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公開番号2024163159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2024148396,2020117908
出願日2024-08-30,2020-07-08
発明の名称防食テープ
出願人MCCアドバンスドモールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類C23F 11/00 20060101AFI20241114BHJP(金属質材料への被覆;金属質材料による材料への被覆;化学的表面処理;金属質材料の拡散処理;真空蒸着,スパッタリング,イオン注入法,または化学蒸着による被覆一般;金属質材料の防食または鉱皮の抑制一般)
要約【課題】施工性に優れ、かつ防食性とその長期耐久性に優れ、また、物理的な外的応力に対してもピンホールや亀裂の発生しにくい鋼材の防食用ラミネートフィルムおよび防食テープを提供する。
【解決手段】金属箔と、該金属箔の少なくとも片面に接着剤を介して積層された高弾性樹脂層とを有する鋼材の防食用ラミネートフィルム。この防食用ラミネートフィルムに、アクリルフォームにアクリル系粘着剤を含浸してなる両面テープを貼り合わせてなる防食テープ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋼材の防食用ラミネートフィルムであって、金属箔と、該金属箔の少なくとも片面に接着剤を介して積層された高弾性樹脂層とを有することを特徴とする防食用ラミネートフィルム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記高弾性樹脂層が、厚み5~50μmで、引張弾性率1500~5000MPaの二軸延伸フィルムからなり、前記金属箔が、厚み6~60μmのアルミ箔である請求項1に記載の防食用ラミネートフィルム。
【請求項3】
前記二軸延伸フィルムが、二軸延伸ポリアミドフィルムである請求項2に記載の防食用ラミネートフィルム。
【請求項4】
更に低弾性樹脂層を有する請求項1~3のいずれかに記載の防食用ラミネートフィルム。
【請求項5】
前記高弾性樹脂層の前記金属箔とは反対側の面に前記低弾性樹脂層を有する請求項4に記載の防食用ラミネートフィルム。
【請求項6】
前記低弾性樹脂層は、ポリエチレン樹脂を主成分とし、MFRが0.1~20g/10minで、密度が0.91~0.960g/cm

で、引張弾性率が100MPa以上1500MPa未満である請求項4または5に記載の防食用ラミネートフィルム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の防食用ラミネートフィルムに、両面テープを貼り合わせてなることを特徴とする防食テープ。
【請求項8】
請求項1~6のいずれかに記載の防食用ラミネートフィルムに、アクリルフォームにアクリル系粘着剤を含浸してなる両面テープを貼り合わせてなることを特徴とする防食テープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼材の防食用材料に関し、詳しくは、構造物等の構成部材として使用される鋼材の表面に貼り付ける防食用ラミネートフィルムおよび防食テープに関するものである。より具体的には 建築物、海洋構造物、鉄塔、高架水槽、タンク、水門、橋梁、プラント等の各種構造物に使用される鋼材の腐食防止に好適に用いられる防食用ラミネートフィルムおよび防食テープに関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
建築物、海洋構造物、鉄塔、高架水槽、タンク、水門、橋梁、プラント等の構成部材として使用される鋼材には、用途、目的に応じて、炭素含有量や熱処理の方法などにより、強度、耐食性、耐熱性、磁気特性、熱膨張率等が調整され、様々な種類のものが使用されている。
【0003】
このような鋼材は、屋内外でそのままで放置された場合、腐食により赤錆や黄褐色の浮き錆等を生じ、景観を損なうばかりではなく、腐食による肉厚減少に起因した構造物としての強度が低下し、著しい場合には破損に到る問題がある。
【0004】
従来、このような鋼材の経時腐食の対策としては、特許文献1のように防食または防錆機能を付与した塗装を施すことが一般的であった。
【0005】
一方、特許文献2、3には、樹脂層あるいは金属層からなる防水性フィルムを粘着剤を介して鋼材の表面に貼ることで防食性を付与することが提案されている。
【0006】
例えば特許文献2には、透水率の低い材料、例えばブチルゴム等のゴム材料、アクリル、シリコーン、ポリエチレン、エポキシ、ウレタン等の樹脂材料よりなる基材に、天然ゴム、スチレンーブタジエンゴム、ブチルゴム、アクリルゴムなどを主成分とする粘着剤を塗布した防水性粘着テープが記載され、この防水性粘着テープの膜厚は0.1~2.0mm、粘着力として1kg・cm以上、吸水率は1.0%以下のものが好ましいとされている。
【0007】
特許文献3には、ポリ塩化ビニルよりなる樹脂層の内部または表面に弾力性を付与する繊維層または金属層を配置した樹脂シートを、鋼材の表面に接着剤を塗布して貼り付けることで鋼材を防食する方法が記載されている。
【0008】
特許文献4には、無機物を蒸着した蒸着ベースフィルム層を有する重防食被覆鋼材が記載されている。
【0009】
特許文献5には、鋼材表面に腐食部を覆うように金属箔を貼付する工程を含む鋼材補修方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2004-97945号公報
特開2001-81800号公報
特開2013-71267号公報
特開2005-262787号公報
特開2020-33730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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