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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024155267
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069858
出願日
2023-04-21
発明の名称
サルコペニア予防及び/又は治療用医薬組成物、サルコペニア予防及び/又は治療剤、並びにサルコペニアの予防及び/又は治療方法
出願人
国立大学法人秋田大学
,
個人
,
国立大学法人東海国立大学機構
,
学校法人藤田学園
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
A61K
31/4418 20060101AFI20241024BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】IMATの蓄積を阻害し、サルコペニアの予防及び/又は治療に臨床応用できる医薬組成物及び剤を提供する。
【解決手段】サルコペニア予防及び/又は治療用医薬組成物が、式(I)で表される化合物又はその医薬上許容される塩である化合物を有効成分とし、Wは窒素原子又はCR
1
を、R
1
は、ハロゲン原子、シアノ基、又はニトロ基を意味し、Zは特定の官能基である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(I)で表される化合物、又はその医薬上許容される塩である化合物を有効成分とし、
Wは窒素原子又はCR
1
を、R
1
は、ハロゲン原子、シアノ基、又はニトロ基を意味し、Zは、下記一般式(V1)、下記一般式(V2)、又は下記一般式(Y1)で表される基であり、
TIFF
2024155267000016.tif
62
157
TIFF
2024155267000017.tif
62
146
Aは置換されていてもよいアリール基を意味し、R
2
は、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、又は置換されていてもよいアリール基を意味し、R
3
は、水素原子、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数4~8のシクロアルキルメチル基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキルスルファニル基、置換されていてもよいフェニルスルファニル基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいフェニルスルフィニル基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキルスルホニル基、置換されていてもよいフェニルスルホニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいアロイル基、又は置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基を意味し、R
4
、R
5
は、それぞれ独立して水素原子、水酸基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、COOR
6
、CONR
7
R
8
、又は置換されていてもよいアリール基を意味し、R
6
は、水素原子又は置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基を意味し、R
7
、R
8
は、それぞれ独立して水素原子、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3~7のシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、又は-(CH
2
)n-NR
9
R
10
を意味するか、或いはR
7
とR
8
と付け根の窒素原子と共に又は更に他の窒素原子若しくは酸素原子と共に形成する5~6員の複素環を意味し、nは1~3の整数を意味し、R
9
、R
10
は、R
9
とR
10
と付け根の窒素原子と共に又は更に他の窒素原子若しくは酸素原子と共に形成する5~6員の複素環を意味する、サルコペニア予防及び/又は治療用医薬組成物。
続きを表示(約 2,500 文字)
【請求項2】
下記式(I)で表される化合物、又はその医薬上許容される塩である化合物を有効成分とし、
Wは窒素原子又はCR
1
を、R
1
は、ハロゲン原子、シアノ基、又はニトロ基を意味し、Zは、下記一般式(V1)、下記一般式(V2)、又は下記一般式(Y1)で表される基であり、
TIFF
2024155267000018.tif
62
157
TIFF
2024155267000019.tif
62
146
Aは置換されていてもよいアリール基を意味し、R
2
は、水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、又は置換されていてもよいアリール基を意味し、R
3
は、水素原子、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数4~8のシクロアルキルメチル基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキルスルファニル基、置換されていてもよいフェニルスルファニル基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキルスルフィニル基、置換されていてもよいフェニルスルフィニル基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキルスルホニル基、置換されていてもよいフェニルスルホニル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、置換されていてもよいアロイル基、又は置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニル基を意味し、R
4
、R
5
は、それぞれ独立して水素原子、水酸基、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、COOR
6
、CONR
7
R
8
、又は置換されていてもよいアリール基を意味し、R
6
は、水素原子又は置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基を意味し、R
7
、R
8
は、それぞれ独立して水素原子、置換されていてもよい炭素数1~6のアルキル基、置換されていてもよい炭素数3~7のシクロアルキル基、置換されていてもよいアリール基、置換されていてもよいアラルキル基、又は-(CH
2
)n-NR
9
R
10
を意味するか、或いはR
7
とR
8
と付け根の窒素原子と共に又は更に他の窒素原子若しくは酸素原子と共に形成する5~6員の複素環を意味し、nは1~3の整数を意味し、R
9
、R
10
は、R
9
とR
10
と付け根の窒素原子と共に又は更に他の窒素原子若しくは酸素原子と共に形成する5~6員の複素環を意味する、サルコペニア予防及び/又は治療剤。
【請求項3】
請求項1に記載された医薬組成物、又は請求項2に記載された剤において、前記一般式(I)で表される化合物、又はその医薬上許容される塩である化合物が、下記一般式(II)で表される化合物又はその医薬上許容される塩であり、
TIFF
2024155267000020.tif
51
132
Wは前記一般式(I)と同義であり、Vは前記一般式(V1)又は前記一般式(V2)で表される基を意味する、医薬組成物又は剤。
【請求項4】
請求項3に記載された医薬組成物又は剤において、前記一般式(II)中のVが下記一般式(V3)又は下記一般式(V4)で表され、
TIFF
2024155267000021.tif
84
154
当該一般式(V3)及び(V1)のすべての記号は、前記一般式(V1)及び前記一般式(V2)の記号と同義である、医薬組成物又は剤。
【請求項5】
請求項4に記載された医薬組成物又は剤において、前記一般式(V3)及び一般式(V4)のAは置換されていてもよいフェニル基である、医薬組成物又は剤。
【請求項6】
請求項5に記載された医薬組成物又は剤において、前記一般式(II)中のWはCR
1
であり、R
1
はハロゲン原子又はシアノ基である、医薬組成物又は剤。
【請求項7】
請求項5に記載された医薬組成物又は剤において、前記一般式(II)中のVが一般式(V3)であり、R
2
が水素原子、置換されていてもよい炭素数1~3のアルキル基、又は置換されていてもよいフェニル基である、医薬組成物又は剤。
【請求項8】
請求項1に記載された医薬組成物、又は請求項2に記載された剤において、前記一般式(I)で表される化合物、又はその医薬上許容される塩である化合物が、下記一般式(III)で表される化合物又はその医薬上許容される塩であり、
TIFF
2024155267000022.tif
62
168
当該一般式(III)中のWは前記一般式(I)中のWと同義であり、Yは前記一般式(Y1)で表される基を意味する、医薬組成物又は剤。
【請求項9】
請求項8に記載された医薬組成物又は剤において、前記一般式(I)中のYが下記一般式(Y2)で表される基であり、
TIFF
2024155267000023.tif
89
124
当該一般式(Y2)中のすべての記号が前記一般式(Y1)中の記号と同義である、医薬組成物又は剤。
【請求項10】
請求項9に記載された医薬組成物又は剤において、前記一般式(Y2)中のR
4
及びR
5
はともに水素原子又は置換されていてもよい炭素数1~3のアルキル基である、医薬組成物又は剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サルコペニア予防及び/又は治療用医薬組成物、サルコペニア予防及び/又は治療剤、並びにサルコペニアの予防及び/又は治療方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
サルコペニアは加齢による骨格筋量の減少と、筋力あるいは身体機能の低下と定義される。サルコペニアの病態形成の一つの原因は筋線維間脂肪(IMAT)であり、IMATの増加の制御によるサルコペニアの予防及び/又は治療の可能性が近年指摘されている。
【0003】
一方、特許文献1には、消化管ホルモンの1種であるGastric inhibitory polypeptide又はGlucose-dependent insulinotropic polypeptide(GIP)とGIP受容体の結合を阻害する特定の化合物の、肥満、インスリン抵抗性、又は肝臓への脂質蓄積の予防又は改善剤への応用が開示されている。前記化合物が、in vitroでGIPとGIP受容体の結合を阻害することは確認された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2009/148004号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている前記化合物がIMATの蓄積を阻害し、サルコペニアの予防及び/又は治療に臨床応用できるか、in vivoで確認されていなかった。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、IMATの蓄積を阻害し、サルコペニアの予防及び/又は治療に臨床応用できる医薬組成物及び剤を提供することである。さらに本発明が解決しようとする別の課題は、IMATの蓄積が阻害されるサルコペニアの予防及び/又は治療方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題に鑑み検討を重ね、特許文献1に開示されている前記化合物がIMATの蓄積を阻害し、サルコペニアの予防及び/又は治療に臨床応用できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づき完成されるに至ったものである。
【0008】
本発明は、下記一般式(I)で表される化合物、又はその医薬上許容される塩である化合物を有効成分とし、Wは窒素原子又はCR
1
を、R
1
は、ハロゲン原子、シアノ基、又はニトロ基を意味し、Zは、下記一般式(V1)、下記一般式(V2)、又は下記一般式(Y1)で表される基であり、
【0009】
TIFF
2024155267000001.tif
62
157
【0010】
TIFF
2024155267000002.tif
62
146
(【0011】以降は省略されています)
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