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公開番号2024161668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076517
出願日2023-05-08
発明の名称シザーアーム骨折りたたみ傘
出願人有限会社バイタルメディア
代理人
主分類A45B 19/12 20060101AFI20241113BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】本発明は、折りたたみ傘に関して、使用後に濡れた傘生地をたたまずに収納でき、折りたたみ時には収納ケースに変形し、傘全体が収納されるシザーアーム骨折りたたみ傘を提供する。
【解決手段】シザーアームを折りたたみ骨とし、前記シザーアームをシザーアーム中心軸骨17とし、前記シザーアーム中心軸骨17に接合したシザーアーム分岐骨3とシザーアーム分岐枝骨4で形成した多数本シザーアームを折りたたみ骨とし、前記多数本シザーアームにより収納時に傘生地8の縁が波状にたたまれ、前記傘生地をたたむ動作が不要になり、前記シザーアーム中心軸骨17先端に収納ケース側面板13を接着させ、上ろくろ5が天面、下ろくろ6が底面、前記収納ケース側面板13が側面となることにより、折りたたみ時に収納ケースとなり、傘全体を収納することができる。
【選択図】図8

特許請求の範囲【請求項1】
上ろくろと、
下ろくろと、
中棒と、
複数の構造棒とを備え、
前記1本の構造棒を前記2本の構造棒で挟み込むように接合部品で十字枢着させて形成した単位をユニットとし、前記ユニットを複数列状に枢着させて伸縮するシザーアームを構成し、
前記シザーアームの一端を前記上ろくろと前記下ろくろに枢着し、
前記シザーアームの他端ユニット先端の前記2本の構造棒と前記1本の構造棒とを互いに異なる長さとし、
前記シザーアームに傘生地を接着させ、折りたたみ傘となることを特徴とするシザーアーム骨折りたたみ傘。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記シザーアームを中心軸骨とし、前記中心軸骨に、複数のシザーアームを接合部品にて前記中心軸骨に対して分岐するように接合させ、前記中心軸骨の伸縮に前記分岐接合したシザーアームが連動して伸縮することを特徴とする請求項1に記載のシザーアーム骨折りたたみ傘。
【請求項3】
前記シザーアームの他端ユニット先端の長くした構造棒に、収納ケース側面となる板を接合し、
前記上ろくろが天面となり、
前記下ろくろが底面となり、
前記板が側面となり、
折りたたみ時に収納ケースとなり、
傘全体を収納することを特徴とする請求項1又は2に記載のシザーアーム骨折りたたみ傘。
【請求項4】
前記シザーアームの他端ユニット先端の前記2本の構造棒を前記1本の構造棒より長くし、前記2本の構造棒の代わりに収納ケース側面となる平板とし、
前記上ろくろが天面となり、
前記下ろくろが底面となり、
前記平板が側面となり、
折りたたみ時に収納ケースとなり、
傘全体を収納することを特徴とする請求項1又は2に記載のシザーアーム骨折りたたみ傘。
【請求項5】
傘の中心軸骨の先端構造棒に、複数の補助棒をそれぞれの先端の間隔を設けるよう接合部品にて接合したこと特徴とする折りたたみ傘。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シザーアーム骨折りたたみ傘に関する。特にはシザーアームを折りたたみ骨とした折りたたみ傘で、前記シザーアームを中心軸骨とし、前記シザーアーム中心軸骨に接合したシザーアーム分岐骨とシザーアーム分岐枝骨で形成した多数本シザーアームを折りたたみ骨とし、前記多数本シザーアームにより収納時に傘生地の縁が波状にたたまれ、前記シザーアーム中心軸骨先端に収納ケース側面板を接着させることにより折りたたみ時に収納ケースとなり、前記傘生地の縁の弛みがなくなることで前記傘生地をたたむ動作が不要になり、傘全体が収納されるシザーアーム骨折りたたみ傘に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に既存している折りたたみ傘の折りたたみ骨は、元親骨と先親骨を先だぼで枢着させて、前記元親骨と前記先親骨を合わせるようにたたむ関節型であり、強度や設計等の問題で関節の数に限りがあったため、関節間の寸法が長くなり、収納時に於ける縦の寸法が長くなるデメリットがあった。一般的には3関節から4関節が主流である。折りたたみ後は、生地の縁が弛むため、傘生地を綺麗に巻きまわししないと傘カバー等への収納が困難であるとともに、手が濡れるという煩わしさがあった。
【0003】
従来、傘生地の弛み部分の巻き回しに於いて、親骨間の傘生地の縁部分に湾曲状の部品を接着させて前記傘生地の中央位置にプリーツ機能を持たせ、前記プリーツと前記湾曲状の部品にて傘を閉じた際に中棒方向に前記傘生地が折りたたまれるという長傘が提案されている。(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-312609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の提案では、長傘に特化しており、弾力性の部品と生地の折り目となるプリーツが必要になり、特に前記弾力性部品により張力が働き、傘を広げる際に負荷がかかることや最終的には巻き紐で巻き回すという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、シザーアーム中心軸骨を形成し、前記シザーアーム中心軸骨から別のシザーアームを分岐接合させ形成した多数本シザーアームを折りたたみ骨とし、傘生地の弛み部分を波状に折りたたませる、あるいは生地たたみ補助棒を前記シザーアーム中心軸骨や既存の折りたたみ骨先端部位に接合させて形成し折りたたみ骨とし、前記傘生地の縁を波状に折りたたませるシザーアーム骨折りたたみ傘を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために、以下に記載の1)から4)の手段よりなる。
すなわち、
1)上ろくろと、
下ろくろと、
中棒と、
複数の構造棒とを備え、
前記1本の構造棒を前記2本の構造棒で挟み込むように接合部品で十字枢着させて形成した単位をユニットとし、前記ユニットを複数列状に枢着させて伸縮するシザーアームを構成し、
前記シザーアームの一端を前記上ろくろと前記下ろくろに枢着し、
前記シザーアームの他端ユニット先端の前記2本の構造棒と前記1本の構造棒とを互いに異なる長さとし、
前記シザーアームに傘生地を接着させ、折りたたみ傘となることを特徴とするシザーアーム骨折りたたみ傘。
2)
前記シザーアームを中心軸骨とし、前記中心軸骨に、複数のシザーアームを接合部品にて前記中心軸骨に対して分岐するように接合させ、前記中心軸骨の伸縮に前記分岐接合したシザーアームが連動して伸縮することを特徴とする1)に記載のシザーアーム骨折りたたみ傘。
3)
前記シザーアームの他端ユニット先端の長くした構造棒に、収納ケース側面となる板を接合し、
前記上ろくろが天面となり、
前記下ろくろが底面となり、
前記板が側面となり、
折りたたみ時に収納ケースとなり、
傘全体を収納することを特徴とする1)又は2)に記載のシザーアーム骨折りたたみ傘。
4)
前記シザーアームの他端ユニット先端の前記2本の構造棒を前記1本の構造棒より長くし、前記2本の構造棒の代わりに収納ケース側面となる平板とし、
前記上ろくろが天面となり、
前記下ろくろが底面となり、
前記平板が側面となり、
折りたたみ時に収納ケースとなり、
傘全体を収納することを特徴とする1)又は2)に記載のシザーアーム骨折りたたみ傘。
5)
傘の中心軸骨の先端構造棒に、複数の補助棒をそれぞれの先端の間隔を設けるよう接合部品にて接合したこと特徴とする折りたたみ傘。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、シザーアームを傘の折りたたみ骨として構成することにより、前記折りたたみ骨の関節の数や構造棒の寸法が自由に設計でき、収納時に於ける縦の寸法を短くすることができる。多数本シザーアームを折りたたみ骨として構成することやシザーアーム中心軸骨あるいは既存の折りたたみ傘骨の先端構造棒に生地たたみ補助棒を複数本接合させることにより、折りたたんだ際に傘生地の縁が弛まずに波状にたたむことができるため、前記傘生地のたたむ動作が不要になる。前記多数本シザーアームの前記シザーアーム中心軸骨の構造棒先端に収納ケース側面板を接着させ、前記収納ケース側面板を収納ケース側面とし、上ろくろが収納ケースの天面、下ろくろが収納ケースの底面となり、折りたたみ時に収納ケースとなり、持ち運びが便利になるシザーアーム骨折りたたみ傘を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
シザーアーム中心軸骨の斜視図である。
先端が斜め下向きとなるシザーアーム中心軸骨に傘生地を接着した側面図である。
先端が斜め上向きとなるシザーアーム中心軸骨に傘生地を接着した側面図である。
シザーアーム中心軸骨を6本の折りたたみ骨にした傘の全体図である。
中心軸骨にシザーアーム連動分岐骨を接合した多数本シザーアームの斜視図(a) 及び接合部分の拡大図(b)である。
図5の多数本シザーアームにシザーアーム分岐枝骨を接合した多数本シザーアー ムの斜視図である。
シザーアーム中心軸骨の先端のシザーアーム側面構造棒に多角形板を接着した多 数本シザーアームの斜視図である。
多角形板付き多数本シザーアームを4本の折りたたみ骨とした傘の斜視図である。
多角形板付き多数本シザーアームを6本の折りたたみ骨とした傘の斜視図である。
シザーアーム中心軸骨の先端のシザーアーム側面構造棒を平板とし、幅寸法を 大きくしたシザーアームの斜視図である。
多数本シザーアームをたたんだ際に収納ケースとなる斜視図である。
折りたたみ後の多数本シザーアームの正面図である。
多数本シザーアーム折りたたみ後の傘生地の正面図である。
シザーアームの先端構造棒に生地たたみ補助棒を付けた斜視図である。
一般的既存折りたたみ傘骨の先端棒に生地たたみ補助棒を付けた斜視図である。
一般的既存折りたたみ傘骨の先端棒に生地たたみ補助棒を付け、更に可動するように補助棒を前記生地たたみ補助棒に枢着させ、傘を広げた状態の一部分を上から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るシザーアーム骨収納式折りたたみ傘を得るための好適な実施形態について説明するが、本発明はこれに拘束されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16は、本実施の形態に係る傘を開いたとき及び収納したとき、シザーアーム折りたたみ骨や傘生地、収納ケースの状態等を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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