TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024163909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2024097406,2023550604
出願日2024-06-17,2023-05-12
発明の名称衣料
出願人トラタニ株式会社
代理人個人
主分類A41D 27/00 20060101AFI20241115BHJP(衣類)
要約【課題】猫背対策の機能に致命的な悪影響を及ぼさずに息苦しさを改善できる衣料を提供する。
【解決手段】衣料100は、前身頃400と後身頃500と左右の脇線260、270とを含む伸縮性の身頃200であって、着用者の脇の下側において着用者の前面、左右側面及び後面を覆う伸縮性の筒状の身頃200が備えられ、脇の下側に、ウエストWの箇所Dにおける周長よりも短い周長になるように絞り部300が形成されており、絞り部300は、最上部の箇所をA、絞りが最大で周長が最短となる箇所をB、絞りがウエストW側に近づくにつれて周長が増大により広がる外形線の箇所をC、ウエストWの箇所をDとした時、着用者への左右側面の着圧Pr(hPa)がB>Dの関係になるように構成されているとともに、Bの箇所は左右側面が着用者の第6肋骨R6から第10肋骨R10の領域に位置されるように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
衣料であって、
前中心線を境に左右対称となる形状を有する伸縮性の前身頃と、後中心線を境に左右対称となる形状を有する伸縮性の後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを左右で接合している左右の脇線とを含む伸縮性の身頃であって、着用者の脇の下側において着用者の前面、左右側面、及び後面を覆う伸縮性の筒状の身頃が備えられ、
前記脇の下側に、ウエストの箇所における周長よりも短い周長になるように絞り部が形成されており、
前記絞り部は、最上部の箇所をA、絞りが最大で周長が最短となる箇所をB、絞りがウエスト側に近づくにつれて周長が増大により広がる外形線の箇所をC、ウエストの箇所をDとした時、着用者への左右側面の着圧がB>Dの関係になるように構成されているとともに、
前記Bの箇所は左右側面が着用者の第6肋骨から第10肋骨の領域に位置されるように構成されている、ことを特徴とする衣料。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記前身頃は、縦地の目と前記縦地の目と垂直な横地の目とを有する第1の編地であって、前記縦地の目が前記横地の目よりも伸び縮みしにくい第1の編地からなり、前記前中心線と平行に設定された縦地の目線が前記第1の編地の前記縦地の目に一致するように形成され、
前記後身頃は、縦地の目と前記縦地の目と垂直な横地の目とを有する第2の編地であって、前記縦地の目が前記横地の目よりも伸び縮みしにくい第2の編地からなり、後中心線と垂直に設定された縦地の目線が前記第2の編地の縦地の目に一致するように形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の衣料。
【請求項3】
前記Bの箇所における前記左右の脇線は、前記左の脇線が、左の第6肋骨から第10肋骨までの左の5本の肋骨における左端の部位から後内方へ回り込んだ先にある肋骨角までの部位に対応する位置を通過し、前記右の脇線が、右の第6肋骨から第10肋骨までの右の5本の肋骨における右端の部位から後内方へ回り込んだ先にある肋骨角までの部位に対応する位置を通過するように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の衣料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、猫背対策の構成に悪影響を及ぼさずに息苦しさを改善できる衣料に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
本発明の発明者は、猫背対策として、前身頃と後身頃とを含む伸縮性の身頃、伸縮性の左袖および伸縮性の右袖を備え、左袖の背面と右袖の背面との間に、着用者の左右の肩甲骨が互いから離れることを阻む伸縮性の規制部を設け、これによって円背の胸椎を起こして猫背を改善させる衣料の上半身部を提供した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6727639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの開発品は、販売の結果、多くの人々に好評を博している状況にあるが、たとえ猫背対策を施したとしても、胸郭の個人差によっては、改善する余地がまだ残されていることが判明した。
【0005】
すなわち、鋭意研究を進めてみると、猫背対策によって外観上は円背が解消されて正しい姿勢になったように見えても、個人差によっては胸郭、特に肋骨の下部側が正常な状態になっていないことや横隔膜の動きが悪いことがはじめて知見された。このような状態の人は、たとえ正しい姿勢になったように見えても、相変わらず呼吸が浅いままの状態になり息苦しさが残るという問題になることが判明したのである。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、猫背対策を施したものであっても、また、猫背対策を施していないものであっても、息苦しさを改善することができる衣料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、衣料であって、
前中心線を境に左右対称となる形状を有する伸縮性の前身頃と、後中心線を境に左右対称となる形状を有する伸縮性の後身頃と、前記前身頃と前記後身頃とを左右で縫合している左右の脇線とを含む伸縮性の身頃であって、着用者の脇の下側において着用者の前面、左右側面及び後面を覆う伸縮性の筒状の身頃が備えられ、
前記脇の下側に、ウエストの箇所における周長よりも短い周長になるように絞り部が形成されており、
前記絞り部は、最上部の箇所をA、絞りが最大で周長が最短となる箇所をB、絞りがウエスト側に近づくにつれて周長が増大により広がる外形線の箇所をC、ウエストの箇所をDとした時、着用者への左右側面の着圧がB>Dの関係になるように構成されているとともに、
Bの箇所は左右側面が着用者の第6肋骨から第10肋骨の領域に位置されるように構成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、上記のような構成を採用することにより、着用状態では、左右の脇線の部分が前身頃の伸張と後身頃の伸張とで互いに相反する方向へ引っ張られて、この左右の脇線の部分が特に絞り部の箇所において着用者の身体の左右側部に対し強く押し付け(図10の白抜き矢印参照。)、これによって絞り部がBの箇所で異常に左右方向に広がった状態の第6肋骨から第10肋骨を正しい方向に効果的に修正変位させることができる。その結果、猫背対策を施したものであっても、また、猫背対策を施していないものであっても、正しい方向の肋骨の修正により、息苦しさをより効果的に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1に係る衣料の平置き状態での正面図である。
実施形態1に係る衣料の平置き状態での背面図である。
実施形態1に係る衣料の着用状態での正面図である。
実施形態1に係る衣料の着用状態での背面図である。
実施形態1に係る衣料の前身頃の型紙を示す平面図(紙面表面が肌に当接する面)である。
実施形態1に係る衣料の後身頃の型紙を示す展開図(紙面表面が肌に当接する面)である。
図7Aは実施形態1に係る衣料の前身頃を形成する第1の編地の地の目を示す平面図、図7Bは実施形態1に係る衣料の後身頃を形成する第2の編地の地の目を示す平面図である。
標準体型の着用者のウエストWを示す正面図である。
着用者の肋骨Rを示す背面図である。
第6肋骨R6を上側から見た平面図である。
実施形態2に係る衣料の絞り部を示す着用状態での要部正面図である。
実施形態2に係る衣料の絞り部を示す着用状態での要部背面図である。
実施形態2に係る衣料の平置き状態での正面図である。
実施形態2に係る衣料の平置き状態での背面図である。
実施形態2に係る衣料の猫背対策を示す立体形状での平面図である。
実施形態2に係る衣料の縫合前の前身頃の左半部を示す正面図と後身頃の左半部を示す背面図とを並べた図である。
実施形態3に係る衣料の平置き状態での正面図である。
実施形態3に係る衣料の縫合前の左前身頃の正面図と後身頃の左半部を示す背面図とを並べた図である。
実施形態4に係る衣料を示す要部の正面図である。
実施形態5に係る衣料を示す要部の正面図である。
(A)は実施形態6に係る衣料の平置き状態での背面図、(B)は絞り部材の取り付けを示す説明図である。
実施形態6に係る衣料の絞り部材を取り付ける前の元の衣料の平置き状態での背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態1]
以下、本発明の実施形態1に係る衣料100について図1から図10を参照しながら説明する。「平置き」とは、その衣料を平面の上にしわのないように広げて置くことを意味する。この明細書において、上下、左右及び前後の方向は着用者を基準としたものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
下着
1か月前
個人
マスク装着具
20日前
個人
上着背負い紐
3か月前
個人
ボクサーパンツ
8日前
個人
手首穴付き手袋
7日前
個人
健康靴下
6日前
有限会社原電業
指手袋
3日前
個人
花粉防止用保護具
1か月前
個人
かわいいマフラー
1か月前
個人
靴下
29日前
個人
指出し入れ可能手袋
1か月前
個人
和装下着の半衿カバー
7日前
個人
マスク、マスクの製造方法
2か月前
株式会社BUDDY
靴下
2か月前
個人
焼成体
2か月前
イイダ靴下株式会社
靴下
2か月前
個人
セパレート着物
2か月前
株式会社一期一会
足被覆具
27日前
帝人株式会社
耐熱性防護服
3か月前
株式会社KUTO
衣服
3か月前
株式会社からだクリエイト
靴下
29日前
株式会社永冨
男性用下着
1か月前
大王製紙株式会社
マスク
1か月前
田村駒株式会社
スパッツ
3か月前
グンゼ株式会社
カップ付き衣類
6日前
山真製鋸株式会社
冷却衣服
2か月前
株式会社アデランス
かつら
3か月前
株式会社金星
空調衣服
3か月前
株式会社金星
空調衣服
2か月前
個人
衣類の型紙とその型紙で製作した衣類
20日前
テクナード株式会社
介護用手袋
3か月前
株式会社カネカ
植毛鉤針取付支援装置
2か月前
東レ株式会社
多層構造シートおよび繊維製品
2か月前
松下工業株式会社
仕上げテープ
3か月前
株式会社ウインビー
カップを有する衣類
2か月前
株式会社サンエス
冷却衣服
2か月前
続きを見る