または6に記載のエネルギー応答性組成物。
【請求項8】
複数のエネルギー応答性保護粒子は支持面を有する基材に支持されている請求項5または6に記載のエネルギー応答性組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エネルギー応答性組成物の製造方法、エネルギー応答性組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ペロブスカイト型の結晶構造を持つ量子ドットは、分光感度特性において狭い全半値幅を持ち高い色純度を呈するため、有機EL材料や量子ドット発光材料、太陽電池用材料へ適用することが知られている。また、ハロゲンの組成によって、吸収、発光波長を制御できるため、幅広い波長域の光に応答する材料を提供しやすいという利点がある。
【0003】
一方で、ペロブスカイト型の結晶構造を持つ量子ドットは、光、熱、空気、水分などの外部刺激に対して安定性が低いことが知られている。特に、量子ドットが固相で高密度に存在する場合、量子ドット同士が融着しやすい。融着が起きると、量子サイズ効果などの特有の性質が失われ、所望の物性が発現しなくなる。
【0004】
特許文献1では、有機酸塩を含むリガンドと、酸性基を含有するポリマーを用いて外部刺激から保護することで安定性を改善している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-91870
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術を用いることで、量子効率は改善することができる。しかし、特許文献1に記載の技術のように、ポリマーを用いて保護を行うと、ポリマー鎖同士の立体反発によって、量子ドット同士の距離を近づけられなくなる。すると、単位体積当たりの量子ドットの密度が低下し、発光量などの特性が低下するという課題があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、配位子にポリマーを用いた場合であっても、量子ドットを高密度に配置することができるエネルギー応答性組成物の製造方法を提供することを目的とする。また、ポリマーを含み、量子ドットが高密度に配置されているエネルギー応答性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施形態に係るエネルギー応答性組成物の製造方法は、所定値以下の比誘電率を呈する溶媒と、複数の炭素を含む主鎖と主鎖より極性を帯びた極性基を有し、溶媒中で自己会合する会合性ポリマーと、を含むポリマー含有液を調製する工程と、
エネルギー応答性を有するナノ粒子とポリマー含有液(P)とを接触させ混合液を調製する工程と、を含み、
溶媒の含有量を低減することで混合液Rからナノ粒子と会合性ポリマーとを含むエネルギー応答性保護粒子を複数含むエネルギー応答性組成物を抽出する工程と、を含む。
【0009】
また、本発明の実施形態に係るエネルギー応答性組成物は、エネルギー応答性を有するナノ粒子と、
複数の炭素を含む主鎖と主鎖より極性を帯びた極性基、とを有する会合性ポリマーと、を有するエネルギー応答性保護粒子を複数含み、
複数のエネルギー応答性保護粒子のうち隣接する一対のエネルギー応答性保護粒子は、それぞれが有する会合性ポリマー同士が接することで互いに接し、それぞれが有するナノ粒子同士は離間する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、配位子にポリマーを用いた場合であっても、量子ドットを高密度に配置することができるエネルギー応答性組成物の製造方法を提供することができる。また、ポリマーを含み、量子ドットが高密度に配置されているエネルギー応答性組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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