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公開番号
2024166117
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2024077648
出願日
2024-05-13
発明の名称
コンデンサ、電力変換装置およびモータユニット
出願人
ニデックエレシス株式会社
代理人
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20241121BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コンデンサに接続されている電気部品から伝わってきた熱がコンデンサの動作に影響を及ぼすことを抑制する。
【解決手段】コンデンサは、互いに交差する第1の表面S1と第2の表面S2とを有しており、更にはバスバーBSを有しており、このうち、前記バスバーは第1のバスバーBS1を含み、該第1のバスバーは前記第2の表面に沿って延在している第1の延在部BS11を有しており、該第1のバスバーにおける前記第1の表面とは反対の側は第1の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、前記第1の表面上には第1の放熱板P1が設けられており、前記第2の表面上には前記第1の延在部を少なくとも部分的に覆うように第2の放熱板P2が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに交差する第1の表面と第2の表面とを有しており、更にはバスバーを有するコンデンサであって、
前記バスバーは第1のバスバーを含み、該第1のバスバーは前記第2の表面に沿って延在している第1の延在部を有しており、該第1のバスバーにおける前記第1の表面とは反対の側は第1の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、
前記第1の表面上には第1の放熱板が設けられており、
前記第2の表面上には第2の放熱板が設けられ、前記第1の延在部を少なくとも部分的に覆う、
ことを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記コンデンサは、前記第1の表面と交差し且つ前記第2の表面とは異なる第3の表面を更に有しており、
前記バスバーは第2のバスバーを含み、該第2のバスバーは前記第3の表面に沿って延在している第2の延在部を有しており、該第2のバスバーにおける前記第1の表面とは反対の側は第2の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、
前記第3の表面上には第3の放熱板が設けられ、前記第2の延在部を少なくとも部分的に覆う、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記第2の表面と前記第3の表面とが互いに反対方向を向いている、ことを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記バスバーは、前記第1の表面に沿って延在するとともに前記第1のバスバーを前記第2のバスバーに接続する接続部を含み、
前記第1の放熱板は前記接続部を少なくとも部分的に覆う、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項5】
前記第1の放熱板、前記第2の放熱板および前記第3の放熱板はそれぞれ金属板であり、
前記接続部と前記第1の放熱板との間、前記第1のバスバーと前記第2の放熱板との間および前記第2のバスバーと前記第3の放熱板との間にはそれぞれ絶縁層が設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載のコンデンサ。
【請求項6】
前記コンデンサは、樹脂製のケースおよび該ケースの内部に埋設されているコンデンサ素子を有しており、
前記第1の延在部および前記第2の延在部は前記ケースの表面付近に埋設されており、
前記第1の放熱板、前記第2の放熱板および前記第3の放熱板は前記ケースの表面に貼り付けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項7】
前記第2の放熱板および前記第3の放熱板はそれぞれ前記第1の放熱板に接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項8】
前記第1の放熱板は十字状をなしており、
前記第2の放熱板および前記第3の放熱板はそれぞれL字状をなす、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項9】
請求項1に記載のコンデンサと、
前記第1の電気部品である第1のパワーモジュールと、
を備えることを特徴とする電力変換装置。
【請求項10】
請求項2から8のいずれか一項に記載のコンデンサと、
前記第1の電気部品である第1のパワーモジュールと、
前記第2の電気部品である第2のパワーモジュールと
冷却流路部と、を備え
前記第2の放熱板および前記第3の放熱板からの熱を前記第1の放熱板を経て前記冷却流路部に放散する、
ことを特徴とする電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ、該コンデンサを含む電力変換装置および該電力変換装置を含むモータユニットに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コンデンサはコンデンサ素子ユニットとケースとを有しており、コンデンサ素子ユニットはバスバーを有しており、ケースはバスバーの接続端子部を突出させる方式でコンデンサ素子ユニットを収容しており、ケースの1つの側面にはインサート成形により放熱用の金属板が設けられている(例えば特許文献1を参照のこと)。
特許文献1:WO2021/014927A1
上記コンデンサ中では、金属板を設けることで、コンデンサ本体で発生した熱がコンデンサの動作に影響を及ぼすことを抑制できる。
しかし、実際には、バスバーの接続端子部に電気的に接続されているパワーモジュール等の電気部品の熱はバスバーに沿ってコンデンサにも伝わることから、よって、コンデンサは、電気部品から伝わってきた熱により過熱状態となってしまい、正常動作しなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2021/014927A1
【発明の概要】
【0004】
本発明はまさに上記問題に鑑みてなされたものであり、コンデンサに接続されている電気部品から伝わってきた熱がコンデンサの動作に影響を及ぼすことを抑制するのに有利となる、コンデンサ、該コンデンサを含む電力変換装置および該電力変換装置を含むモータユニットを提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本発明では、互いに交差する第1の表面と第2の表面とを有しており、更にはバスバーを有しており、このうち、前記バスバーは第1のバスバーを含み、該第1のバスバーは前記第2の表面に沿って延在している第1の延在部を有しており、該第1のバスバーにおける前記第1の表面とは反対の側は第1の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、前記第1の表面上には第1の放熱板が設けられており、前記第2の表面上には前記第1の延在部を少なくとも部分的に覆うように第2の放熱板が設けられている、コンデンサを提供する。
【0006】
本発明のコンデンサによれば、バスバーは第1のバスバーを含み、該第1のバスバーは第2の表面に沿って延在している第1の延在部を有しており、第1のバスバーにおける第1の表面とは反対の側は第1の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、第1の表面上には第1の放熱板が設けられており、第2の表面上には第1の延在部を少なくとも部分的に覆うように第2の放熱板が設けられていることから、よって、第1の表面側の第1の放熱板がコンデンサ本体で発生した熱を放熱する以外に、更に第2の表面側の第2の放熱板を用いて第1の電気部品から第1のバスバーを経てコンデンサに伝わる熱を放熱できるとともに、コンデンサを2つの方向から放熱して、第1の電気部品から伝わってきた熱がコンデンサの動作に影響を及ぼすことを抑制できる。
【0007】
また、本発明のコンデンサにおいて、好ましくは、前記コンデンサは、前記第1の表面と交差し且つ前記第2の表面とは異なる第3の表面を更に有しており、前記バスバーは第2のバスバーを含み、該第2のバスバーは前記第3の表面に沿って延在している第2の延在部を有しており、該第2のバスバーにおける前記第1の表面とは反対の側は第2の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、前記第3の表面上には前記第2の延在部を少なくとも部分的に覆うように第3の放熱板が設けられている。
【0008】
本発明のコンデンサによれば、コンデンサは、第1の表面と交差し且つ第2の表面とは異なる第3の表面を更に有しており、バスバーは第2のバスバーを含み、該第2のバスバーは第3の表面に沿って延在している第2の延在部を有しており、該第2のバスバーにおける第1の表面とは反対の側は第2の電気部品に電気的に接続するのに用いられ、第3の表面上には第2の延在部を少なくとも部分的に覆うように第3の放熱板が設けられていることから、よって、更に第3の表面側の第3の放熱板を用いて第2の電気部品から第2のバスバーを経てコンデンサに伝わる熱を放熱でき、コンデンサを3つの方向から放熱して、第2の電気部品から伝わってきた熱がコンデンサの動作に影響を及ぼすことを抑制できる。
【0009】
また、本発明のコンデンサにおいて、前記第2の表面と前記第3の表面とが互いに反対方向を向いている、ことが好ましい。
また、本発明のコンデンサにおいて、前記バスバーは、前記第1の表面に沿って延在するとともに前記第1のバスバーを前記第2のバスバーに接続する接続部を含み、前記第1の放熱板が前記接続部を少なくとも部分的に覆うことが好ましい。
本発明のコンデンサによれば、バスバーは、第1の表面に沿って延在するとともに第1のバスバーを第2のバスバーに接続する接続部を含み、第1の放熱板は接続部を少なくとも部分的に覆うことから、よって、コンデンサ本体で発生した熱が接続部を経て第1の放熱板に伝わって放熱しやすくなり、更にコンデンサ本体で発生した熱がコンデンサの動作に影響を及ぼすことを抑制できる。
【0010】
また、本発明のコンデンサにおいて、前記第1の放熱板、前記第2の放熱板および前記第3の放熱板はそれぞれ金属板であり、前記接続部と前記第1の放熱板との間、前記第1のバスバーと前記第2の放熱板との間および前記第2のバスバーと前記第3の放熱板との間にはそれぞれ絶縁層が設けられている、ことが好ましい。
また、本発明のコンデンサにおいて、前記コンデンサは、樹脂製のケースおよび該ケースの内部に埋設されているコンデンサ素子を有しており、前記第1の延在部および前記第2の延在部は前記ケースの表面付近に埋設されており、前記第1の放熱板、前記第2の放熱板および前記第3の放熱板は前記ケースの表面に貼り付けられている、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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