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公開番号2024157747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072289
出願日2023-04-26
発明の名称レベルシフタ、電源制御装置、スイッチング電源
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02M 3/28 20060101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】低消費電力で信号遅延の小さいレベルシフタを提供する。
【解決手段】レベルシフタ100は、入力信号S1が第1論理レベルから第2論理レベルに切り替わるときに出力信号LVSを第3論理レベルから第4論理レベルに切り替えるための第1駆動電流Id1を一時的に増大させる第1駆動電流生成回路110と、入力信号S1が第2論理レベルから第1論理レベルに切り替わるときに出力信号LVSを第4論理レベルから第3論理レベルに切り替えるための第2駆動電流Id2を一時的に増大させる第2駆動電流生成回路120とを備える。第1駆動電流生成回路110は、出力信号LVSを第3論理レベルから第4論理レベルに切り替えるときに第1駆動電流Id1を第1電流値IHとし、出力信号LVSを第4論理レベルに固定するときに第1駆動電流Id1を第1電流値IHよりも小さい第2電流値IL(=Iref)に引き下げる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに切り替わるときに出力信号を第3論理レベルから第4論理レベルに切り替えるための第1駆動電流を一時的に増大させるように構成された第1駆動電流生成回路と、
前記入力信号が前記第2論理レベルから前記第1論理レベルに切り替わるときに前記出力信号を前記第4論理レベルから前記第3論理レベルに切り替えるための第2駆動電流を一時的に増大させるように構成された第2駆動電流生成回路と、
を備え、
前記第1駆動電流生成回路は、前記出力信号を前記第3論理レベルから前記第4論理レベルに切り替えるときに前記第1駆動電流を第1電流値とし、前記出力信号を前記第4論理レベルに固定するときに前記第1駆動電流を前記第1電流値よりも小さい第2電流値に引き下げる、レベルシフタ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記入力信号は、第1上側電圧と第1下側電圧との間でパルス駆動される信号であり、
前記出力信号は、第2上側電圧と第2下側電圧との間でパルス駆動される信号である、請求項1に記載のレベルシフタ。
【請求項3】
前記第1駆動電流生成回路は、
前記入力信号が前記第1論理レベルから前記第2論理レベルに切り替わるときに第1ワンショットパルス信号を生成するように構成された第1ワンショット回路と、
前記第2上側電圧の印加端と前記第1下側電圧の印加端との間に接続されており前記入力信号に応じて前記第1駆動電流を駆動するように構成された第1トランジスタと、
前記第1トランジスタと前記第1下側電圧の印加端との間に接続されており前記第1ワンショットパルス信号に応じてオン/オフされるように構成された第2トランジスタと、
前記第1トランジスタと前記下側電圧の印加端との間に接続されており前記第2電流値の基準電流を生成するように構成された基準電流生成回路と、
を含む、請求項2に記載のレベルシフタ。
【請求項4】
前記第2駆動電流生成回路は、
前記入力信号が前記第2論理レベルから前記第1論理レベルに切り替わるときに第2ワンショットパルス信号を生成するように構成された第2ワンショット回路と、
前記第2上側電圧の印加端と前記第1下側電圧の印加端との間に接続されており前記第2ワンショットパルス信号に応じて前記第2駆動電流を駆動するように構成された第3トランジスタと、
を含む、請求項3に記載のレベルシフタ。
【請求項5】
前記第1トランジスタ及び前記第3トランジスタは、いずれも前記第2上側電圧と前記第1下側電圧との電圧差に耐え得る素子である、請求項4に記載のレベルシフタ。
【請求項6】
前記第2上側電圧の印加端と前記第1トランジスタとの間に接続される抵抗をさらに備える、請求項3に記載のレベルシフタ。
【請求項7】
前記第2下側電圧の印加端と前記第1トランジスタとの間に接続されるダイオードをさらに備える、請求項3に記載のレベルシフタ。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のレベルシフタと、
前記レベルシフタから出力される前記出力信号に応じてスイッチング電源のスイッチ出力段を駆動するように構成されたドライバと、
を備える電源制御装置。
【請求項9】
請求項8に記載の電源制御装置と、
入力電圧から出力電圧を生成するように構成された前記スイッチ出力段と、
を備える、スイッチング電源。
【請求項10】
前記入力電圧は、商用交流電圧を整流して生成される直流電圧である、請求項9に記載のスイッチング電源。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レベルシフタ、電源制御装置及びスイッチング電源に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、レベルシフタは、様々なアプリケーションで利用されている。
【0003】
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-162311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来のレベルシフタは、消費電力及び信号遅延について改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例えば、本開示に係るレベルシフタは、入力信号が第1論理レベルから第2論理レベルに切り替わるときに出力信号を第3論理レベルから第4論理レベルに切り替えるための第1駆動電流を一時的に増大させるように構成された第1駆動電流生成回路と、前記入力信号が前記第2論理レベルから前記第1論理レベルに切り替わるときに前記出力信号を前記第4論理レベルから前記第3論理レベルに切り替えるための第2駆動電流を一時的に増大させるように構成された第2駆動電流生成回路とを備え、前記第1駆動電流生成回路は、前記出力信号を前記第3論理レベルから前記第4論理レベルに切り替えるときに前記第1駆動電流を第1電流値とし、前記出力信号を前記第4論理レベルに固定するときに前記第1駆動電流を前記第1電流値よりも小さい第2電流値に引き下げる。
【0007】
なお、その他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く発明を実施するための形態及びこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、低消費電力で信号遅延の小さいレベルシフタ、並びに、これを用いた電源制御装置及びスイッチング電源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、スイッチング電源の第1実施形態を示す図である。
図2は、第1実施形態におけるレベルシフタの動作例を示す図である。
図3は、スイッチング電源の第2実施形態を示す図である。
図4は、第2実施形態におけるレベルシフタの動作例を示す図である。
図5は、スイッチング周波数と消費電力との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<スイッチング電源(第1実施形態)>
図1は、スイッチング電源の第1実施形態(=後出の第2実施形態と対比される比較例に相当)を示す図である。本実施形態のスイッチング電源Aは、入力電圧VBUSから所望の出力電圧VOUTを生成する絶縁型のDC/DCコンバータである。本図に即して述べると、スイッチング電源Aは、電源制御装置1と、スイッチ出力段2と、コントローラ3と、ブートストラップ回路4と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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